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ANA株主優待券の使い方!価格やメリットを解説!

ANA株主優待券の券面

「ANA株主優待券」は、ANAの株主に提供される優待券です。ANAの株主になることの他、チケットショップやヤフオクなどでも購入することができます。「ANA株主優待券」を利用すると、普通運賃に比べて40%から50%ほどの割引を受けることができるため、使い方によっては入手コストを超える価値を得ることができます。また「普通運賃」と同等の変更やキャンセルに対する柔軟性を持っているため利便性が高く、マイルやプレミアムポイント(PP)も加算されるため、SFCなどのステータス修行にも活用することができます。当記事では、そんな「ANA株主優待券」の入手方法から、価格、割引率、利用条件、メリット、使い方まで、詳しくご紹介していきたいと思います。

pipinobu

管理人の「ピピノブ」です。当記事を執筆しています。
記事の信頼性
2016年から陸マイラーブログをスタート。ポイントサイトを駆使して累計1,000万マイル以上を貯めました。「ポイ活の達人」として雑誌(日経トレンディ)への掲載、マイル関連書籍監修の経験あり。Marriottプラチナ、Hiltonダイヤ、ANA SFCなど各種ステータスを保有しています。

ANA株主優待券とは

ANAの株主のみに提供される優待券

「ANA株主優待券」は、その名前のとおり、ANAの株主に提供される優待券です。

ANAの株主になると、権利確定日から数ヶ月後に、「ANA国内線ご搭乗優待」と呼ばれる優待券と、「ANAグループ各社・提携ホテルご優待」と呼ばれるクーポン冊子が郵送されてきます。

一般的に、「ANA株主優待券」とは、この「ANA国内線ご搭乗優待」のことを指します。

<ANA株主優待券とは>

  • ANAの株主になると入手できる「ANA国内線ご搭乗優待」のこと

 

実物はこんな感じです。画面左が「ANA国内線ご搭乗優待」、画面右が「ANAグループ各社・提携ホテルご優待」となります。「ANA国内線ご搭乗優待」は、券面には「株主優待番号ご案内書」と記載されています。

ANA株主優待券とクーポン冊子

 

「ANAグループ各社・提携ホテルご優待」の中は、以下のような優待券がセットになっています。割引率は10%から20%のものが多くなっていますが、持っていると意外と役立ちます。

<ANAグループ各社・提携ホテルご優待の中身>

  • IHG・ANA・ホテルズグループジャパンでのご優待:20%割引
  • 国内・海外パッケージツアー商品のご優待:7%割引
  • 空港内売店でのお買い物ご優待:10%割引
  • ゴルフプレー料金の割引ご優待:優待価格

 

ANA株主優待の優待券2

 

MEMO

当記事では「ANA株主優待券」についてご紹介していきます。「JAL株主優待券」については別記事でまとめておりますので、こちらをご参照ください。

 

ANA株主優待券の入手方法と価格

「ANA株主優待券」を入手する方法は、主に以下の3つになります。王道はやはり「ANAの株主になる」ことです。

「チケットショップで購入する」と「メルカリやヤフオクなどで購入する」は、リアル店舗がWebサービスかの違いだけです。ANAの株主から「ANA株主優待券」が転売されたものを購入するという観点では、同じになります。

<ANA株主優待券の入手方法>

  • ANAの株主になる
  • チケットショップで購入する
  • ヤフオクなどオークションサイトで購入する

 

ANAの株主になる

ANAの株主になる場合、保有している株数によって獲得できる「ANA株主優待券」の枚数は異なります。

具体的には以下のようになります。400株までは、100株あたり1枚の「ANA株主優待券」を獲得できますが、500株以降は獲得できる枚数がゆるやかになります。

<所有株式数と株主優待券の枚数>

所有株式数 株主優待番号ご案内書
100株~199株 1枚
200株~299株 2枚
300株~399株 3枚
400株~999株 4枚+400株超過分
200株ごとに1枚
1,000株~99,999株 7枚+1,000株超過分
400株ごとに1枚
100,000株~ 254枚+100,000株超過分
800株ごとに1枚

 

当記事を執筆している2019年6月11日時点のANAの株価(終値)は「3,684円」となっています。したがって、100株を購入するために必要なコストは「約37万円」となります。

