羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジをブログレポート!名物 担々麺とフレンチトーストは絶品!
今回は、羽田空港の国際線「キャセイパシフィック・ラウンジ」に潜入してきましたので、その様子を訪問記としてご紹介します。「キャセイパシフィック・ラウンジ」と言えば、担々麺やフレンチトーストなどが名物メニューとなっているグルメなラウンジです。旅行前から利用できるのをとても楽しみにしていました。今回、私が持っていたチケットは「JALビジネスクラス」だったのですが、JALとキャセイパシフィックは同じアライアンス(ワンワールド)ということで、利用可能となりました。当記事では、場所や行き方、利用条件から、営業時間、食事やドリンクのメニューまで、まるまるっとご紹介したいと思います。
更新履歴(2025年5月4日):最新情報に更新しました。
目次
キャセイパシフィック・ラウンジとは
キャセイパシフィック航空が運営する航空会社ラウンジ
羽田空港の国際線「キャセイパシフィック・ラウンジ」は、航空会社ラウンジと呼ばれるものです。
基本は、キャセイパシフィック航空およびアライアンスとして加盟するワンワールドの上級会員、ファーストクラス利用者、ビジネスクラス利用者のみが利用できる特別な場所です。
クレジットカードのゴールドカード保有者が利用できる「カードラウンジ」と呼ばれるものとは別もので、ゴールドカードでは航空会社ラウンジには入ることができませんので注意が必要です。
航空会社ラウンジは、利用できる条件が厳しい分、「カードラウンジ」に比べると、内装や食事、ドリンクの品揃え等が、比べ物にならないぐらい豪華になっています。
「航空会社ラウンジ」とゴールドカード保有者が利用できる「カードラウンジ」の違いについてはこちらの記事をご参照ください。
羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジの利用条件
ファーストクラス・ビジネスクラス搭乗者および上級会員のみが利用できる
「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」の利用資格をまとめると以下のようになります。
<利用資格>
- キャセイパシフィック:ファーストクラス、ビジネスクラス搭乗者
- マルコポーロクラブ:シルバー会員、ゴールド会員、ダイヤモンド会員
- ワンワールド加盟航空会社:ファーストクラス、ビジネスクラス搭乗者
- ワンワールド:エメラルド会員、サファイア会員
私の場合は「JALビジネスクラス」の利用でしたので、「ワンワールド加盟航空会社:ビジネスクラス搭乗者」として、こちらのラウンジを利用することができました。
利用資格の詳細については、こちらの公式Webサイトもご確認ください。
羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ:場所と営業時間
場所は114番ゲート付近のラウンジエリア
「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」は、保安検査、出国審査を通過後の「制限エリア」に位置しています。
場所としては、114番ゲート付近のラウンジエリアの6階にあります。同じラウンジエリアの4階と5階にはJALサクララウンジもあります。
<場所>
- 114番ゲート付近のラウンジエリア6階
空港マップはこちらになります。
<空港マップ>
営業時間は午前7時半から午後5時まで
「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」の営業時間は以下のようになっています。
営業時間は意外と短いため、早朝便および夕方便以降に搭乗の場合は利用することができないので注意が必要です。
<営業時間>
- 7:30~17:00、毎日
「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」の営業時間外のフライトを利用の場合は「TIAT ラウンジ」を利用するようガイドがあるようです。
JAL利用者の場合は、大人しく「JALラウンジ」を利用するしかないですね。
ちなみに、「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」には残念ながらシャワーの準備がありません。ですので、シャワーを利用したいという場合も「JALラウンジ」を利用する形になります。
