【2024年4月最新】ポイントサイトの入会特典ランキング!ここからの登録で最大1万円以上お得!

いっしょにマイル割はANA国内線で利用可能なグループ割引制度!価格とお得度、変更の注意点は?

いっしょにマイル割はANA国内線で利用可能なグループ割引制度!価格とお得度、変更の注意点は?

「いっしょにマイル割」は、2名から4名までのグループで利用できるANA国内線のマイル割引制度です。代表者1人がマイルで、同伴者は専用の割引運賃を利用することができるため、使い方によっては20万円以上お得になることもあります。ただし、国際線では利用できない、変更はできない、キャンセルによるマイルの払い戻しがない、など注意点も多くあります。当記事では、「いっしょにマイル割」の特徴とメリットから価格、お得度、注意点まで詳しくご紹介していきたいと思います。

pipinobu

管理人の「ピピノブ」です。当記事を執筆しています。
記事の信頼性
2016年から陸マイラーブログをスタート。ポイントサイトを駆使して累計1,000万マイル以上を貯めました。「ポイ活の達人」として雑誌(日経トレンディ)への掲載、マイル関連書籍監修の経験あり。Marriottプラチナ、Hiltonダイヤ、ANA SFCなど各種ステータスを保有しています。

いっしょにマイル割とは

「いっしょにマイル割」は、ANAマイレージクラブ(AMC)会員専用運賃です。ANA国内線でグループ(2人から4人)での利用で割引を受けることができます。

具体的には、AMC会員本人(1名のみ)は往復10,000マイル、同行する1名から3名は往復21,400円~36,600円(一部の路線は15,200円~19,400円)の割引運賃で利用することができます。

 

ANA公式HPでは以下のように説明されています。

期間中、ANAマイレージクラブ会員を含む2名様以上4名様までのグループで同一便に搭乗し、同一区間を往復する場合に、会員ご本人様(1名のみ)は往復10,000マイル、同行される方は往復21,400円~36,600円(一部の路線は15,200円~19,400円)にてご利用いただけます。

いっしょにマイル割:ANA

 

「いっしょにマイル割」は、いくつか制限や注意点はあるものの、うまく利用すればグループでの国内旅行がかなりお得になるという、知っておいて損のない制度です。

以下で詳しくご紹介していきます。

MEMO

JALにも同様のグループ割引運賃制度があります。JALの場合は「おともdeマイル割引」という名称になっています。詳細は以下の記事をご参照ください。

 

いっしょにマイル割:特徴とメリット

まずは、「いっしょにマイル割」の特徴とメリットについて確認していきたいと思います。

AMC会員1名は日本どこへでも往復10,000マイル

「いっしょにマイル割」を利用するためには、代表者がAMC会員である必要があります。そして、この代表者はマイルを使ってチケットを発券することになります。マイルを利用してチケットを発券できるのは、グループの中で1名のみです。

そして、この時必要になるマイル数は、日本どこへでも往復10,000マイルとなっています。この必要マイル数が一定であるというのが、「いっしょにマイル割」の特徴でありメリットになっています。

ただし、利用できるのは国内線のみとなっていますので注意が必要です。また、「いっしょにマイル割」を利用するには、グループの少なくとも誰か1名が10,000マイルを保有している必要がある、というのが必須条件になります。

 

いっしょにマイル割は長距離区画が最もお得

通常、マイルを使って発券できる「ANA国内線特典航空券」の場合、必要マイル数は、出発空港と到着空港の距離によって変動します。この距離のことを「区画」として表現しています。基本的には、区画の距離が長くなると、必要マイル数は多くなります。

一方で、「いっしょにマイル割」の場合は、区画によって必要マイル数は変動しません。したがって区画の距離が長くなればなるほど「いっしょにマイル割」がお得になると言えます。

 

東京を起点とした場合の「ANA国内線特典航空券」の発券に必要マイル数(往復)は以下になります。

ANAの場合、特典航空券の発券に必要マイル数はシーズンによって変動するため「L(ロー)」「R(レギュラー)」「H(ハイ)」の3種類を記載しています。また、マイル数が最も少ないものを「青字」、最も多いものを「赤字」にしております。

