今週の「ANAトクたびマイル」はどこ?予約方法から注意点、メリット、デメリットを解説!
「トクたびマイル」はANA国内線特典航空券を通常よりも少ないマイル数で予約できるキャンペーンです。片道で3,000マイル、往復なら6,000マイルを節約することができます。ANAマイルの活用方法としてはトップレベルのお得さです。一方で、直前予約が前提となっており注意点も多くなっています。当記事では、スケジュールからお得度、予約方法、メリット、デメリットまで詳しく紹介していきます。
更新履歴(2024年10月9日):最新情報に更新しました。
目次
今週の「ANAトクたびマイル」はどこ?
今週の「ANAトクたびマイル」の対象路線と必要マイル数
今週の「ANAトクたびマイル」の対象路線と必要マイル数は以下になります。
<予約発券と搭乗期間>
- 予約発券期間:2024年10月9日(水)から10月15日(火)まで
- 対象搭乗期間:2024年10月10日(木)から10月16日(水)まで
「ANAトクたびマイル」では、通常よりも「片道3,000マイル」少ないマイル数でANA国内線特典航空券を利用することができます。
往復(2区画)で利用すれば合計6,000マイルの節約になりますね。
<3,000マイル区間>
東京(羽田) | 秋田 |
|| | 庄内 |
|| | 八丈島 |
|| | 大阪(伊丹) |
東京(成田) | 名古屋(中部) |
大阪(伊丹) | 松山 |
|| | 福岡 |
|| | 宮崎 |
中部(名古屋) | 松山 |
札幌(千歳) | 女満別 |
|| | 釧路 |
|| | 青森 |
福岡 | 五島福江 |
沖縄(那覇) | 宮古 |
<4,500マイル区間>
東京(羽田) | 大館能代 |
|| | 広島 |
|| | 岩国 |
|| | 鳥取 |
|| | 萩・石見 |
|| | 徳島 |
|| | 高松 |
|| | 佐賀 |
|| | 大分 |
大阪(伊丹) | 鹿児島 |
大阪(関西) | 札幌(千歳) |
名古屋(中部) | 福岡 |
|| | 宮崎 |
|| | 鹿児島 |
札幌(千歳) | 静岡 |
福岡 | 沖縄(那覇) |
ANAトクたびマイルとは
ANA国内線特典航空券を通常よりも少ないマイルで利用できるキャンペーン
「トクたびマイル」はANAが提供しているキャンペーンです。
予約期間や対象路線が限られている代わりに通常よりも少ないマイル数(=片道3,000マイル減)で国内線特典航空券を利用することができます。
ライバルであるJALの「どこかにマイル」に対抗して生まれたと言われてます。
キャンペーンといっても期間限定ということはなく、無期限で毎週実施しています。
ANA公式サイトでは以下のように紹介されています。
今週のトクたびマイルは通常よりも少ないマイルでおトクに旅が出来るウェブサイト限定サービスです。
思い立ったとき、おトクにふらっと旅に行きたい、あなたのその気持ちをANAが後押しします!
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ANAトクたびマイルのお得度
片道(1区画ごと)に3,000マイル減で最低3,000マイルから利用可能
ANA国内線特典航空券の必要マイル数は、区間距離とシーズン(時期)によって変動する仕組みとなっています。具体的には以下になります。
ANAトクたびマイルを利用した場合は、この必要マイル数から「3,000マイル減」したマイル数でANA国内線特典航空券を予約することができます。
<ANA国内線特典航空券のマイルチャート>
マイレージ(1区間) | L(ローシーズン) | R(レギュラーシーズン) | H(ハイシーズン) |
---|---|---|---|
0~300マイル区間 | 5,000 | 6,000 | 7,500 |
301~800マイル区間 | 6,000 | 7,500 | 9,000 |
801~1,000マイル区間 | 7,000 | 9,000 | 10,500 |
1,001~2,000マイル区間 | 8,500 | 10,000 | 11,500 |
ただし、ANAトクたびマイルの必要マイル数は3,000マイルからと定められています。そのため、割引後の必要マイル数が3,000マイルを下回る場合は、3,000マイルが必要マイル数となります。
<ANAトクたびマイルでの必要マイル数>
マイレージ(1区間) | L(ローシーズン) | R(レギュラーシーズン) | H(ハイシーズン) |
---|---|---|---|
0~300マイル区間 | 3,000 | 3,000 | 4,500 |
301~800マイル区間 | 3,000 | 4,500 | 6,000 |
801~1,000マイル区間 | 4,000 | 6,000 | 7,500 |
1,001~2,000マイル区間 | 5,500 | 7,000 | 8,500 |