「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」の公式Webサイトはこちらになります。営業時間等の最新情報は、こちらでもご確認ください。
キャセイパシフィック航空「羽田空港 – キャセイパシフィック・ラウンジ」
羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジをブログレポート
さて、前置きが少々長くなりましたが、ここからは、「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」を実際に利用してみた様子をご紹介したいと思います。
場所とアクセス
先ほどご紹介したように、「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」は制限エリアの114番ゲート付近に位置しています。
近くのエスカレーター付近まで行くと、こちらの写真のような看板が用意されています。「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」が6階に位置していることが確認できますね。
ちなみに、4階と5階には「JALサクララウンジ」、5階には「デルタスカイクラブ」があります。それぞれのブログレポートは以下になりますので、よければ合わせてご参照ください。
デルタスカイクラブのブログレポート
外観と受付
「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」の外観はこんな感じです。シックで重厚感のある外観ですね。入るのに若干緊張します(笑)。
入り口脇のレセプションで「JALビジネスクラス」のチケットを提示することで、すんなり入館することができました。
入館した時間は午前8時前後、オープン直後の時間になります。
フロア構成
「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」のフロア構成は以下のようになっています。
全体としては、リラックスできる「ラウンジエリア」と、食事をいただくのに便利な「ダイニングエリア」に分かれています。
また、ラウンジエリア内には「バーカウンター」が、ダイニングエリア内には「ヌードルバー」と「フードカウンター」が用意されているという構成になります。
<フロア構成>
- ラウンジエリア
- バーカウンター
- ダイニングエリア
- ヌードルバー
- フードカウンター
以下では、それぞれのエリアを順番にご紹介していきます。
ラウンジエリア
まずは「ラウンジエリア」をご紹介します。入り口から入って右手のエリアが「ラウンジエリア」となっています。
こちらの写真を見ていただくとわかるように、2面に窓が配されており、明るく開放感があるのが特徴です。1フロアですが、広さもかなりあります。
「ラウンジエリア」はリラックスして寛ぐことができるように、様々なタイプのソファーが並べられてます。
1人用から、4人以上のグループで利用できるような大型ソファーまで、様々なタイプが用意されています。
全体的なデザインはモダンでスタイリッシュ、非常におしゃれです。青山あたりの家具屋さんみたいな雰囲気です。
また「ラウンジエリア」の一角には、こちらの写真のようなビジネスコーナーも用意されています。用意されているPCもMACでおしゃれ感がありますね。
また、「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」は6階に位置していますので、眺望も抜群です。飛行機の発着の様子を一望することができます。
バーカウンター
続いては「バーカウンター」をご紹介します。「バーカウンター」はこちらの写真のように「ラウンジエリア」の一角に位置しています。
「バーカウンター」には、常時スタッフがスタンバイしていて、お酒やコーヒー、紅茶を用意していただくことができます。
まず、お酒に関してです。ワインはこちらの写真のように並べられていますので、飲みたいものを指定すると、グラスに用意していただけます。
自分で注ぐことができないのは、めんどくさいといえばめんどくさいですが、特別感が感じられます。
また、カクテルやウィスキーなどは、メニューに書かれていますので、そちらを見てオーダーする形になります。写真だとわかりづらいと思いますので、以下に転記します。
<カクテル>
- ジントニック
- モスコミュール
- ブラッディーマリー
- モヒート
- キューバリバー
