香港国際空港からホテルへの移動・アクセスはエアポート・エクスプレス(電車)がオススメ!
香港国際空港からホテルへの移動・アクセス方法としては、エアポート・エクスプレス(電車)、バス、タクシーの3種類がメジャーです。どれも一長一短がありますが、オススメはエアポート・エクスプレスです。エアポート・エクスプレスは約20分という短い時間で市内(九龍駅・香港駅)へのアクセスを可能にしています。また、九龍駅・香港駅からは主要ホテルへのシャトルバス・サービスもあるため、空港からホテルまで一気通貫で移動可能となっています。料金も片道約1,500円程度と手頃で、車内も清潔、乗り方も簡単です。クレジットカードも使えますので、両替前でも利用することができます。当記事は、移動・アクセス方法の比較からエアポート・エクスプレスを利用した体験レポートまで、詳しくご紹介していきたいと思います。
更新履歴(2025年4月28日):最新情報に更新しました。
目次
香港国際空港からホテルへの移動・アクセス方法の選択肢
市内(ホテル)への移動(アクセス)方法は3つがメジャー
まずは、香港国際空港から市内(ホテル)への移動(アクセス)方法に関する選択肢を、ざっとまとめたいと思います。
香港国際空港から市内(ホテル)への移動(アクセス)方法としてメジャーなものは、以下の3つになります。
<香港国際空港から市内(ホテル)への移動(アクセス)方法>
- エアポート・エクスプレス(電車)
- バス
- タクシー
1. エアポート・エクスプレス
「エアポート・エクスプレス」は、香港国際空港と主市内間を結ぶ専用鉄道です。香港国際空港と直結しています。
日本で言えば、成田エクスプレスや東急スカイライナーを思い浮かべてもらえればわかりやすいと思います。
ただ、成田エクスプレスや東急スカイライナーのように仰々しいものではなく、地下鉄のように、さっとチケットを買って、すぐに利用することができます。
料金は九龍駅まで105HKD(=約1,890円、1HKD=18円で計算。以下同様)、香港駅まで115HKD(=約2,070円)で、所要時間は九龍駅まで21分、香港駅まで24分となっています。
<料金と所要時間>
- 料金:
- 九龍駅まで105HKD(=約1,890円)
- 香港駅まで115HKD(=約2,070円)
- 所要時間:九龍駅まで21分、香港駅まで24分
エアポート・エクスプレスには往復割引も用意されています。往復料金は以下になります。
<往復料金>
- 料金(往復):
- 九龍駅まで185HKD(=約3,330円)
- 香港駅まで205HKD(=約3,690円)
支払いは現金、オクトパスカードの他、クレジットカードも利用できるため安心です。
また、九龍駅および香港駅から主要ホテルへの無料シャトルバスも提供しており、空港から主要ホテルまで一気通貫で移動できます。
各駅から目的となるホテルはこちらからご確認いただけます。
エアポート・エクスプレスを実際に体験してみた様子は記事の後半でご紹介します。
2. バス
香港国際空港からは市内・主要ホテル間を結ぶバスが運行しています。
料金は路線バスなのでルートや停車場所によってまちまちで、30HKDから40HKD(=約540円から720円)ぐらいが目安になります。
所要時間も同様で、目的地によって40分から80分とばらつきがあります。
料金が安い一方で、事前にルートや停車場所を把握しておく必要があるため観光客にとっては利用しづらい印象がありますね。
<料金と所要時間>
- 料金:30HKDから40HKD(=約540円から720円)
- 所要時間:40分から80分が目安
路線名と主な目的地を表にまとめると以下になります。
<路線名と主な目的地>
路線名 | 主な行き先 | 運行間隔 |
A11 | 中環、湾仔、銅鑼湾など(香港島方面) | 約20〜30分ごと |
A21 | 旺角、佐敦、尖沙咀など(九龍方面) | 約10〜20分ごと |
A22 | 九龍城、啓徳、紅磡など | 約20分ごと |
観光客に特に人気があるのが「A21」です。香港の中心部ともいえる「尖沙咀(チムサーチョイ)」までアクセスできます。
支払いは現金または「オクトパスカード」が基本です。クレジットカードは使えないため注意が必要です。現金の場合はおつりがもらえない場合がほとんどなので注意しましょう。
3. タクシー
