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【改悪】ANA国際線特典航空券の必要マイル数がアップ!ビジネスとファーストクラスが対象!

【改悪】ANA国際線特典航空券の必要マイル数がアップ!ビジネスとファーストクラスが対象!

遂にこの日が来てしまいました。ANA国際線特典航空券の必要マイル数がアップします。対象はビジネスとファーストクラスで、たとえばハワイ便ではどちらも20,000マイルほどの増加となっています。また、提携航空会社特典航空券の方も同じタイミングで必要マイル数がアップします。こちらはエコノミークラスも対象となっているところがあり範囲が大きくなっています。以下で詳しくご紹介していきます。

pipinobu

管理人の「ピピノブ」です。当記事を執筆しています。
記事の信頼性
2016年から陸マイラーブログをスタート。ポイントサイトを駆使して累計1,000万マイル以上を貯めました。「ポイ活の達人」として雑誌(日経トレンディ)への掲載、マイル関連書籍監修の経験あり。Marriottプラチナ、Hiltonダイヤ、ANA SFCなど各種ステータスを保有しています。

【改悪】ANA国際線特典航空券のマイル数がアップ

ハワイや北米、欧州のビジネスとファーストクラスが対象で2024年4月18日から適用

ANA国際線特典航空券の必要マイル数がアップします。対象はビジネスとファーストクラスで2024年4月18日0時以降の予約・発券分から改定後のマイル数が適用になります。

また、全ての地域の必要マイル数がアップするわけではなく、対象となるのはハワイや北米、欧州などです。

ゾーン区分のマップは以下になります。

<ANAのゾーン区分>

 

今回、必要マイル数が増加するのは「赤枠」のゾーンへの発着便です。日本からこれらのゾーンに発着する場合は当然ながら影響を受ける形になります。

一方で、それ以外のアジア、オセアニア、アフリカ、中東、中南米などへ日本から直接発着する場合はマイル数の増加はありません。

ここは勘違いしがちなので注意が必要ですね。

ハワイではビジネスとファーストクラスで20,000マイルに増加

例として、日本発着便のレギュラーシーズン(R)における改定前後の必要マイル数を一覧でまとめると以下のようになります。

まずこちらはビジネスクラスです。

ハワイと北米で20,000マイル、欧州・ロシア2で25,000マイルが増加する形になっています。増加率としては20%から30%前後となっていますね。

<日本発着便の必要マイル数(ビジネスクラス)>

  改訂前 改定後 増加分
ハワイ(Zone5) 65,000マイル 85,000マイル +20,000マイル(30.8%up)
北米(Zone 6) 85,000マイル 105,000マイル +20,000マイル(23.5%up)
欧州・ロシア2(Zone 7) 90,000マイル 115,000マイル +25,000マイル(27.8%up)

 

続いてこちらがファーストクラスです。

こちらもハワイと北米で20,000マイル、欧州・ロシア2で25,000マイルが増加する形になっています。

増加率としては15%前後となっています。増加率としてはビジネスクラスの方が大きいことがわかりますね。

<日本発着便の必要マイル数(ファーストクラス)>

  改訂前 改定後 増加分
ハワイ(Zone5) 120,000マイル 140,000マイル +20,000マイル(16.7%up)
北米(Zone 6) 150,000マイル 170,000マイル +20,000マイル(13.3%up)
欧州・ロシア2(Zone 7) 165,000マイル 190,000マイル +25,000マイル(15.2%up)

 

改悪の影響を回避するには4月18日までの予約・発券が必要

今回のマイル改定は2024年4月18日0時からの予約・発券が対象になります。

今回必要マイル数が改定となるハワイや北米、欧州などに旅行予定の方は4月17日までに予約・発券を行うことで影響を回避することができます。

4月17日までに予約・発券を行なっていれば、実際の搭乗日は4月18日以降でも改定前のマイル数で利用することができます。

一方で、4月17日までに予約・発券を行なっていても、4月18日以降に変更を行なった場合は改定後のマイル数が適用され、増加分が別途徴収されます。変更する場合は注意が必要です。

 