- テキーラサンライズ
- カンパリソーダ or オレンジ
- カシスソーダ or オレンジ
- キールロワイヤル
- ハイボール
<ウィスキー>
- スーパーニッカ
- シーバスリーガル
- ジョニーウォーカー
- ボウモア
- カナディアンクラブ
- ジャックダニエル
- 久保田
そして、カクテルに関しては、上記の定番以外にも「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」限定のメニューが存在しています。
それがこちらの「羽田ジェイド」と「スウィート羽田」です。どちらも「羽田」の名前が入っているのが特徴ですね。
ちなみに「羽田ジェイド」の方はアルコール入りですが、「スウィート羽田」の方はノンアルコールです。
アルコールが苦手の方も多いと思いますので、ノンアルコールのカクテルが用意されているのは嬉しいポイントですね。気遣いを感じられます。
<羽田空港オリジナルカクテル>
- 羽田ジェイド:アルコール入り
- スウィート羽田:ノンアルコール
続いて、コーヒーや紅茶に関してです。コーヒーや紅茶もメニューが用意されていますので、飲みたいものをオーダーすると、スタッフが用意してくれます。
こちらも、写真ではメニューが見づらいと思いますので、以下転記します。
<コーヒー>
- ブラックコーヒー
- エスプレッソ
- カフェラテ
- カプチーノ
- アイスコーヒー
<紅茶>
- イングリッシュブレックファスト
- アッサム
- ジャスミングリーン
- カモミール
- 緑茶
お水やオレンジジュース、コーラなどのソフトドリンクは、バーカウンターの隣に用意されています。こちらは、自分で好きなものをいただくことができるようになっています。
ダイニングエリア
続いては「ダイニングエリア」をご紹介します。入り口から入って左手のエリアが「ダイニングエリア」となっています。
「ダイニングエリア」はこちらの写真のように、ダイニングテーブルの配置がメインで、食事が取りやすいように工夫されています。イメージ的には、ロイヤルホストみたいな感じです(笑)。
ヌードルバー
続いては「ヌードルバー」をご紹介します。「ヌードルバー」は「ダイニングエリア」の一角に位置しています。
こちらのように、カウンター席もあり、こちらでささっと麺だけいただくということもできます。
私が訪れた日のヌードルバーのメニューはこちらの写真のようになってました。
私が訪れたのは朝の時間帯でしたので、「和朝食」や「中華粥朝食」といった、朝食メニューも並んでいますね。
こちらも写真では見にくいと思いますので、以下に転記いたします。
<朝食メニュー>
- 和朝食
- 中華粥朝食
<麺メニュー>
- 担々麺
- ワンタン麺
<スイーツメニュー>
- フレンチトースト
そして、こちらの「ヌードルバー」で注目なのは、麺メニューの「担々麺」とスイーツメニューの「フレンチトースト」です。どちらも「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」の名物と言われているものです。
そして、メニューの写真を見ていただくとわかりますが、これらのメニューは、あの有名ホテルである「ホテルオークラ」が提供しているそうです。
特に「フレンチトースト」の方は、「ホテルオークラ」の名物ということらしいので、ありがたみがありますね。
「ヌードルバー」で注文をすると、こちらの写真のような「電子ベル」が渡されますので、出来上がるまで席で待つことができます。
出来上がったら、カウンターまで自分で取りに行くというシステムです。
ヌードルバーの脇には、ドリンクバーも用意されていますので、こちらから好きなドリンクを、自分で持ってくることができます。
お酒好きには、ビールサーバーもありますよ。メーカーは「KIRIN」となっています。「一番搾り」でしょうかね。
フードカウンター
続いては、「フードカウンター」をご紹介します。場所的には「ダイニングエリア」と「ラウンジエリア」のちょうど中間あたりです。
こちらのフードカウンターはビュッフェ形式になっていて自分で好きなものをピックアップできるようになっています。
この日用意されていたのは、チーズ各種とペンネ、サーモンマリネ、ハム、ラタトゥイユ、などなど。お酒に合いそうなものが多いですね。
特にジャムが質が高く美味しそうでした。
こちらはパン。
季節のおすすめとして美味しそうなタルトもありました。
こちらはサラダ。ドレッシングは2種類ほど用意されていました。