最後は「タクシー」です。香港国際空港には専用のタクシー乗り場が用意されています。ドアツードアで、行きたいところまで、直接車で乗り付けられるのが特徴です。
料金は尖沙咀周辺のホテルまで280HKD(=約5,040円)、中環周辺のホテルまで370HKD(=約6,660円)ほどで、所要時間は40分から50分(ホテルによって異なる)が目安となります。
料金はメーター制になっており、ルートによって変動があります。また、トンネルは橋の通行料が加算されます。そのため、料金が思いのほか高くなる場合があります。
<料金と所要時間>
- 料金:
- 尖沙咀周辺のホテルまで280HKD(=約3,625円)ほど
- 中環周辺のホテルまで370HKD(=約4,350円)ほど
- 所要時間:40分から50分が目安
支払いは現金が基本です。クレジットカードは一部タクシーのみ対応となっているため注意が必要です。チップは不要ですが、釣銭の切り上げ(例:38HK$→40HK$)が一般的となっています。
香港国際空港からホテルへの移動・アクセス方法のオススメは?
1人ならエアポート・エクスプレス、2人ならエアポート・エクスプレスかタクシー、3人以上ならタクシーがおすすめ
香港国際空港から市内(ホテル)への移動(アクセス)方法のオススメですが、旅行する人数によって異なります。
1人なら「エアポート・エクスプレス」、2人の場合は「エアポート・エクスプレス」か「タクシー」、3人以上の場合は「タクシー」が、料金と所要時間のバランスが取れていてオススメになります。
<オススメの移動方法>
- 1人の場合:エアポート・エクスプレス
- 2人の場合:エアポート・エクスプレス(料金重視)かタクシー(時間重視)
- 3人以上の場合:タクシー
「バス」は観光客にはハードルが高いため初めて香港を訪れる場合はあまりおすすめではありません。1人かつ料金を節約したい旅慣れた方向けになりますね。
もちろん、1人の場合でも、お金に余裕がある場合は、タクシー利用でも一向に構わないと思います。日本に比べれば、香港のタクシーは割安です。
2人でも時間や利便性重視ならタクシー利用も合理的
また、2人の場合で、「エアポート・エクスプレス」と「タクシー」を選択する基準ですが、料金重視であれば「エアポート・エクスプレス」、時間や利便性重視であれば「タクシー」となります。
ただし、香港のタクシーはクレジットカードがほとんど使えないので、空港から利用する前は事前に両替を済ませておくよう、注意する必要があります。
また、運転手さんに英語がうまく伝わらない場合が多々あるので、行き先を英語と中国語で書いておく(スマホなどで画面を表示しておく)とスムーズに利用できます。
「エアポート・エクスプレス」のチケット購入にはクレジットカードが使えますし、窓口では英語も通じるので、事前準備がめんどくさい方は、素直に「エアポート・エクスプレス」を選択した方がよいかもしれません。
我々の場合は、夫婦2人での旅行でしたので、エアポート・エクスプレス(料金重視)かタクシー(時間重視)が選択肢になりました。
今回は、香港に到着したのが15時ごろで、明るい時間だったということと、時間に比較的余裕があったため「エアポート・エクスプレス」を選択することにしました。
エアポート・エクスプレスとは
ここでは、今回我々が利用した「エアポート・エクスプレス」を、もう少し詳しくご紹介したいと思います。
エアポート・エクスプレスのルート
エアポート・エクスプレスのルートは以下のようになっています。空港(Airport)と香港市内の主要ターミナル駅である「九龍駅」および「香港駅」間を運行しています。
エアポート・エクスプレスの料金
エアポート・エクスプレスの料金は以下のようになっています。
香港では「Octopusカード」というICカード型のチケットが普及しており、それを利用すると、香港駅まで110HKD、九龍駅まで100HKDとなっています。
それ以外の場合は5HKDが追加になります。11歳以下は子供料金としては半額になります。
エアポート・エクスプレスのチケットは、いつでもお得なクーポンを活用できる「KLOOK」からの購入がオススメです。
こちらのクーポンコード適用で6%の割引を受けることができます(1,000円以上の購入で最大1,000円の割引)。
- クーポンコード:PIPINOBUKLOOK