<必要マイル数比較(東京起点)>

区画 対象路線 マイル数(L) マイル数(R) マイル数(H) いっしょにマイル割
0~300マイル区間 秋田、庄内、仙台、新潟、八丈島、富山、小松、能登、名古屋、大阪 10,000 12,000 15,000 10,000
301~800マイル区間 (上記・下記以外) 12,000 15,000 18,000 10,000
801~1,000マイル区間 沖縄 14,000 18,000 21,000 10,000
1,001~2,000マイル区間 石垣 17,000 20,000 23,000 10,000

 

上記表を見ると、全ての区画およびシーズンと比較しても、「いっしょにマイル割」の必要マイル数がもっとも少ないということがわかりますね。特に、「沖縄」や「石垣」など、長距離路線でお得が高くなります。

つまり、必要マイル数という観点では、通常の「ANA国内線特典航空券」に比べて、「いっしょにマイル割」が圧倒的にお得だということが確認できます。

「ANA国内線特典航空券」における必要マイル数の詳細は以下公式HPもご参照ください。

参考 シーズン・必要マイルチャート(ANA国内線特典航空券)ANA

 

MEMO

2019年の場合、シーズン設定は以下のようになっています。

<2019年のシーズン設定>

  • L(ロー):1/6~2/28、4/1~4/25、12/1~12/20
  • R(レギュラー):3/1~3/14、5/7~7/31、8/26~11/30
  • H(ハイ):1/1~1/5、3/15~3/31、4/26~5/6、8/1~8/25、12/21~12/31

 

同行者最大3名は専用の割引運賃を利用できる

「いっしょにマイル割」は、2名から4名までのグループで利用できる割引運賃制度です。したがって、代表者と一緒に行動する同行者は1名から最大3名まで設定可能となっています。

このグループに設定するのは、家族でも家族でなく普通の友人でも大丈夫です。特典航空券の場合、利用できるのは「二親等以内の親族」に限られますので、柔軟性が高いというのが特徴でありメリットとなっています。

そして、この同行者に適用される割引運賃は、「いっしょにマイル割」専用のものとなっています。通常の早期割引運賃とは別の料金体系になっているのは嬉しいポイントです。

 

スポンサーリンク

いっしょにマイル割:価格とお得度

ここでは、通常の早期割引運賃と「いっしょにマイル割」のどちらがお得なのか確認してみたいと思います。

3ヶ月後の3月中旬の場合

まずは、春休みである2020年3月中旬に「東京(羽田)=沖縄(那覇)」の路線を4人グループで利用する場合の旅費で比較してみたいと思います。

当記事執筆時点である2019年12月上旬からは、約3ヶ月半後ということになります。

いっしょにマイル割の場合

「東京(羽田)=沖縄(那覇)」の路線における「いっしょにマイル割」を利用した場合の運賃は以下になっています。

<いっしょにマイル割の運賃>

  • 通常(片道):13,000円
  • ピーク(片道):18,000円

 

2019年10月27日~2020年3月28日搭乗分における「いっしょにマイル割」のシーズン設定は以下のようになっています。

<いっしょにマイル割のシーズン設定>

  • 通常:10月27日~12月19日、1月6日~3月18日
  • ピーク:3月19日~3月28日
  • 利用できない期間:12月20日~1月5日

 

3月中旬でぎりぎり「通常」シーズンに利用できたと仮定した場合、旅費は以下のようになります。

<いっしょにマイル割の旅費>

  • 代表者:10,000マイル
  • 同伴者:78,000円(=13,000円 x往復 x3人)
  • 合計:10,000マイル+78,000円(=98,000円相当) 

 

1マイルの価値を1円相当と考えると、合計では98,000円相当を支払ったということになります。

ちなみに、「いっしょにマイル割」を利用した場合、4人グループで以下のような旅程で予約可能であることを確認しています。

東京(羽田)を午前発、沖縄(那覇)を午後出発するという人気の組み合わせです(実際は1泊ではなく、数日宿泊すると思いますが)

 

