JALマイルでハワイ旅行を実現しました。特典航空券で往復ともにビジネスクラスを利用したものです。物価高&円安で旅行先での滞在費用の負担が大きくなっている中で飛行機代を大きく節約できるのは嬉しいですね。当記事では、必要となったJALマイルと燃油サーチャージといった費用から空港サービス、復路に利用したホノルル発JL71便の機内サービスまでご紹介していきたいと思います。
目次
JALマイルでハワイビジネスクラス:特典航空券のマイル数と費用
まずは最初に、今回のハワイビジネスクラスで利用したJALマイル数と費用をご紹介したいと思います。
特典航空券で必要となったJALマイル数と費用
今回利用したハワイビジネスクラスのチケットは、陸マイラー活動を通して貯めたJALマイルで特典航空券を発券したものです。
夫婦2名で利用で消費したJALマイルは「160,000マイル」、燃油サーチャージを含めた諸税は「75,480円」となりました。
<利用したJALマイルと費用(2名分)>
- ANAマイル:160,000マイル
- 諸税:75,480円
有償の場合に必要となる費用
ハワイビジネスクラスのチケットは有償で購入すると大人1名片道で25万円からという価格設定になっています。キャンセル規定が柔軟なチケットの場合、大人1名片道で50万円にもなります。
そのため、夫婦2名で往復で利用した場合は最低でも100万円を超えるような費用になってしまいます。
これをJALマイルの特典航空券でカバーできれば旅行費用の大きな削減になりますね。円安&物価高で滞在費用の負担が増える中ではメリットがより大きくなります。
そもそも、自腹では高額すぎてビジネスクラスなんて選択すらできないかもしれません。現金では実現できないことを可能にできるのがマイルの魅力でもありますね。
JALマイルの貯め方はこちらの記事をご参照ください。陸マイラーのテクニックをマスターすれば1年で20万マイルを貯めることも難しくありません。
JALマイルでハワイビジネスクラスを実現したいという方はぜひチャレンジしてみていただければと思います。
JALマイルでハワイビジネスクラス:フライトスケジュール
続いてはフライトスケジュールです。
ハワイビジネスクラスのフライトスケジュール
今回のハワイ旅行ではJALマイルを利用して特典航空券を発券しました。運良く往復ともにビジネスクラスを抑えることができ、快適なフライトを体験することができました。
フライトスケジュールは以下になります。
<フライトスケジュール>
- 往路(JL74便)
- 羽田21:00発、ホノルル9:30着
- 飛行時間:7時間30分
- 復路(JL71便)<=今回ご紹介
- ホノルル16:05発、羽田19:30着(翌日)
- 飛行時間:8時間25分
往路に利用したのは「JL74便」で、羽田を夜に出発して朝にホノルルに到着します。時差ボケを回避するには飛行機の中でいかに眠れるかが勝負になりますね。
その点、ビジネスクラスであればフルフラットシートでゆったりと過ごすことができるためメリットが大きくなります。
往路に利用した「JALビジネスクラス(JL74便)」の搭乗レポートはこちらの記事をご参照ください。
当記事では復路として利用した「JL71便」の様子をご紹介したいと思います。利用したのは2023年ゴールデンウィークになります。
ハワイビジネスクラス:空港サービスをレポート
ハワイでのビジネスクラスのサービスは搭乗前からスタートしています。主な空港サービスは以下になります。
<ハワイビジネスクラスの空港サービス>
- 専用チェックインカウンター
- 優先保安検査場
- ラウンジサービス
- 優先搭乗
搭乗前からストレスなく楽しく空港で過ごせるというわけですね。以下で順番にご紹介しいきます。
専用チェックインカウンター
ホノルル空港には、JALファーストクラスとビジネスクラスにそれぞれ専用チェックインカウンターが用意されています。
国際線利用の場合、チェックイン時間は2時間半から3時間前というのが推奨されています。そのため、その時間にどうしても人が集中して混雑してしまいます。
一方で、専用チェックインカウンターは空いていて混雑を回避することができました。時間を節約して体力を温存できるのは嬉しいですね。
優先保安検査場
ビジネスクラス利用の場合、空港によっては優先保安検査場を利用することができます。ただし、ホノルル空港の場合はコロナ禍に入ってから優先保安検査場(GOLD LANE)が廃止されてしまいました。