エコノミーやプレエコ、およびマイル数改定のないゾーンへの発着で影響を回避

今回マイル数の改定があるのはハワイと北米、欧州のビジネスクラスとファーストクラスです。エコノミーとプレエコはそもそも増加はありません。

元々、エコノミーとプレエコを中心に利用している方には影響はないと言えます。

また、アジア、オセアニア、アフリカ、中東、中南米などへ日本から直接発着する場合はマイル数の増加はありません。

これらの地域への旅行がメインの方にも影響は少ないと言えますね。

MEMO

今回の改定では「ANA提携航空会社特典航空券」も対象になります。こちらではアフリカや中東、中南米、オセアニア、ミクロネシアかつエコノミークラスもマイル数アップの対象になっているため注意が必要です。詳細は記事の後半でご紹介します。

 

ANA国際線特典航空券の改定マイル数の一覧

ここでは、各ゾーンごとに改定となる必要マイル数を一覧で確認しいきたいと思います。

ハワイ(Zone 5)発着便の改定マイル数

まずこちらは、ハワイ(Zone 5)発着便の改定マイル数の一覧です。

日本から発着する場合、ビジネスクラスで20,000マイルから2,200マイル、ファーストクラスで20,000マイルから31,000マイルが増加します。

ハイシーズン(H)のマイル増加がひときわ大きくなっているのが確認できますね。GWや夏休み、年末年始などにしか利用できない場合はより影響が大きくなります。

一方で、ローシーズン(L)のファーストクラスはマイル数の増加はありません。休みが自由に取れる方はここが狙い目と言えますね。

<ハワイ(Zone 5)発着便の改定マイル数>

ゾーン 対象クラス ローシーズン(L) レギュラーシーズン(R) ハイシーズン(H)
日本(Zone1) ビジネス(C) 改定前:60,000
改定後:80,000
改定前:65,000
改定後:85,000
改定前:68,000
改定後:90,000
ファースト(F) 改定前:120,000
改定後:変更なし
改定前:120,000
改定後:140,000
改定前:129,000
改定後:160,000
韓国・ロシア1(Zone2) ビジネス(C) 改定前:70,000
改定後:90,000
改定前:80,000
改定後:101,000
改定前:85,000
改定後:107,000
ファースト(F) 改定前:150,000
改定後:変更なし
改定前:150,000
改定後:189,000
改定前:165,000
改定後:196,000
アジア1(Zone3) ビジネス(C) 改定前:70,000
改定後:90,000
改定前:80,000
改定後:101,000
改定前:85,000
改定後:107,000
ファースト(F) 改定前:150,000
改定後:変更なし
改定前:150,000
改定後:189,000
改定前:165,000
改定後:196,000
アジア2(Zone4) ビジネス(C) 改定前:90,000
改定後:110,000
改定前:100,000
改定後:121,000
改定前:105,000
改定後:127,000
ファースト(F) 改定前:180,000
改定後:変更なし
改定前:180,000
改定後:219,000
改定前:195,000
改定後:226,000

ちなみに、ハワイ(Zone5)に含まれる都市は以下になります。

<ハワイ(Zone5)に含まれる都市>

  • ホノルル

 

日本およびハワイ(Zone5)発着におけるシーズンチャートは以下になります。

 

北米(Zone 6)発着便の改定マイル数

続いて、北米(Zone 6)発着便の改定マイル数の一覧です。

日本から発着する場合、ビジネスクラスで20,000マイルから25,000マイル、ファーストクラスで20,000マイルから35,000マイルが増加します。

こちら北米(Zone 6)発着便の場合は、ローシーズン(L)のビジネスクラスとハイシーズン(H)のファーストクラスのマイル増加が多くなっています。

一方で、こちらもローシーズン(L)のファーストクラスはマイル数の増加はありませんね。

<北米(Zone 6)発着便の改定マイル数>

ゾーン 対象クラス ローシーズン(L) レギュラーシーズン(R) ハイシーズン(H)
日本(Zone1) ビジネス(C) 改定前:75,000
改定後:100,000
改定前:85,000
改定後:105,000
改定前:90,000
改定後:110,000
ファースト(F) 改定前:150,000
改定後:変更なし
改定前:150,000
改定後:170,000
改定前:165,000
改定後:200,000
韓国・ロシア1(Zone2) ビジネス(C) 改定前:80,000
改定後:105,000
改定前:90,000
改定後:112,000
改定前:95,000
改定後:115,000
ファース(F) 改定前:165,000
改定後:変更なし
改定前:165,000
改定後:185,000
改定前:180,000
改定後:215,000
アジア1(Zone3) ビジネス(C) 改定前:80,000
改定後:105,000
改定前:90,000
改定後:112,000
改定前:95,000
改定後:115,000
ファースト(F) 改定前:165,000
改定後:変更なし
改定前:165,000
改定後:185,000
改定前:180,000
改定後:215,000
アジア2(Zone4) ビジネス(C) 改定前:100,000
改定後:125,000
改定前:110,000
改定後:132,000
改定前:115,000
改定後:135,000
ファースト(F) 改定前:195,000
改定後:変更なし
改定前:195,000
改定後:215,000
改定前:210,000
改定後:245,000
 