早期割引運賃の場合

「いっしょにマイル割」で予約可能であったのと同じ日程で、早期割引運賃を利用した場合の旅費は以下になります。

運賃としてはこのタイミングでは最安値となる「スーパーバリュー75」を選択しています。その場合、合計では「146,880円」となります。

 

<早割運賃の旅費>

  • 往路:74,840円(=18,710円 x4人)
  • 復路:72,040円(=18,010円 x4人)
  • 合計:146,880円

 

この場合、「いっしょにマイル割」の方が約5万円ほどお得になるということがわかりますね。

<いっしょにマイル割のお得度>

  • ①いっしょにマイル割の旅費:10,000マイル+78,000円(=98,000円相当
  • ②早割運賃の旅費:146,880円
  • お得度(②-①):48,880円!

 

2週間後の12月中旬の場合

続いては、直近の予定となる、2週間後の12月中旬で確認してみたいと思います。

条件は同じく、「東京(羽田)=沖縄(那覇)」の路線を4人グループで利用する場合の旅費で比較してみたいと思います。

いっしょにマイル割の場合

「東京(羽田)=沖縄(那覇)」の路線における「いっしょにマイル割」を利用した場合の運賃は以下になっています。

12月中旬でぎりぎり「通常」シーズンに利用できたと仮定した場合、旅費は以下のようになります。さきほどの例と同じですね。

<いっしょにマイル割の旅費>

  • 代表者:10,000マイル
  • 同伴者:78,000円(=13,000円 x往復 x3人)
  • 合計:10,000マイル+78,000円(=98,000円相当) 

 

日程は、「いっしょにマイル割」で予約可能であった以下を前提とします。

 

早期割引運賃の場合

「いっしょにマイル割」で予約可能であったのと同じ日程で、早期割引運賃を利用した場合の旅費は以下になります。

運賃としてはこのタイミングでは最安値となる「バリュー3E」を選択しています。その場合、合計では「304,880円」となります。

 

<早割運賃の旅費>

  • 往路:152,440円(=38,110円 x4人)
  • 復路:152,440円(=38,110円 x4人)
  • 合計:304,880円

 

この場合、「いっしょにマイル割」の方が約20万円ほどお得になるということがわかりますね。驚くべきお得さです。

<いっしょにマイル割のお得度>

  • ①いっしょにマイル割の旅費:10,000マイル+78,000円(=98,000円相当
  • ②早割運賃の旅費:304,8800円
  • お得度(②-①):206,880円!

 

近い日程の方がお得度が高い

以上の結果から、「いっしょにマイル割」は、日程に余裕がある場合でも近い場合でも、どちらでもお得になりますが、他の早期割引運賃の割引率が低くなる近い日程の方が、お得度が特に高くなるということが確認できました。

近い日程の場合、20万円以上もお得になる可能性があるというのは、かなり魅力的ですよね。2人から4人のグループで国内線を利用する場合は、真っ先に利用候補として検討したい制度です。

 

スポンサーリンク

いっしょにマイル割:変更・キャンセルなど注意点

「いっしょにマイル割」は魅力的な割引制度ですが、変更やキャンセルが難しいなど、注意点がいくつかあります。ここでは、主な注意点を確認していきたいと思います。

利用できるのは国内線のみ

まず、「いっしょにマイル割」が利用できるのは国内線のみです。国際線では残念ながら利用することはできません。

全員が同じ旅程である必要あり

「いっしょにマイル割」は、グループ旅行を前提にしたものです。したがって、全員が同じ旅程である必要があります。また、同一路線で往復利用であることも必要です。

申込はインターネットからのみ可能

「いっしょにマイル割」は、ANAマイレージクラブのWebサイトからのみ申し込むことができます。電話や窓口では対応していませんので注意が必要です。

ちなみに、「特典航空券」から「ANA国内線」を選択後、「いっしょにマイル割」をクリックすることで手続きに進むことができます。

 

予約・販売期間は搭乗前日まで

「いっしょにマイル割」は、ANAが指定する発売日(運航ダイヤ期間ごとの一斉発売)から搭乗前日まで予約することができます。搭乗日前日まで予約できるというのはありがたいポイントです。