そのため、「ANA株主優待券」をANAの株主になることで取得できる最低コストは「約37万円」ということになります。

「株主優待券」を2枚獲得したいといった場合は倍の「約74万円」、4枚獲得したいといった場合はさらに倍の「約144万円」が必要ということになります。なかなかの大金が必要になりますね・・。

 

ちなみに、株主優待の権利確定は、ANAの場合は「3月末」と「9月末」の年2回に設定されています。それぞれのタイミングで、上記株式数を保有していれば、「株主優待券」を獲得できるということになります。

発行基準日と発送日、「株主優待券」の有効期限の関係は以下のようになっています。手元に「株主優待券」が届くのは、「発送日」数日後という形になります。

<発行基準日と発送日、「株主優待券」の有効期限の関係>

発行基準日 発送日 国内線ご搭乗優待
3月31日 5月中旬 株主優待番号ご案内書 上期
有効期限 6/1~翌年5/31
9月30日 11月中旬 株主優待番号ご案内書 下期
有効期限 12/1~翌年11/30

 

MEMO

株主優待券をリクスを抑えて獲得するには「クロス取引」が有効です。クロスとは?という基本から、ANA株を題材に実際にクロス取引を行った手順を以下記事でまとめております。合わせてご参照ください。

 

チケットショップで購入する

チケットショップでは、「ANA株主優待券」が売買されています。実店舗での売買となりますので、メルカリやヤフオクなどのWebサービスに比べると安心感があります。

当記事を執筆時点(2019年6月11日)での、販売価格と買取価格は以下のようになります(東京駅周辺のチケットショップの価格例)。

<チケットショップでの販売価格と買取価格(例)>

  • 買取価格:4,000円前後
  • 販売価格:4,400円前後

 

MEMO

販売価格と買取価格は時期や枚数によって変動します。有効期限が近づくと大きく価格が下落することもあります。

 

ヤフオクなどオークションサイトで購入する

ヤフオクなどのオークションサイトでも「ANA株主優待券」を購入することができます。当記事を執筆時点(2019年6月11日)での、ヤフオクでの販売価格の例は以下のようになります。

基本的には、ヤフオクでの販売価格は、チケットショップでの価格と連動しており、チケットショップでの買取価格に数百円程度を追加したものが目安になっています。

<ヤフオクでの販売価格(例)>

  • 販売価格:4,500円前後

 

MEMO

フリマアプリの「メルカリ」では、株主優待券は「現金、金券類、カード類」と同様の「違反商品」として明記されるようになりました。そのため、メルカリでは「ANA株主優待券」を基本的には購入することはできなくなっています。

 

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ANA株主優待券の割引率

「ANA株主優待券」を利用すると、ANA国内全路線(コードシェア含む)の片道1区間を「株主優待割引運賃」で利用することができます。対象は「国内線」のみで「国際線」は対象外となっています。

「株主優待割引運賃」は、「普通運賃」の40%から50%程度の割引価格になっており、お得な価格で航空券を購入できるというのが最大の特徴です。

ここでは、具体的にどれくらいの割引価格(割引率)になっているか、実例を交えて確認していきたいと思います。

 

直近の土曜日の場合(普通席)

当記事を執筆時点(2019年6月11日)での直近の土曜日である「2019年6月15日」の「羽田=>那覇」間のチケット価格(普通席)は以下のようになっています。

株主優待割引運賃(普通席)例1

 

「株主優待割引運賃」の割引率は普通運賃(フレックス)の約50%となっていることがわかります。

直近の予定であるため、「株主優待割引運賃」も空席が少なくなっていますが、約50%(正確には49.5%)の割引率というのは非常に大きいですね。

この時点で予約可能である割引運賃は「バリュー」となりますが、「株主優待割引運賃」との価格差は、15,000円から17,000円ほどとなっています。

これであれば、チケットショップやヤフオクなどで約5,000円を支払い、「ANA株主優待券」を購入しても十分に元をとることができますね。

 

約3ヶ月後の平日の場合(普通席)

続いて、約3ヶ月後の平日となる「2019年9月11日」のチケット価格(普通席)を確認したいと思います。

この時点では割引運賃として「スーパーバリュー」を利用することができます。「スーパーバリュー」の方が「株主優待割引運賃」よりも4,000円から5,000円ほど安い価格となっています。