ちなみに、北米(Zone 6)に含まれる都市は以下になります。
 
<北米(Zone 6)に含まれる国>
  • ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、サンノゼ、ワシントン、ニューヨーク、シカゴ、ヒューストン、バンクーバー、メキシコシティ

 

欧州・ロシア2(Zone 7)発着の改定マイル数

続いて、欧州・ロシア2(Zone 7)発着の改定マイル数の一覧です。

日本から発着する場合、ビジネスクラスで25,000マイルから30,000マイル、ファーストクラスで25,000マイルから40,000マイルが増加します。

こちら欧州・ロシア2(Zone 7)発着便の場合は、ローシーズン(L)のビジネスクラスとハイシーズン(H)のファーストクラスのマイル増加が多くなっています。

一方で、こちらもローシーズン(L)のファーストクラスはマイル数の増加はありませんね。

<欧州・ロシア2(Zone 7)発着便の改定マイル数>

ゾーン 対象クラス ローシーズン(L) レギュラーシーズン(R) ハイシーズン(H)
日本(Zone1) ビジネス(C) 改定前:80,000
改定後:110,000
改定前:90,000
改定後:115,000
改定前:95,000
改定後:120,000
ファースト(F) 改定前:165,000
改定後:変更なし
改定前:165,000
改定後:190,000
改定前:180,000
改定後:220,000
韓国・ロシア1(Zone2) ビジネス(C) 改定前:85,000
改定後:116,000
改定前:95,000
改定後:121,000
改定前:100,000
改定後:125,000
ファースト(F) 改定前:180,000
改定後:変更なし
改定前:180,000
改定後:205,000
改定前:195,000
改定後:235,000
アジア1(Zone3) ビジネス(C) 改定前:85,000
改定後:116,000
改定前:95,000
改定後:121,000
改定前:100,000
改定後:125,000
ファースト(F) 改定前:180,000
改定後:変更なし
改定前:180,000
改定後:205,000
改定前:195,000
改定後:235,000
アジア2(Zone4) ビジネス(C) 改定前:105,000
改定後:136,000
改定前:115,000
改定後:141,000
改定前:120,000
改定後:145,000
ファースト(F) 改定前:210,000
改定後:変更なし
改定前:210,000
改定後:235,000
改定前:225,000
改定後:265,000

ちなみに、欧州・ロシア2(Zone 7)に含まれる都市は以下になります。

<欧州・ロシア2(Zone 7)に含まれる都市>

  • アイスランド、アイルランド、アゼルバイジャン、アルジェリア、アルバニア、アルメニア、アンドラ、イギリス、イタリア、ウクライナ、エストニア、オーストリア、オランダ、キプロス、ギリシャ、グリーンランド、クロアチア、サンマリノ、ジブラルタル、ジョージア、スイス、スヴァールバルとヤンマイエン島、スウェーデン、スペイン(カナリア諸島を含む)、スロバキア、スロベニア、セルビア、チェコ共和国、チュニジア、デンマーク、ドイツ、トルコ、ノルウェー、バチカン市国、ハンガリー、フィンランド、フェロー諸島、フランス、ブルガリア、ベラルーシ、ベルギー、ポーランド、ボスニアヘルツェゴビナ、ポルトガル(アゾーレス諸島とマデイラを含む)、北マケドニア、マルタ、モナコ、モルドバ共和国、モンテネグロ、モロッコ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルグ、ロシア(ウラル山脈以西)

 