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エアポート・エクスプレスの所要時間と運行間隔
エアポート・エクスプレスの所要時間は、九龍駅まで21分、香港駅まで24分となっています。運行間隔は10分間隔となっており、待っていると次から次へと電車がやってきます。
<エアポート・エクスプレスの所要時間と運行間隔>
- 所要時間:九龍駅まで21分、香港駅まで24分
- 運行間隔:10分
エアポート・エクスプレスの営業時間
エアポート・エクスプレスの営業時間は以下のようになっています。空港から市内へ向かう場合も、市内から空港へ向かう場合も、早朝の5時台から、深夜0時台まで、長い間営業しています。
<空港から市内へ>
- 始発:05:54
- 終電:00:48
<九龍駅から空港へ>
- 始発:05:53
- 終電:00:52
<香港駅から空港へ>
- 始発:05:50
- 終電:00:48
エアポート・エクスプレスの利用体験レポート
さて、前置きが長くなりましたが、ここでは、今回我々が利用した「エアポート・エクスプレス」の利用体験レポートをお送りします。
香港国際空港の到着出口からエアポート・エクスプレスへの移動方法
私が今回利用したのは「中国東方航空」で「ターミナル1」の到着になりました。こちらの写真は、「ターミナル1」の到着出口から非制限エリアに移動したところです。
エアポート・エクスプレスは電車になりますので、空港内の案内板の「電車マーク」を目印に移動することになります。
こちらの写真では「To city」と書かれたところに「電車マーク」が書かれていますね。ちなみに、バスとタクシーも同じ方向になりますので、バスやタクシー利用の方も、同じ方向でOKです。
しばらくの間「To city」と書かれた方向に進んで行きましょう。
すると、こちらの写真のような、ちょっと開けたエリアに到着すると思います。こちらのエリアの正面が「エアポート・エクスプレス」の駅になります。
「エアポート・エクスプレス」の利用の場合は、このまま、ずいずいと正面に進んで行きましょう。
ちなみに、左手が「タクシー」、右手が「バス」、それぞれの乗り場になりますので、それらを利用する方とは、ここでお別れです(笑)。
エアポート・エクスプレスのチケット購入方法
先ほどの場所から正面に進んでいくと「Customer Service Center」に到着すると思います。「エアポート・エクスプレス」のチケットはこちらで購入することができます。
ちなみに、こちらの窓口ではクレジットカードも利用できますので、香港ドルへの両替前でも利用可能です。
「エアポート・エクスプレス」のチケットは、前述のとおり「Octopusカード」を利用することで、5HKDの割引になります。
ですので、このタイミングで「Octopusカード」を購入するのがオススメです。
係の方に「Octopus card, please」と言えば、簡単に購入することができます。
「Octopusカード」は、標準で100HKDのチャージと、50HKDのデポジット(保証金)、で構成されています。つまり、購入価格は150HKDです。何も言わなければ、この標準構成で購入することになります。
「エアポート・エクスプレス」の料金は、香港駅まで110HKD、九龍駅まで100HKDとでしたので、100HKDのクレジットでは香港駅までは行けない(10HKDが不足する)ように思います。
ただし、料金が不足した場合は50HKDのデポジットから差し引かれますので、実際は標準構成で香港駅まで利用することができます。
ただしこの場合、次回チャージ時に、チャージ金額から10HKDが差し引かれ、50HKDのデポジットが復活します。
ちなみに、50HKDのデポジットは、最終日に清算することで取り戻せるので安心です(3ヶ月以内の払い戻しはHK$9の手数料が発生)
こちらが、今回購入した「Octopusカード」です。夫婦2名で利用しましたので、2枚購入しました。
こちらが、「Octopusカード」を購入した時のレシートです。100HKDのチャージと、50HKDのデポジット(保証金)で、合計150HKDであることがわかりますね。
エアポート・エクスプレスの空港駅の様子
こちらの写真は、エアポート・エクスプレスの空港駅の様子です。空港から市内(九龍駅、香港駅)へは、2番ホームを利用します。