株主優待割引運賃(普通席)の例2

 

このように、「株主優待割引運賃」が必ずしも最安値とはならないことがわかります。

ただし、「スーパーバリューアーリー」は予約変更が「不可」であり、取消手数料も、出発前で「運賃額の30%から60%」、出発後は「運賃の100%」が必要となるなど、多くの制約があるため注意が必要です。

 

約3ヶ月後の平日の場合(プレミアムクラス)

続いては、同じく約3ヶ月後の平日である、「2019年9月11日」で、プレミアムクラスのチケットの価格を確認したいと思います。

株主優待割引運賃(プレミアムクラス)の例1

 

「株主優待割引運賃」の割引率は普通運賃(プレミアム運賃)の約40%となっていることがわかります。普通席に比べると割引率は若干低くなっています。

また、プレミアムクラスの場合は、「株主優待割引運賃」が最安値になっていることがわかります。ただ、割引運賃である「スーパーバリュープレミアム28」との価格差は1,000円ほとど大きくはありません。

しかしながら、「スーパーバリュープレミアム28」は予約変更が「不可」であり、取消手数料も、搭乗日55日前から「運賃額の30%から60%」、出発後は「運賃の100%」が必要となるなど、多くの制約がある注意が必要です。

 

ANA株主優待券の利用が価格的に有効なケース

以上の確認結果から、「ANA株主優待券」を利用するのが価格的に有効なケースとしては、近々の予定で他の割引運賃が利用できない場合や、「プレミアムクラス」を利用するような場合であることがわかります。

逆に、半年後の平日などで「普通席」を利用するような場合だと、他の割引運賃の方が価格的に有効である場合が多くなります。ただし、他の割引運賃は「変更」や「払い戻し(キャンセル)」による制約が厳しいため注意が必要です。

 

ANA株主優待券の特徴と利用条件

「ANA株主優待券」は、「搭乗日355日前の9:30」から予約・購入することができます。予約の「変更」「払い戻し(キャンセル)」に関しても普通運賃同等の柔軟なルールが適用されているため、使い勝手が良いのが特徴となっています。

また、マイルに加えてプレミアムポイント(PP)も加算されるため、SFC等の「マイル修行(ステータス修行)」にも利用することができます。

 

利用条件

基本的な「利用条件」は以下になります。満12歳以上は「株主優待割引運賃」、満3から11歳は「小児株主優待割引運賃」が適用されます。

片道1区画に対して「株主優待券(=主優待番号)が1枚必要になるため注意が必要です。往復で利用する場合は「株主優待券」が2枚必要となります。

<利用条件>

  • 株主優待割引運賃:満12歳以上の利用者に適用
  • 小児株主優待割引運賃:満3~11歳の利用者に適用
  • ※片道1区間に対して、株主優待番号1つが必要
  • ※他航空会社が運航するANA便名のコードシェア便も利用可
  • 
※他の割引運賃との重複利用は不可

 

MEMO

これ以降、「株主優待割引運賃」と「小児株主優待割引運賃」は区別なく、「株主優待割引運賃」と記載していきます。

 

予約・販売期間

「予約・販売期間」は以下になります。ほぼ1年前となる「355日前の9:30」から搭乗当日まで予約可能となっています。他の割引運賃と違い、予約・販売期間が限定されていないのが特徴です。

搭乗日が近くなると、他の割引運賃は販売されなくなりますが、「株主優待割引運賃」は、空席がある限り、搭乗当日まで購入することができます。(座席数には以下の制限があり)

<予約・販売期間>

  • 搭乗日355日前の9:30~搭乗当日

 

販売座席数の制限

「株主優待割引運賃」が適用される座席数には、混雑状況により販売数に制限が設定されます。そのため、利用したい便に空席がない場合もあります。ただし、特典航空券にくらべると競争率は低く、空席は見つけやすいという印象です。

<販売座席数の制限>

  • 年間を通じて、各便の混雑状況により販売座席数に制限を設定

 

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株主優待の有効期限

「株主優待の有効期限」は以下のようになっています。「株主優待券」が発行されたタイミングによって有効期限が異なりますが、基本的に1年間は利用できるようになっています。

<株主優待の有効期限>

  • 6月1日~翌年5月31日または12月1日~翌年11月30日 (1年間)