2024年以降のシーズンチャートは以下なります。
<L(ローシーズン)>
2024年 | 1/11~2/29、4/4~4/24、12/1~12/25 |
---|---|
2025年 | 1/9~2/28、4/3~4/23、12/1~12/24 |
2026年 | 1/8~2/28 |
<R(レギュラーシーズン)>
2024年 | 3/1~3/7、5/7~8/1、8/19~11/30 |
---|---|
2025年 | 3/1~3/13、5/13~7/17、8/25~11/30 |
2026年 | 3/1~3/12 |
<H(ハイシーズン)>
2024年 | 1/1~1/10、3/8~4/3、4/25~5/6、8/2~8/18、12/26~12/31 |
---|---|
2025年 | 1/1~1/8、3/14~4/2、4/24~5/12、7/18~8/24、12/25~12/31 |
2026年 | 1/1~1/7、3/13~3/31 |
ちなみに、ANAでは2024年10月27日から国内線特典航空券の必要マイル数をアップする予定です。これに伴い、「ANAトクたびマイル」の必要マイル数も引き上げになることが予想されます。
ANAトクたびマイルのスケジュール
毎週火曜日の12時(正午)頃に対象路線が発表
ANAトクたびマイルはの対象路線は「毎週火曜日の12:00(正午)頃」にANA公式サイトで発表になります。
そして、対象路線の予約発券期間は翌日である「毎週水曜日から翌週の火曜日まで」の1週間、対象搭乗期間は「毎週木曜日から翌週の水曜日まで」の1週間となっています。
毎週、同じサイクルでスケジュールがぐるぐると回っていくイメージになっています。
ANAトクたびマイルのスケジュールの例は以下になります。
<ANAトクたびマイルのスケジュール(例)>
対象路線の発表から予約および搭乗までの時間が限られているため、時間が自由になるような方にメリットが大きなキャンペーンとなっています。
毎週火曜日の対象路線の発表を見て旅行地を決め、宿泊するホテルや観光する場所などの旅行プランを組み立てていくようなステップになります。
<ANAトクたびマイルの利用ステップ>
- Step1:対象路線と期間を確認(火曜日12時以降)
- Step2:希望の路線・日時で特典航空券の空きを確認
- 並行して宿泊するホテルや観光する場所などを検討
- Step3:希望の路線・日時で特典航空券で予約・発券(水曜日0時以降)
ANAトクたびマイルの予約方法と手順
ウェブサイト限定のキャンペーンで電話での予約は不可
ANAトクたびマイルはウェブサイト限定のキャンペーンです。
PCやスマホアプリからのみ利用できます。電話での予約には対象していないため注意が必要です。
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ANAウェブサイトから国内線特典航空券を検索し空席を確保
利用する場合は、まずはANAウェブサイトにログインします。
そして、通常どおりANA国内線特典航空券を検索します。この際、水曜日の0時以降、かつ対象路線・対象期間であることを確認しましょう。
予約単位は「片道」でも「往復」でも構いませんが、往復の場合は「同一区画」である必要があります(画面は片道での例)。
すると日にちごとの「空席状況」が表示されます。ANAトクたびマイルを利用する場合はこの特典航空券の座席が「空席」である必要があります。
希望の日程で「空席あり」がありましたらそれを選択して次に進みます。
すると必要マイル数が表示されます。この段階では割引前の「通常マイル数」が表示されます。ここではあせることなく次へに進みます。
お客様情報入力画面で「キャンペーン適用マイル」を選択し予約を完了させる
次の画面に進むと画面中に「キャンペーン情報」という枠があり、こちらで「キャンペーン適用マイル」を選択することができます。
こちらで「キャンペーン適用マイル」を選択したないと割引を受けることができないため注意が必要です。ANAトクたびマイルの中で一番重要なステップと言えます。
すると、次の画面では「割引後の必要マイル数」が表示されます。通常よりも3,000マイル少ない「3,000マイル」で予約可能であることが確認できますね。
後は画面の指示に従い、支払い情報などを入力して予約を完了させればOKです。
最初は必要マイル数が途中段階では割引になっていなくて戸惑うと思いますが、一度やってみれば通常の予約ステップとほぼ同じで簡単と思います。
ANAトクたびマイルの注意点
変更は対象期間かつ同一区画である必要がありキャンセル料は1人3,000マイル
ANAトクたびマイルで予約・発券できるのは「前日まで」です。当日分はNGとなっています。
変更は可能ですがANAトクたびマイルの対象期間、かつ同一区画のみ可能となっています。