支払い期限は当日限り

「いっしょにマイル割」は、支払い期限が予約の当日に設定されています。一旦予約だけして後から支払うということはできませんのでご注意ください。

変更は不可

「いっしょにマイル割」は、航空券の名義および予約の変更は不可となっています。変更したい場合は一度キャンセルして予約を取り直す必要があります。

また、搭乗当日、出発空港において空席がある場合でも便の変更はできません。

旅行などある程度日程がFixしている場合は良いですが、ビジネスなど柔軟さが求められる用途には利用できないですね。

プレミアムクラスにはアップグレード可能

搭乗当日、出発空港にてプレミアムクラスに空席がある場合、追加料金を支払うことで変更が可能となっています。その際には、「当日アップグレード料金」が適用されます。

また、ANAマイレージクラブ会員の場合は、搭乗2日前よりアップグレード予約も可能となっています。

スポンサーリンク

代表者のマイルの払い戻しは不可

マイルで予約した代表者については、マイルの払い戻しは不可となっています。

代表者がキャンセルの場合、または同一予約内の同行者全員がキャンセルし代表者1名のみになる場合は、全員分がキャンセルとなりますので注意が必要です。

同行者はキャンセル時に払い戻し可能だが手数料が必要

同行者の航空券の払い戻しは、往路搭乗前に限り可能となっています。手続きはANAマイレージクラブ特典予約デスクで行うことができます。その際、所定の手数料(払戻手数料と取消手数料)が必要となるため注意が必要です。

なお、出発時刻以降に取り消しをした場合、払い戻しを受けることはできません。また、この際には旅客施設使用料の払い戻しを受けることもできないため注意が必要です。

キャンセル時の手数料をまとめると以下のようになります。

<キャンセル時の手数料>

解約日時 取消手数料
航空券購入後~出発時刻前 運賃の約50%相当額
出発時刻以降 払い戻しできません

 

代表者はマイル積算されない

マイルで予約した代表者については、搭乗によるマイル積算はなしとなっています。よって、プレミアムポイント(PP)の加算も当然ながらなしとなります。

一方で、同行者については有償での利用となるため、搭乗によるマイルおよびプレミアムポイント(PP)の加算があります。マイル積算率は「75%」となっています。

搭乗手続きは代表者がまとめて行う必要あり

搭乗手続きは代表者がまとめて行う必要があります。自動チェックイン機または空港カウンターで、同行者全員分の搭乗手続きを実施します。

グループ旅行が前提となりますので、誰がだけが個別行動ということは基本できませんので注意しましょう。

 

「いっしょにマイル割」の運賃および利用条件の詳細については、こちら公式HPもご参照ください。

参考 「いっしょにマイル割」の運賃および利用条件ANA

 

まとめ

今回は、「いっしょにマイル割」の特徴とメリットから価格とお得度、注意点まで詳しくご紹介していきました。「いっしょにマイル割」は、以下のようなケースでの利用に最適です。お得度は20万円を超える場合もります。

  • 家族(もしくはグループ)全員分の特典航空券を手配するほどマイルが貯まっていない
  • 出発までの日程が迫っており他の割引運賃がお得でない

 

ただし、国際線では利用できない、変更はできない、キャンセルによるマイルの払い戻しがない、など注意点も多くあります。

予定がカチッと決まっている友達や家族での旅行の場合は問題にならないことも多いと思いますが、利用する場合は考慮いただければと思います。

 

「いっしょにマイル割」を利用するには、グループの少なくとも誰か1名が10,000マイルを保有している必要がある、というのが必須条件になります。

まずは、10,000マイルを貯めることろからスタートし、お得にANA国内線を利用しましょう!

MEMO

オススメのANAカードの選び方」は以下の記事で詳しく解説しております。合わせてご参照ください。

 

陸マイラーを基本から理解したという方はこちらの記事もオススメです。陸マイラーのメリットから始め方、ポイントの稼ぎ方まで初心者向けにやさしく解説しております。

 

ANAマイルの貯め方」と「JALマイルの貯め方」については以下の記事をご参照ください。大量マイルを貯めるのは、コツさえつかめば意外と簡単です。

 

それでは、また!

 

関連記事