 

支払い期限

「支払い期限」は以下のようになっています。「搭乗日の3日前まで」に予約した場合は、予約日を含め3日以内に支払いをする必要があります。支払いを行わないとキャンセルになりますのでご注意ください。

「直前(搭乗日の2日前~当日)」の予約の場合は、「出発時刻の20分前まで」が支払い期限となります。

<支払い期限>

予約日 支払い期限
搭乗日の3日前まで 予約日を含め3日以内
搭乗日の2日前~当日 出発時刻の20分前まで

 

航空券の有効期限

「航空券の有効期限」は以下のようになっています。発行日(購入日)およびその翌日から起算して1年間が有効期限になっています。

ただし、航空券の発行日(購入日)にかかわらず、「株主優待券」に記載されている株主優待番号の有効期間内かつ航空券の有効期間内が搭乗可能な期間となります。

つまり、「株主優待券」の有効期間内に搭乗まで済ませておく必要がありますので注意が必要です。

<航空券の有効期限>

  • 発行日(購入日)およびその翌日から起算して1年間(1年後の同日まで)
  • ※航空券の発行日(購入日)にかかわらず、「株主優待券」に記載されている株主優待番号の有効期間内かつ航空券の有効期間内が搭乗可能な期間

 

変更

「変更」は「株主優待券」の有効期間内において無料で実施することができます。このように「変更」に対する柔軟性が高いのが「株主優待割引運賃」の特徴です。ただし、名義や区画および他社への変更はできませんので注意が必要です。

<変更>

  • 株主優待番号の有効期間において予約便の変更は可能
  • ※ただし、航空券の名義、区間および他社への変更は不可

 

MEMO

東京、大阪、北部九州(福岡・北九州・佐賀)、広島/岩国発着路線の発着空港については、以下に限り変更が可能となっています。

  • 東京発着路線:羽田空港⇔成田空港
  • 大阪発着路線:伊丹空港⇔関西空港⇔神戸空港⇔伊丹空港
  • 九州北部発着路線:福岡空港⇔北九州空港⇔佐賀空港⇔福岡空港
  • 広島/岩国発着路線:広島空港⇔岩国空港

 

払い戻し(キャンセル)

「払い戻し」には、1区画につき430円の手数料が必要になりますが、ただし、出発時刻前までは「取消手数料」は無料となっているのも大きな特徴です。実質的に430円だけでキャンセルできるということになります。

出発時刻以降の取り消しには「運賃の約20%」相当の手数料が必要になりますが、20%というのは破格の安さです。(他の割引運賃の場合は、当然ながら100%です)

<払い戻し>

  • 航空券の購入日以降、航空券の有効期間満了日の翌日から起算して30日以内に限り可能
  • 所定の払戻手数料と取消手数料は必要
  • 株主優待番号の登録後に払い戻しをする場合も、株主優待番号の有効期間内に限り、登録していた株主優待番号と登録用パスワードを再度利用可能

 

<取消手数料>

解約日時 取消手数料
航空券購入後~出発時刻前 なし
※払戻手数料は必要
出発時刻以降 運賃の約20%相当額

 

実際に「株主優待割引運賃」のキャンセル手続きを行った画面は以下になります。出発時刻前であれば、「取消手数料」は無料で、「払戻手数料」の430円のみが必要であることがわかります。

株主優待割引運賃の払い戻し例

 

マイル積算比率

「マイル積算比率」は以下のようになっています。「普通席」「プレミアムクラス」ともにマイル積算対象になっていることがわかります。

また、ステータス修行に必要な「プレミアムポイント(PP)」も付与されますので、SFC修行等のステータス修行にも利用することができます。

<マイル積算比率>

  • 普通席:75%(「運賃5」に該当)
  • プレミアムクラス:125%(「運賃2」に該当)
  • ※プレミアムポイント(PP)も加算対象

 

「株主優待割引運賃」の場合、搭乗ポイントである「400ポイント」も加算されます。同じマイル積算率75%でも「運賃7」に含まれる以下の割引運賃では搭乗ポイントは加算されません。そういう意味でも「株主優待割引運賃」はSFC修行に有効ですね。

  • ANA SUPER VALUE 21、ANA SUPER VALUE 28、ANA SUPER VALUE 45、ANA SUPER VALUE 55、ANA SUPER VALUE 75、ANA SUPERVALUE EARLY

 