オセアニア(Zone 10)発着便の改定マイル数

続いてオセアニア(Zone 10)発着の改定マイル数の一覧です。

ここでは日本発着便の定義がありません。日本から直接オセアニア(Zone 10)にアクセスする場合は影響を受けないということになります。

一方で、ハワイ、北米、欧州などからオセアニア(Zone 10)にアクセスする場合は影響を受ける形になるため注意が必要です。

<オセアニア(Zone 10)発着便の改定マイル数>

ゾーン 対象クラス ローシーズン(L) レギュラーシーズン(R) ハイシーズン(H)
ハワイ(Zone5) ビジネス(C) 改定前:100,000
改定後:120,000
改定前:110,000
改定後:131,000
改定前:115,000
改定後:137,000
ファースト(F) 改定前:180,000
改定後:変更なし
改定前:180,000
改定後:219,000
改定前:195,000
改定後:226,000
北米(Zone6) ビジネス(C) 改定前:105,000
改定後:130,000
改定前:115,000
改定後:137,000
改定前:120,000
改定後:140,000
ファースト(F) 改定前:210,000
改定後:変更なし
改定前:210,000
改定後:230,000
改定前:225,000
改定後:260,000
欧州・ロシア2(Zone7) ビジネス(C) 改定前:120,000
改定後:151,000
改定前:130,000
改定後:156,000
改定前:136,000
改定後:161,000
ファースト(F) 改定前:225,000
改定後:変更なし
改定前:225,000
改定後:250,000
改定前:240,000
改定後:280,000

 

ちなみに、オセアニア(Zone 10)に含まれる都市は以下になります。

<オセアニア(Zone 10)に含まれる都市>

  • アメリカ領サモア、ヴァヌアトゥ、ウェーク島、オーストラリア、カロリン諸島、カントン(フェニックス島)、キリバス、ギルバート島、クック諸島、クリスマス島、ココヤシ島、サモア、ジョンストン島、ソロモン諸島、 トゥヴァル、トケラウ、トンガ、ナウル、ニウエ、ニューカレドニア、ニュージーランド、ノーフォーク島、パプアニューギニア、パラオ、ピトケアン、フィジー、フランス領ポリネシア、マーシャル諸島、マリアナ諸島(グアムを除く)、ワリーエフトゥーナ諸島

 

提携航空会社特典航空券の必要マイル数もアップ

アフリカや中東、中南米、オセアニア、ミクロネシアかつエコノミークラスもマイル数アップの対象に

記事の前半ではANA国際線特典航空券の必要マイル数アップについてご紹介しましたが、今回の改定では「提携航空会社特典航空券」も対象になっています。

対象となる地域はANA国際線特典航空券よりも広くなっています。日本発着便を基準とした場合、対象となるのはゾーンは以下になります。

<対象となるゾーン>

  • ハワイ(Zone 5)、北米(Zone 6)、欧州・ロシア2(Zone 7)
  • アフリカ、中東(Zone 8)、中南米(Zone 9)、オセアニア、ミクロネシア(Zone 10)

 

上記「青字」のゾーンはANA国際線特典航空券と同じ地域で必要マイル数の増加は基本的にはビジネスクラスとファーストクラスとなっています。

一方で、上記「赤字」のゾーンがANA国際線特典航空券に比べて範囲が広がっている部分になります。これら赤字のゾーンについてはエコノミークラスも対象に含まれているところがあります。

「提携航空会社特典航空券」を利用する機会の多い方の方が今回の改定では影響が大きいという形になりますね。

詳細についてはこちらANA公式サイトをご参照ください。

ANA「ANA国際線・提携航空会社特典航空券必要マイル数の一部改定について」

 

まとめ

今回は、ANA国際線特典航空券と提携航空会社特典航空券の必要マイル数のニュースをご紹介しました。2024年4月18日0時以降の予約・発券分から改定後のマイル数が適用になります。

まずANA国際線特典航空券については、対象はビジネスとファーストクラスです。全ての地域の必要マイル数がアップするわけではなく、ハワイや北米、欧州に限定されています。

一方で、提携航空会社特典航空券の方はハワイや北米、欧州に加えて、アフリカや中東、中南米、オセアニア、ミクロネシアも対象になっています。

また、一部エコノミークラスも対象になっています。

どちらかというと提携航空会社特典航空券の方が影響が大きくなっていますね。

ライバルであるJALは2018年11月から国際線特典航空券に変動マイル制「PLUS」を導入して実質的な必要マイル数アップを行っていました。

 

今回のANAは必要マイル数の改定を行なってはいるものの「固定チャート制」を維持しました。

「ダイナミックプライシング」にならなかっただけ良かったいう意見もありますが、ユーザーにとって痛手であることは間違いありませんね。

必要マイル数のアップを行うのであれば、改悪だけではなく、これまでユーザーの要望が多かった「片道発券」を実現して欲しかったところです。

何にしても、陸マイラーの歴史には改悪がつきものです。マイルは貯めるものではく使うものとして、どんどん消費していくのが良いですね。

 

それでは、また!