Vポイントからソラシドエアのマイルへの交換レートが従来の200%から100%に改定されることが発表になりました。適用されるのは2025年12月1日からとなります。当記事ではこの発表による影響と回避策、新特典についてご紹介したいと思います。
目次
ソラシドエアのVポイントからの交換レートが改悪
2025年12月1日から半減となる100%に
ソラシドエアから2025年6月13日に重大な発表がありました。
それは、Vポイントからソラシドエアのマイルの交換レートを従来の200%から100%に改定するというものです。
2025年12月1日から適用になります。
<交換レート改定>
- 2025年11月30日まで:1Vポイント=>2マイル
- 2025年12月1日まで:1Vポイント=>1マイル
半減になるのは残念ですが、これまでの200%というのがお得すぎました。
2024年4月にVポイントとTポイントが統合し、新Vポイントとなったタイミングから改悪が予想されていましたので、そこから考えればよく持った方だと言えそうです。
改悪というよりボーナスタイムが終了し適正化されたという印象が強いですね。
ソラシドエアでは、2024年10月27日搭乗分から特典航空券における必要マイル数をアップ、および往復割引を廃止していました。今回の交換レート改定はこれに続くものになります。
近年ではANAやJALでも国内線特典航空券の引き上げを実施しています。物価が上がっている中、ある意味では必然の流れと言えるかもしれませんね。
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ソラシドルートへの影響
ソラシドルートの交換レートも200%から100%に半減
ポイントサイトで貯めたポイントをソラシドエアに交換するのが「ソラシドルート」です。
ポイントサイトからは「PeX」や「ドットマネー」といったポイント中継サイトを経由してVポイントに交換します。そしてそこから「ソラシドエアマイル」に到達するという流れですね。
<ソラシドルート(改定後)>
今回のレート改定は、このソラシドルートでは一番最後の部分である「Vポイント=>ソラシドエアマイル」が変更になります。この「x2.0」が「x1.0」になるというイメージですね。
そのため、ルート全体での交換レートは「100%」という形になります。
2025年11月30日では200%、2025年12月1日からは100%にダウンするという感じですね。
<ソラシドルートの交換レート>
- 2025年11月30日まで:200%
- 2025年12月1日まで:100%
ソラシドルートの詳細はこちらの記事をご参照ください。
交換レート改悪の影響を回避する方法
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2025年11月30日までのポイント交換で影響を回避できる
Vポイントからソラシドエアマイルへの交換レートがダウンするのは2025年12月1日からです。
そのため、2025年11月30日までにポイント交換することでレート改定の影響を回避することができます。
ただし、ソラシドエアマイルの有効期限は36ヶ月(=3年間)となっています。そのため、まとめて交換する場合も3年以内に使い切れる範囲に抑えることが重要です。
ソラシドエアマイルの有効期限は延長できませんので注意しましょう。
ソラシドエアマイルの今後のお得度
九州路線では優位性が続く
今回の交換レート改定でソラシドエアマイルを貯める価値がなくなったかと言うとそんなことはありません。
こちらはソラシドエアとANAとJALで同一路線における必要マイル数(往復)を比較したものです。
ソラシドエアとANAはシーズン制を採用していますが、一番標準的な「レギュラーシーズン(R)」の数字で比べています。
<特典航空券に必要なマイル数(往復)を比較>
路線 |
ソラシド |
ANA |
JAL |
東京(羽田)⇔宮崎 |
12,000 |
17,000 |
17,000 |
東京(羽田)⇔熊本 |
12,000 |
17,000 |
17,000 |
東京(羽田)⇔長崎 |
12,000 |
17,000 |
17,000 |
東京(羽田)⇔鹿児島 |
12,000 |
17,000 |
17,000 |
東京(羽田)⇔大分 |
12,000 |
– |
15,000 |
東京(羽田)⇔沖縄(那覇) |
22,000 |
19,000 |
19,000 |
沖縄(那覇)⇔神戸 |
18,000 |
17,000 |
17,000 |
沖縄(那覇)⇔名古屋(中部) |
20,000 |
19,000 |
19,000 |
沖縄(那覇)⇔福岡 |
12,000 |
17,000 |
17,000 |
こやってみると、九州路線についてはANAやJALと比べてソラシドエアの方が必要マイル数が少ないことがわかりますね。
ソラシドルートの交換レートは改定があって半減するといっても「100%」です。JQみずほルート(ANA)の70%やPontaルート(JAL)の50-60%に比べると依然として高い数字を維持しています。
必要マイル数が少ないこと、そして交換レートが高いことを考えると、九州路線におけるソラシドエアの優位性は高いままと考えることができますね。
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Solaseed Airカードでは新特典が追加
年50万円の利用で最大10,000マイルが貰える
ソラシドエアでは今回のレート改定とタイミングを同じくして「Solaseed Airカード」の新特典を追加しました。それは、年50万円の利用で最大10,000マイルが貰えるというものです。
貰えるマイル数がグレードによって異なります。具体的には以下のようになります。
<年50万円の利用で貰えるマイル数>
- ノーマルカード:5,000マイル
- ゴールドカード:10,000マイル
年50万円の利用が条件であることを考えると、ノーマルカードで1%、ゴールドカードで2%のマイル還元率を高める効果があると言えますね。
年会費はノーマルカードで1,375円、ゴールカードで11,000円です。ゴールドカードはやはり高額です。
特典追加は嬉しいですが、個人的にはそれほど魅力的に感じませんでした。
まとめ
ソラシドエアのVポイントからマイルへの交換レート改定が発表になりました。2025年12月1日から従来の200%から100%に半減するというものです。
これにより、ポイントサイトからソラシドエアマイルに交換するルートである「ソラシドルート」のレートも200%から100%にダウンとなります。
200%という交換レートはANAの70%、JALの50-60%に比べると段違いに高いものです。それを考えると今回の改定は改悪ではなく正常化とも考えられますね。
2024年4月にVポイントとTポイントが統合したタイミングから改悪が予想されていましたので、そこから考えればよく持った方だと言えそうです。
レート改定されたといっても交換レートは「100%」と高い値を維持しています。また、九州路線ではANAとJALに比べて必要マイル数も少なくなっています。
今後もANAとJALと比較しながら賢く活用していきたいですね。
それでは、また!