MEMO

ANAのステータス修行である「SFC修行」についてはこちらの記事をご参照ください。

 

ANA株主優待券の使い方

ここでは、「ANA株主優待券」の使い方を実際の手順を交えながらご紹介したいと思います。

基本的には、通常のチケットを購入する手順と代わりませんが、チケット購入後に、「ANA株主優待券」に記載されている「株主優待番号」と「パスワード」を登録するという1ステップが追加になります。

具体的には以下のようになります。

<ANA株主優待券の利用ステップ>

  • ステップ1:「株主優待割引運賃」での予約
  • ステップ2:支払いの実施(チケットの購入)
  • ステップ3:「株主優待番号」と「パスワード」の登録<=ここが追加ステップ
  • ステップ4:フライトに搭乗

 

この「株主優待番号」と「パスワード」を登録するというステップは、チケット購入後からすぐに行うことができますが、「パスワード」を確認するためには、「ANA株主優待券」のスクラッチ部分を「削る」必要があります。

ANA株主優待券の券面

 

一度、このスクラッチ部分を削ってしまうと、「ANA株主優待券」をチケットショップやネットオークションで販売することができなくなってしまいます。

そのため、このスクラッチ部分を削って、「株主優待番号」と「パスワード」を登録するのは、対象チケットのフライトを利用するのが確実になった段階(前日や当日の朝)で実施するのがオススメになります。

 

MEMO

「株主優待番号」と「パスワード」を登録した後でもチケットの「変更」や「払い戻し」は可能で、「株主優待番号」の有効期限内に再度利用することはできます。あくまでも、スクラッチ部分を削ることで、チケットショップやヤフオクなどで販売できなくなってしまうということを意味しています。

 

ステップ1:「株主優待割引運賃」での予約

まずは、ANAの公式HPから、希望の行程、日時でフライトを検索します。その後、希望のフライトで「株主優待割引運賃」を選択後、通常通りに予約手続きを進めていきます。

 

以下の画面例では、「2019年9月11日」の「東京(羽田)=>沖縄(那覇)」、9:20発の便を選択しています。

ANA株主優待券の使い方1

 

「運賃」が「株主優待割引」になっていることを確認し、「次へ」をクリックします。

ANA株主優待券の使い方2

 

最後に内容を確認後、「予約」をクリックします。この段階では「予約」のみが終了しており、支払いは実施していません。

ANA株主優待券の使い方3

 

ステップ2:支払いの実施(チケットの購入)

続いては、「支払い」を実施します。「株主優待割引運賃」の場合、搭乗日の3日前までのフライトに関しては、予約日を含め3日以内に支払いをする必要があります。支払いをしない場合は予約が無効(キャンセル)になりますのでご注意ください。

 

「予約」が完了すると、以下の画面のように「購入手続きへ」というボタンが現れますので、こちらをクリックします。

ANA株主優待券の使い方4

 

すると、支払い情報の入力が求められますので、クレジットカード等で支払いを実施します。

ANA株主優待券の使い方5

 

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ステップ3: 「株主優待番号」と「パスワード」の登録

支払いを済ませた後は、「株主優待番号」と「パスワード」を登録します。この作業は、支払い後から、搭乗手続き前までに行う必要があります。

 

支払いが完了すると、以下の画面のように「株主優待番号登録」というボタンが現れますので、こちらをクリックします。

ANA株主優待券の使い方6

 

すると、以下の画面のように、「株主優待番号」と「登録用パスワード」の入力欄が表示されますので、「ANA株主優待券」を参照の上、こららの情報を入力します。

ANA株主優待券の使い方7

 

あとは、内容を確認後、「次へ」をクリックします。以上で作業は全て終了です。

ANA株主優待券の使い方8

 

前述のように、自分自身で「ANA株主優待券」を使い切るという自信のある方は、購入後にすぐに「ANA株主優待券」のスクラッチ部分を削って、「株主優待番号」と「パスワード」を登録してしまった方が安心です。

そうではなく、予定変更などで有効期限までに「ANA株主優待券」を使い切る自信がない場合は、フライトの前日や当日などに、スクラッチ部分を削って、「株主優待番号」と「パスワード」を登録するのがオススメです。