キャンセルする場合は1人3,000マイル必要になるため注意が必要です。
既に通常マイル数で確保している予約を後からANAトクたびマイルの予約に切り替えることはできません。後出しジャンケンは不可というわけですね。
また、ANAファミリーマイルを利用することは可能ですが、その場合はウェブサイトでの変更ができなくなってしまいます(電話での手続きが必要)。
天候が不安などで変更する可能性がある場合は個人マイルを利用するのがオススメです。
<ANAトクたびマイルの注意点>
- ウェブサイト限定キャンペーンのためのため電話での予約・発券は不可
- 対象路線の直行便のみキャンペーン適用できる
- 必要マイル数の異なる2区画の旅程では1区画ずつ予約する必要あり
- 予約・発券できるのは前日まで
- 変更は対象期間内の同一区画のみ可能
- 変更できるのは出発前かつ前日まで。当日はNG
- キャンセル料は1人3,000マイル
- 通常マイル数で予約している特典航空券をキャンペーン適用に変更はできない
- ANAファミリーマイルを利用するとウェブサイトでの変更不可。電話での手続きが必要
国内線旅客施設使用料(PFC)は徴収される
ANAでは2021年10月31日搭乗分から国内線特典航空券でも「国内線旅客施設使用料(PFC)」を徴収しています。そのため、ANAトクたびマイルも徴収の対象になっています。
具体的な料金は以下になります。
<国内線旅客施設使用料(PFC)>
発着空港 | 大人 (満12歳以上) |
小人 (満3歳以上満12歳未満) |
---|---|---|
新千歳空港 | 370円 | 180円 |
仙台空港 | 290円 | 150円 |
成田空港 | 450円 | 220円 |
羽田空港 | 370円 | 180円 |
静岡空港 | 140円 | 70円 |
中部空港 | 440円 | 220円 |
伊丹空港 | 340円 | 170円 |
関西空港 | 440円 | 220円 |
北九州空港 | 100円 | 50円 |
福岡空港 | 110円 | 50円 |
熊本空港 | 200円 | 100円 |
那覇空港 | 240円 | 120円 |
国内線旅客施設使用料(PFC)は、出発と到着の両方で必要になります。
そのため、例えば「東京(羽田)-名古屋(中部)」の片道なら810円(=370円+440円)、往復なら2倍の1,620円という計算になります。
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ANAトクたびマイルのメリット
ANAマイルの使い道としてはトップレベルのお得さ
ANAトクたびマイルは、ANAマイルの使い道としてはトップレベルのお得さになっています。片道3,000マイル減というのはメリット大ですね。
<ANAトクたびマイルのメリット>
- 通常よりも少ないマイル数(=片道3,000マイル減)で国内線を利用できる
- マイルの使い道としてトップレベルにお得度が高い
- 片道から&前日まで予約できて便利
- 複数の路線が対象になるためトクたびマイルだけで周遊ルートも作成可能(例:羽田-大阪-沖縄-羽田など)
ANAトクたびマイルのデメリット
直前予約となるため時間に余裕がある方でないと利用しずらい
一方で、ANAトクたびマイルでは、国内線特典航空券で「空席」がないと利用することはできません。キャンペーンが設定されたからといって枠が追加になるわけではないため注意が必要です。
また、火曜日の12時(正午)頃にならないと対象路線がわからないため、時間に余裕のある方でないと利用しにくいというのが最大のデメリットとなっています。
対象路線を確認してから旅行先を決める形になりますので、ホテルを確保しにくいというのも注意が必要です。マイルを節約できてもホテルで高い部屋しか空いていなければ本末転倒です。
航空券予約の前にリーズナブルな価格でホテルの空きがあるかも合わせて確認しておきましょう。
<ANAトクたびマイルのデメリット>
- 希望の路線・日程で特典航空券の空きがなければ利用できない(トクたびマイルが設定されたからといって枠が追加されるわけではない)
- 火曜日の12時にならないと対象路線がわからない
- 直前予約となるため旅行先のホテルを確保しにくい
まとめ
今回は「ANAトクたびマイル」をご紹介しました。
記事の中でご紹介したように、「ANAトクたびマイル」には注意点が多くデメリットもあります。ただし、時間に余裕のある方であればそれを上回るメリットがあります。
ANA国内線特典航空券が片道3,000マイル減というのは魅力的です。タイミングによっては人気の沖縄路線も対象になります。
どこか国内に旅行したくなったら「ANAトクたびマイル」をまずはチェックするようにしましょう。
トクたびマイルを利用するにはANAマイルが必要です。ANAマイルの貯め方はこちらの記事にまとめています。ぜひ合わせてご参照ください。
それでは、また!