そして、素晴らしいのがデザートコーナーです。デザートはこんな感じで、小皿に分けられたものがあらかじめ用意されています。
この日用意されていたのは、杏仁豆腐とあんみつ、カットフルーツです。見るからに美味しそうです。こちらも自由にいただけます。
キャセイパフィフィック・ラウンジの名物 担々麺とフレンチトーストは絶品
実食
そんなこんなで、「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」でいただいたものはこちらになります。
まずはドリンク。せっかくなので、シグネチャーカクテルである「羽田ジェイド」と「スウィート羽田」、両方をいただいてみました。
「羽田ジェイド」の方は、抹茶リキュールが入っているので、抹茶味かと思いきや、カシスとレモンの味が強めの、フレッシュな仕上がりになっていました。
アルコールも弱めで、女性でもスッキリと飲める感じのカクテルでした。
「スウィート羽田」の方は、その名前のとおり、かなり甘めの仕上がりです。シロップの炭酸割りみたいな感じです。ノンアルコールですし、お子様でも楽しめそうです。
続いていただいたのはこちら。ヌードルバーから、名物の坦々麺とフレンチトーストです。
2つ一緒にオーダーしたら、一緒のお盆に載せられていました。しょっぱい料理と甘い料理の共演ですね(笑)。
まず坦々麺の方ですが、ご飯茶碗をちょっと大きくしたぐらいの大きさなので、麺としてはハーフサイズぐらいのものです。そんなにお腹が空いていなくても、ペロっと食べられる量となっています。
ラウンジに行くと、いろいろなものを食べてみたくなるので、小さめサイズは嬉しいですね。味の方は、名物と言われるだけあって絶品でした。辛さは控えめで、ゴマの風味が際立つ、上品な仕上がりでした。
フレンチトーストの方は、ベースがパンと思えないほどのプリプリぶりでした。フレンチトーストというよりは、カスタードプリンといった方が食感は近いですね。
「ホテルオークラ」の名物が空港のラウンジでいただけてしまうとは、とても得した気分です。やっぱり、人の手が一度入った出来立てのものは美味しいですね。
続いてはこちら、「フードカウンター」からオードブル各種とスイーツ各種です。
あんみつは意外と普通でしたが、お惣菜はとてもおいしかったです。デパ地下を彷彿とさせるレベルです(良い意味です)。
また、別日にはワンタン麺もいただきました。こちらも具がプルプルとしていて絶品でした。辛いものが苦手な方はこちらもおすすめです。
トイレ
最後に「トイレ」の様子もご紹介したいと思います。トイレもラウンジの雰囲気と同じくとてもおしゃれで、それでいて清潔です。
アメニティーは、自然派化粧品ブランド「Aesop(イソップ)」のものでした。とても良い匂いがして、幸せな気分になりました。トイレにもこだわりを感じます。
シャワー
こちら「キャセイパシフィック・ラウンジ」には残念ながらシャワーがありません。これが唯一の弱点ですね。シャワーが必要な場合は同じワンワールドの「JALサクララウンジ」を利用しましょう。
JALサクララウンジは同じラウンジエリアの4階と5階になりますが、シャワーがあるのは4階になります。
まとめ:グルメなラウンジでJALサクララウンジとはしごしても訪れる価値あり!
今回は、羽田空港の国際線「キャセイパシフィック・ラウンジ」をご紹介しました。
「キャセイパシフィック・ラウンジ」と言えば、担々麺やフレンチトーストなどが名物メニューとなっているグルメなラウンジです。
旅行前から利用できるのをとても楽しみにしていたのですが、利用してみた結果は、その期待を裏切らない素晴らしいものでした。
実は、こちらのラウンジを訪れる前には「JALサクララウンジ」の方にお邪魔して、そちらでもJAL特製の「ビーフカレー」なんかをいただいてしまっていました。
はしごするのも楽しいのですが、どこへいっても美味しいものばかりで困ってしまいます。もっと大きな胃袋が欲しいところです。
ちなみに、今回の旅行にはJALのビジネスクラスを利用していますが、チケットは有償ではなく特典航空券を利用しています。
ビジネスクラスのチケットはとても高額なので、特典航空券でなければ手がでませんからね(笑)。
JALマイルの貯め方については、こちらの記事で網羅的にまとめさせていただいております。合わせてご参照いただければと思います。
それでは、また!
JALビジネスクラス搭乗記
羽田発着のJALビジネスクラス搭乗記はこちらになります。JALビジネスクラスならキャセイパシフィック・ラウンジを利用できるのも楽しみです。