 

ステップ4:フライトに搭乗

「ステップ3」まで完了していれば、あとは該当のフライトに搭乗するだけです。「株主優待番号」と「パスワード」の登録がWebで完了していれば、「スキップサービス」を利用することができます。

「スキップサービス」を利用できると、スマホアプリで表示できる「QRコード」や、チケットの購入に利用したICカード付きの「ANAカード」を利用して、保安検査場を通過できるため、とても便利です。

スキップサービスのイメージ

 

ちなみに、「ANA株主優待券」自体は回収されませんが、なんらかの事態に備えて、当日空港に持参するようにしましょう。

 

MEMO

「株主優待番号」と「パスワード」の登録は、Webで事前に行うのがオススメです。空港の端末やカウンターでも実施することができますが、その場合、「スキップサービス」を利用できなくなります。また、「ANA株主優待券」を自宅に忘れてしまい利用できなくなってしまうというリスクも回避できます。

 

ANA株主優待券のメリットとデメリット

最後に、「ANA株主優待券」のメリットとデメリットをまとめたいと思います。

柔軟性の高いチケットを40%から50%という高い割引率で購入できるのだ最大のメリット

メリットはなんといっても、普通運賃と同等の柔軟性の高いチケットを、40%から50%という高い割引率で購入できるというところです。特にプレミアムクラスで最安値となる場合が多くあるため、ステータス修行との相性が良いですね。

また、予約時には必ずしも「ANA株主優待券」は必要ないため、あらかじめ予約を確保した後に、オークションサイトなどで確保するといった順番でもOKです。他の割引運賃で安いチケットを購入できなかった場合の保険にもなりますね。

<メリット>

  • 普通運賃に比べて、普通席で「約50%」、プレミアムクラスで「約40%」の割引を受けることができる
  • 予約変更が「無料」で可能であり、取消手数料も出発時までは「無料」となる(払戻手数料の430円は必要)
  • 予約時期による価格変動がなく、搭乗当日でも空席があれば予約できる
  • 他の割引運賃よりも競争率が低い(特に土日や繁忙期に有効)
  • プレミアムクラスの場合は他の割引運賃に比べても価格的に有利になる場合が多い
  • 予約時には必ずしも「ANA株主優待券」は必要ない(搭乗時までに用意できればよい)
  • プレミアムポイントも付与されるためSFC修行等のステータス修行にも利用できる

 

元手が必要なのが避けては通れいないデメリット

デメリットは、「ANA株主優待券」の獲得のために元手が必要だという点です。株を購入するにしても、チケットショップやネットオークションで購入するにしても、必ずコストが発生します。

また、「普通席」の場合は他の割引運賃の方が有利になる場合があります。予約変更の可能性が低い場合は、他の割引運賃の方が有利になりますね。

<デメリット>

  • 普通席の場合は他の割引運賃の方が有利になる場合がある
  • 「ANA株主優待券」獲得のために元手が必要

 

MEMO

株主優待券をリクスを抑えて獲得するには「クロス取引」が有効です。クロスとは?という基本から、ANA株を題材に実際にクロス取引を行った手順を以下記事でまとめております。合わせてご参照ください。

 

まとめ

今回は、「ANA株主優待券」の価格や入手方法から、特徴、メリット、使い方まで、詳しくご紹介していきました。

「ANA株主優待券」を利用すると、普通運賃に比べて40%から50%ほどの割引価格でチケットを購入することができます。しかしながら、「普通席」の場合は、「スーパーバリュー」などの割引運賃の方が、割安になる場合も多くあります。

そのため、「ANA株主優待券」の本当の価値は、「普通運賃」と同等の「変更「や「払い戻し(キャンセル)」に対する柔軟性を持っているチケットを、割引価格で購入できる点にあります。

これにより、予定が変更になる可能性が高い、直前にならないと予定が立てられない、というような、特に忙しい方との相性が良くなっています。

加えて、マイルやプレミアムポイント(PP)も加算されるため、SFCなどのステータス修行にも活用することができます。

サラリーマンなど平日が仕事で忙しく、土日や祝日などにプレミアムクラスを利用した「SFC修行」をする方は、一度「ANA株主優待券」の利用も検討されてはいかがでしょうか。

 

それでは、また!

 

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