これはJALだけではなく、他の航空会社を利用した場合も同様となります。
そのため、ビジネスクラスやファーストクラスを利用している場合でも一般の保安検査場の列に並ぶ必要があります。この日はこんな感じで長蛇の列になっていました。
結局、並び始めてから保安検査場を抜けるまで40分ほどの時間が必要になりました。コロナ禍も脱しつつある中では、ぜひとも優先保安検査場を復活していただきたいところです。
ラウンジサービス
保安検査場を抜けた後は「制限エリア」に到着します。
ホノルル空港の場合は「サクララウンジ」が用意されており、ハワイビジネスクラス利用者は「無料」で利用することができます。
「サクララウンジ」の場所は保安検査場を抜けてまっすぐ進んですぐのところになります。絶好のロケーションです。
「サクララウンジ」の中はこんな感じになっています。空港の中庭を望む明るく開放的な空間になっています。おしゃれで清潔な居心地の良い場所です。
「サクララウンジ」の中にはフードとドリンクが用意されています。こちらはソフトドリンクとスナックですね。
アルコールも種類豊富に用意されています。ビールやワインなどに加えてカクテルもオーダー可能になっていました。
ホットミールはオーダー式でスタッフがサーブしてくれます。至れり尽せりです。
そんなこんなでこの日いただいたのはこちらになります。「マウイオニオンチキンカレー」と「チキン唐揚げ」「豚汁」の3品です。
この後、ビジネスクラスの機内食が待っているためフードはセーブしようとしたのですが、美味しそうなディスプレイに負けてついついオーダーしてしまいました(笑)。
「サクララウンジ」ということでどれもジャパンクオリティーになっていて美味しくいただきました。
エコノミークラスの場合、有料となるカフェやレストランで時間を潰しながら、搭乗開始時間まで待つことになります。
一方で、ビジネスクラスの場合は「サクララウンジ」で快適なラウンジでドリンクやフードをいただきながら、優雅に過ごすことができるのは嬉しいですね。
ホノルル空港「JALサクララウンジ」の詳細はこちらの記事も併せてご参照ください。
優先搭乗
さて、ラウンジサービスを楽しんだ後は搭乗ゲートに向かいます。
JALビジネスクラスの場合、優先搭乗のサービスがあります。最上級会員中心の「GROUP1」に続く「GROUP2」としてエコノミークラスよりも先に搭乗することができます。
優先搭乗できても飛行機が早く出発するわけではありません。そのため、優先搭乗はあまりありがたみのないサービスなのですが、この日の搭乗ゲート内のスペースは大混雑になっていました。
この混雑を抜けて一足先に搭乗できるのは嬉しいですね。久しぶりに優先搭乗のありがたみを実感することができました。
ハワイビジネスクラス:ホノルル発JL71便の機内サービスをレポート
それではここからは、ハワイビジネスクラスの機内サービスをご紹介していきたいと思います。
JALビジネスクラスでは、エコノミークラスとはひと味違うワンランク上のサービスを体験することができます。
座席シート
今回利用したホノルル発「JL71便」は「B787-9」という機材でした。
こちらの機材にはファーストクラスの設定はありませんので、飛行機の先頭部分がビジネスクラスとなっています。
ビジネスクラスエリアは、窓側に左右1列、中央に2列の「1-2-1」の座席配置です。座席シートは「SKY SUITE III」というタイプで全席通路アクセスが可能となっています。
今回は夫婦2人での利用でしたので中央の2列を指定して利用しました。
中央の2席の間にはパーティションが設けられています。隣が知らない人の場合はパーティションを上げることでプライバシーを維持できます。
一方でカップルや家族の場合はパーティションを下げることでコミュニケーションがとりやすなりますね。
ウェルカムドリンク
座席シートにはあらかじめハワイアンウォーターのペットボトルが用意されていました。そして、離陸までのひと時にウェルカムドリンクのサービスがありました。
この時はスパークリングワインとオレンジジュースが配布されていました。ちょっとした気遣いですがエコノミークラスにはないサービスで嬉しいですね。
アメニティー
座席シートにはあらかじめアメニティーが用意されていました。