先ほどの「Customer Service Center」のすぐ隣です。エアポート・エクスプレスは10分間隔で運行されていますので、ちょっと待っていると、すぐにやってきます。
エアポート・エクスプレスの車内の様子はこんな感じです。
車内は明るく、とても清潔感があります。この日の車両は、たまたま「資生堂」のラッピング車でした。なんか安心感があります(笑)。
シートは2-2の配列で、地下鉄というよりは急行電車のようなイメージです。スーツケースを置く場所も、入口すぐのところに用意されています。座席側の通路は狭いので、スーツケースは、専用の置き場を利用しましょう。
運行間隔が短いため、そんなに混雑している印象はありませんでした。乗車音も静かで、とても快適です。
エアポート・エクスプレスの香港駅の様子
そんなこんなで、エアポート・エクスプレスに乗車すること24分で、香港駅に到着しました。
香港駅には、こちらの写真のような改札がありますので、こちらで先ほど購入 「Octopusカード」をピッとかざして退場します。
香港駅でのシャトルバス・サービスの利用方法
香港駅では、ホテルに向かうために「シャトルバス」に乗り換えました。シャトルバスを利用するには「Free shuttle bus」と書かれた方に向かいます。
「Free shuttle bus」の乗り場には、各ホテルが提供しているシャトルバスの乗り場と、「エアポート・エクスプレス」が提供しているシャトルバスの乗り場がありますので、間違えないように注意しましょう。
「エアポート・エクスプレス」が提供しているシャトルバスの乗り場には、こちらのような掲示板があります。
こちらの掲示板にはルートも記載されています。自分が利用するホテルが、どのルートに含まれているのか、再度確認しましょう。
エアポート・エクスプレスのチケットを割引価格で購入する方法
チケットは事前購入が便利でお得
エアポート・エクスプレスのチケットは、いつでもお得なクーポンを活用できる「KLOOK」からの購入がオススメです。
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香港・シンガポール旅行2018のスケジュール
今回の香港・シンガポール旅行のスケジュールは以下になります。全体としては、5泊6日のスケジュールで、香港に2泊、シンガポールに3泊というスケジュールになります。
今回の記事は、旅行1日目の、香港国際空港からホテルへの移動の様子になります。
<スケジュール概要>
- 1日目:羽田から香港に移動(MU576、MU503便)、JWマリオット(香港)宿泊 <=今ココ
- 2日目:ザ・リッツカールトン(香港)宿泊
- 3日目:香港からシンガポールに移動(SQ863)、コンラッド(シンガポール)宿泊
- 4日目:セントレジス(シンガポール)宿泊
- 5日目:シェラトン・タワーズ(シンガポール)宿泊
- 6日目:シンガポールから成田に移動(DL166)
今回の、香港・シンガポール旅行の全体的な計画についてはこちらをご参照ください。
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まとめ:香港国際空港からホテルへの移動はエアポート・エクスプレスが快適だった!
今回の記事では、香港国際空港からホテルへの移動方法の比較から、エアポート・エクスプレスを利用した体験レポートまで、詳しくご紹介していきました。
香港に到着するまでは、タクシーを利用するか迷っていましたが、エアポート・エクスプレスはリーズナブル、かつ、とても清潔、快適だったため、エアポート・エクスプレスを選んで正解だったと思います。
結局、往路(帰り)でも、エアポート・エクスプレスを利用してしまいました。
東京の羽田や成田へのアクセスも、これぐらい簡単かつリーズナブルに利用できるようになるといいのになあ、と思ってしまいました。
==>次の記事
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<香港・シンガポール旅行記の目次>
香港・シンガポール旅行記2018:全体の目次、記事一覧はこちら!
それでは、また!
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