ANA特典航空券のキャンセル料はいくら?国際線・国内線ともにマイルと現金の選択式に改善!
ANA陸マイラーに朗報です。ANA特典航空券のキャンセル料(払い戻し手数料)はこれまで国際線、国内線ともに一律3,000マイルとなっていました。これが3,000円のクレカ払いも選択できるようになります。現金よりもマイルの方が価値が高いため陸マイラーにとっては改善であり朗報と言えますね。以下で詳しくご紹介していきます。
目次
ANA特典航空券のキャンセル料はいくら?
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国際線、国内線ともに一律3,000マイル
ANA特典航空券のキャンセル料(払い戻し手数料)は、国際線、国内線ともに一律3,000マイルとなっています。
<キャンセル手数料(改定前)>
- 国際線・国内線:一律3,000マイル
一般的にマイルの価値は「1マイル=2円以上」と言われていますから、現金の価値に直すと6,000円相当と考えることもできます。
特典航空券はお得である一方でキャンセル手数料は高額であると言えますね。
ライバルであるJALはかねてから現金での支払となっています。そのため一部のANAユーザーからは不満の声があがっていました。
キャンセル料は国際線・国内線ともにマイルと現金の選択式に
国際線、国内線ともに3,000円のクレカ払いも選択可能に
2025年8月20日に、ANAから嬉しい発表がありました。それは、キャンセル手数料としてこれまでのマイルの他に現金(クレカ払い)も選択可能にするというものです。
<キャンセル手数料(改定後)>
- 国際線・国内線:3,000マイルもしくは3,000円(クレカ払い)を選択可能
- ※Webサイトからの手続き限定。電話はマイルでの支払いのみ
可能になるのは「2025年8月27日13:00(日本時間)」からでWebサイトからの手続き限定となっています。
電話で手続きする場合はこれまでどおりマイルでの支払いとなるため注意が必要です。
また、対象となる航空券は以下になります。国内線は少し先になるためこちらも注意が必要です。
<対象となる航空券>
- 国際線:2025年6月24日予約・発券分以降
- 国内線:2026年5月19日搭乗分以降
いずれにしてもマイルだけでなく現金(クレカ払い)も可能になったというのはANAユーザーにとっては朗報と言えますね。嬉しい改善です。
ちなみにANAでは2025年6月24日からこちらもかねてから望まれていた国際線特典航空券の片道発券が可能になるなどの改善がありました。
一方で世界一周特典が廃止になるなど改悪もあります。詳細はこちらの記事をご参照ください。
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ANAとJALでキャンセル料を比較
ANAは特典航空券の柔軟性が高い分割高な設定に
ANAとJALで特典航空券のルールを一覧表でまとめて比較してみたいと思います。
まずこちらが国際線です。
ANA国際線特典航空券は有効期限が1年間あり予約変更可能と柔軟性が高いのが特徴となっています。キャンセル手数料は3,000マイルのみでしたが、これに3,000円も選択可能になる形ですね。
JALのキャンセル手数料は3,100円ですのでこれよりも若干安くなっています。
<特典航空券のルール比較(国際線)>
ANA | JAL | |
予約開始日 | 355日前(午前9時) | 360日前 |
必要マイル数 | シーズン制 | 基本マイル+変動制 |
旅程 | 片道/往復 | 片道/往復 |
予約変更 | 可(24時間前まで) | 不可 |
空席待ち | 可(14日前まで) | 不可(ファーストのみ可) |
払戻/取消手数料 | 3,000マイル/3,000円(NEW!) | 3,100円 |
有効期限 | 1年間 | 予約便限り |
続いてこちらが国内線です。
ANA国内線特典航空券の柔軟性が高いのは国際線と同じですね。JALは柔軟性が低い代わりにキャンセル手数料が1,000円とリーズナブルな設定になっています。
ANAも現金(クレカ払い)を可能にするのであれば、もう少し安い金額にして欲しかったですね。
<特典航空券のルール比較(国内線)>
ANA | JAL | |
予約開始日 | 355日前(午前9時) | 360日前 |
必要マイル数 | シーズン制 | 基本マイル+変動制 |
旅程 | 片道/往復 | 片道/往復 |
予約変更 | 可(前日まで) | 不可 |
空席待ち | 可(ダイヤのみ可) | 不可 |
払戻/取消手数料 | 3,000マイル/3,000円(NEW!) | 1,000円 |
有効期限 | 1年間 | 予約便限り |
特に、ANAの場合は「ANAトクたびマイル」という通常よりも少ないマイル数でANA国内線特典航空券を利用できるキャンペーンを継続的に実施しています。
必要マイル数が少ないだけにキャンセル手数料が割高に感じてしまいます。個人的には、この「ANAトクたびマイル」だけでもキャンセル手数料を引き下げていただけると嬉しいのですが・・。
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まとめ
今回は、ANA特典航空券でキャンセル料(払い戻し手数料)がこれまでの一律3,000マイルから、3,000円(クレカ払い)も選択可能になるという制度改定をご紹介しました。
2025年8月27日13:00(日本時間)から、国際線は「2025年6月24日予約・発券分以降」、国内線は「2026年5月19日搭乗分以降」のチケットを対象に適用になります。
一般的にマイルの価値は「1マイル=2円以上」と言われていますからマイルだけでなく現金も選択可能になったのは朗報と言えますね。嬉しい改善です。
マイルの有効期限が近いなど特別な場合を除き、現金(クレカ払い)を選択した方が良さそうですね。
それでは、また!
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