アメニティーはポーチ(巾着袋)での提供になっていて、中には「歯ブラシ」「耳栓」「アイマスク」「保湿マスク」の4点セットが用意されていました。
物としては往路と同じですね。ビジネスクラスとしては簡素な内容でちょっと寂しいですね。
そのほかにも、座席シートの上には、毛布と枕、スリッパなどが用意されていました。
機内食(メニュー)
飛行機がホノルル空港を離陸して安定航行に移行すると機内食の提供がスタートします。JALビジネスクラスでは「BEDD」というブランドで機内食を用意しています。
機内食のメニューはきちらになります。黒い表紙が高級感を醸し出していますね。
まずこちらはドリンクメニューです。シャンパンから白ワイン&ロゼワイン、赤ワイン、日本のワイン、日本酒、洋酒などなど種類豊富に用意されています。
スパークリングワインではなく、ちゃんとしたシャンパンが用意されているのがビジネスクラスの特徴ですね。この日は「ドラピエ」が用意されていました。
続いてこちらはフードメニューです。機内食は「和食」と「洋食」から選択することができます。
この日の和食は「ジャパニーズ パシフィックリム キュイジーヌ」というテーマで、「ソフトシェルクラブ」や「タコのポケ」などハワイを感じられるアレンジになっていました。
洋食は「アイランドフレンチ」というテーマで、ホノルルで人気のレストラン「PARIS.HAWAII」のシェフ監修のメニューになっていました。どちらも美味しそうで期待が高まりますね。
また、ビジネスクラスにはアラカルトメニューも用意されています。「お好きなときに」ということで、コースメニューの提供終了後であれば、いつでもオーダーすることができます。
そして、羽田到着2時間前ぐらいのタイミングで「軽食」の提供もあります。至れり尽せりです。
機内食(ドリンク)
メニューからオーダーを終えると機内食の提供が始まります。座席シート前のテーブルがセッティングされてクロスが敷かれます。ワクワクしますね。
ドリンクとしては、まずはシャンパンをオーダーしました。キンと冷えていてとても美味しくて、さすがビジネスクラスといった感じです。
機内食(洋食)
ドリンクを楽しみながらしばらく待っているとフードがやってきました。こちらは私がオーダーした「洋食」です。大きなステーキがどんと乗っていて迫力がありますね。
前菜は「ロブスターとカリフラワーのサラダ」です。大きなロブスターがごろっと入っていて贅沢ですね。カクテルソースとの相性が良く美味です。
メインは「ビーフテンダーロインのキアヴェグリル」です。「ラバマッシュポテト」の黒と「ハイビスカスとビーツのソース」の赤のコントラスが斬新ですね。
お肉は無骨が感じに見えますが、ミディアムレアなジューシーな仕上がりでやららかい食感でした。
こちらはデザートの「パッションフルーツグアバケーキ」です。洋食は全体的にボリューミーで満足度の高い内容となっていました。
機内食(和食)
続いてこちらは妻がオーダーした「和食」です。ハワイ旅行ではいただく機会はありませんでしたらひさしぶりの和食という形になります。期待が高まりますね。
まずこの日のメインは「銀鱈の西京焼き」になっていました。機内食だと焼き魚はパサパサになってしまうことが多くありますが、こちらは瑞々しさが残っていてやらかい食感でした。
ご飯もふんわりとしていて美味しいです。
小鉢は6種の盛り合わせになっています。
左手上から時計回りに「ソフトシェルクラブ南蛮」「冷製豚しゃぶ」「海老としめじの ずんだ和え」「クリームチーズ豆腐」「鴨サラダ仕立て 梅ジャムドレッシング」「タコのポケ」という品揃えになっています。
色とりどりで美しいですね。和洋折衷な内容でどれも美味でした。
和食はちょうど良いボリューム感で、普段小食な妻もほぼ完食していました。ハワイ旅行でしばらく洋食が続いていたせいか、和食の方がどうしても美味しく感じますね。
機内エンターテイメント
機内食をいただいた後は機内エンターテイメントを楽しみます。国際線では日本では配信前の最新の映画を鑑賞できるのが嬉しいですね。
JALビジネスクラスの場合、座席シートの正面には17インチの大型モニターが用意されています。映画も迫力のサイズで楽しむことができますね。
また、JALビジネスクラスにはノイズキャンセリング機能を搭載したソニー製のヘッドフォンも用意されています。飛行ノイズがあっても快適に楽しむことができますね。
機内食(アラカルト)
機内エンターテイメントで映画を楽しんでいるとちょっと口寂しくなってきたのでアラカルトメニューから「アイスクリーム」をオーダーしてみました。
やってきたのはハーゲンダッツのバニラ味になっていました。映画を見ながら美味しいアイスをいただけるなんて幸せですね。
就寝(フルフラットのシート)
ハワイ路線(ホノルル便)の復路は睡眠を取らないことが時差ボケの解消になります。そのため、この日はずっと映画を見ていて就寝することはありませんでした。
JALビジネスクラスの座席シートの場合、フルフラットにすることもできますし、好きな傾斜に調整することもできます。全てボタン操作で電動になっていて便利です。
振動は強くはないものの、マッサージ機能も付いています。長時間のフライトでは助かりますね。
トイレ
ビジネスクラスのトイレはこんな感じになっています。ウォシュレット完備となっているのは日本人には嬉しいところです。
トイレの中には歯ブラシや洗口剤のほか、乳液が用意されていました。乳液のブランドは「Miller Harris(ミラーハリス)」となっています。これはビジネスクラスだけの特典となっています。
到着前の軽食(朝食)
羽田到着の2時間前ぐらいになると軽食の提供がスタートします。
この日は「ローストビーフチャバタサンド 」になっていました。「フルーツ」と「ギリシャヨーグルト ラズベリーソース 」もセットになっていました。
ローストビーフチャバタサンドは熱々に温められた状態で提供されていて、ジューシーな味わいが食欲をそそる内容になっていました。
食後のコーヒーに併せて提供されたクッキーが美味でした。私は知らなかったのですが「Butters(バターズ)」というバター専門のスイーツを提供するショップの商品だそうです。
何気ないところでクオリティーの高い商品が提供されるのが、さすがはビジネスクラスですね。
羽田空港に到着
そんなこんなで朝食を食べ終わってしばらくすると、飛行機は羽田空港に到着しました。
飛行時間は「8時間25分」ということで短くはありませんが、美味しい機内食をいただ上に好きな映画を3本ほど鑑賞できて、とても楽しい時間でした。
もっと乗っていたかったぐらいです(笑)。
JALビジネスクラスであれば本来は苦痛であるはずの移動時間も楽しくて快適な時間になりますね。
JALマイルでハワイビジネスクラス:利用したホテル
JALマイルで節約した飛行機代をホテル代にシフトできるのも魅力
今回のハワイ旅行では、JALマイルを活用することで飛行機代を大きく節約することができました。
その分、ホテルとしてはこれまで利用したことがなかった「トランプワイキキ」や「ハレクラニ」といった高級なところを選択しました。
利用したホテルは以下になります。
<ハワイ旅行で利用したホテル>
- 1軒目:ヒルトンハワイアンビレッジ「ザ・アリイ」
- 2軒目:トランプ・インターナショナル・ホテル・ワイキキ
- 3軒目:ハレクラニ
- 4軒目:シェラトンワイキキ
マイルで特典航空券を確保できれば、ホテル代やレストラン代など、滞在費の方に予算を回せるのもメリットになりますね。
それぞれの宿泊記は以下での記事でまとめています。ぜひ併せてご参照ください。
<ヒルトンハワイアンビレッジ「ザ・アリイ」>
<トランプ・インターナショナル・ホテル・ワイキキ>
<ハレクラニ>
まとめ
2023年のゴールデンウィークは、JALマイルでハワイビジネスクラスを実現することができました。
ハワイビジネスクラスのチケットは有償で購入すると大人1名片道で25万円からという価格設定になっています。私が利用したスケジュールでは大人2名で100万円にもなっていました。
今回はこれをJALマイルの特典航空券でカバーできたということで旅行費用の大きな削減になりました。日頃から陸マイラーとしてJALマイルを貯めていてよかったと実感できる瞬間です。
円安&物価高で滞在費用の負担が増える中ではメリットがより大きくなりますね。
そもそも、自腹では高額すぎてビジネスクラスなんて選択すらできないかもしれません。現金では実現できないことを可能にできるのがマイルの魅力ですね。
陸マイラーの基本とも言えるANAマイルの貯め方はこちら。
JALマイルの貯め方はこちら。
JALマイルを最速で貯めるモッピー「ドリームキャンペーン」はこちらにまとめています。ぜひ合わせてご参照ください。
それでは、また!