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【改悪】ラグジュアリーカード 税金決済時のポイント付与が条件制に変更!回避方法は?

【改悪】ラグジュアリーカード 税金決済時のポイント付与が条件制に変更

【改悪】ラグジュアリーカード 税金決済時のポイント付与が条件制に変更!回避方法は?

ラグジュアリーカードで税金払いをした時のポイント付与が条件制に変更になります。半分のポイントは無条件に付与されますが、残り半分のポイントは条件クリア時のみ付与されるというものです。その条件は税金決済金額の3倍のショッピング利用となかなかに高いハードルとなっています。税金払いで主に利用していた人にとっては改悪と言えますね。当記事では変更内容とともに回避方法を合わせてご紹介したいと思います。

pipinobu

管理人の「ピピノブ」です。当記事を執筆しています。
記事の信頼性
2016年から陸マイラーブログをスタート。ポイントサイトを駆使して累計1,000万マイル以上を貯めました。「ポイ活の達人」として雑誌(日経トレンディ)への掲載、マイル関連書籍監修の経験あり。Marriottプラチナ、Hiltonダイヤ、ANA SFCなど各種ステータスを保有しています。

ラグジュアリーカードの税金払いが改悪

ラグジュアリーカードは税金払いでもショッピングと同じポイント還元率を実現

ラグジュアリーカードは税金払いでも通常のショッピングと同じポイント還元率を実現しています。

ポイント還元率はラグジュアリーカードのグレードによって異なります。具体的には以下のようになっています。

<ラグジュアリーカードのポイント還元率(通常時)>

  • Black Diamond(ブラックダイヤモンド):2.0%
  • Gold Card(ゴールドカード):1.5%
  • Black Card(ブラックカード):1.25%
  • Titanium Card(チタニウムカード):1.0%

 

どのグレードでも1.0%以上のポイント還元率となっており、年会費の一番高額なブラックダイヤモンドでは2.0%という非常に高い数字を実現している点が特徴となっています。

 

税金払いにおけるポイント進呈方法の変更が2フェーズにわたり適用

ラグジュアリーカードで税金決済時のポイント進呈方法の変更が発表されました。以下2つのフェーズにわたって適用されます。

  • フェーズ1:2023年11月6日から2024年4月5日まで
    • 税金の決済で獲得するポイントの半分を、カードご利用月の翌月までに進呈し、残りの半分は2024年6月にまとめて進呈します。
    • 合計で獲得できるポイント進呈率には変更ありません。
  • フェーズ2:2024年4月6日(土)以降
    • 税金のお支払いで獲得するポイントの半分を、カードご利用月の翌月までに進呈し、残りの半分は、集計期間中の条件を達成した方へ集計期間後の6月にまとめて進呈します。

 

フェーズ1ではまず半分のポイントがカード利用の翌月に付与されます。そして残りの半分が2024年6月にまとめて付与されます。

フェーズ1ではポイント付与のタイミングが変更になるだけで、これまでどおりのポイント数が満額付与されます。ここは改悪ではありません。

フェーズ1「税金払いのポイント付与タイミングの変更」

フェーズ1「税金払いのポイント付与タイミングの変更」

 

一方でフェーズ2では条件を満たさないと税金払いのポイント付与がこれまでの半分に減ってしまいます。

他社では税金払いのポイント付与は対象外、もしくは一律で半分にしているところがあります。それに比べれば条件付きで満額もらえるというのは良心的とも言えます。

ただし、現行から比較すれば明らかに改悪と言えますね。

ちなみに、ここでいう税金とは以下になります。国税、地方税をはじめ国民年金保険料、国民健康保険料も対象となります。

<税金の定義>

  • 自動車税、固定資産税、法人税、ふるさと納税などを含むすべての税金、特許申請料、国民年金保険料、国民健康保険料などの都道府県・市区町村に納める公金

 

ラグジュアリーカード税金決済時のポイント付与が条件制に変更

税金払いの3倍以上の金額のショッピング利用がないとポイント付与が半分に

ここではフェーズ2の仕組みをもう少し詳しく確認していきたいと思います。

フェーズ2では、まず半分のポイントがカード利用の翌月に付与されます。ここはフェーズ1と同じです。

そしてフェーズ2では、条件を達成すると残りの半分が毎年6月に付与されるという仕組みになります。

逆に言えば、条件を達成しないと税金払いのポイント付与が半分に減ってしまうことを意味しています。

フェーズ2「税金払いの半分のポイント付与が条件制に」

フェーズ2「税金払いの半分のポイント付与が条件制に」

 

ポイント進呈の条件は以下になります。集計期間となる一年の間に税金払いの金額の3倍以上のショッピング利用が必要になります。

例えば、税金払いを100万円した場合は同じ1年間にショッピング利用を300万円する必要があるというイメージになりますね。

<ポイント進呈条件>

  • 集計期間中(毎年4月6日から翌年4月5日)の税金以外のショッピング等のご利用合計金額が、税金のご利用合計金額の3倍以上となること

 

これまでラグジュアリーカードを税金払いでメインで利用していた方にとっては厳しい条件です。税金払いでポイント還元を満額得るにはショッピングの利用額も増やす必要があります。

条件を満たせなかった場合の税金払いでのポイント還元率は以下になります。ゴールドカード以下で1.0%を下回る数字となってしまいますね。

<ラグジュアリーカードのポイント還元率(税金払いで条件未達の場合)>

  • Black Diamond(ブラックダイヤモンド):1.0%
  • Gold Card(ゴールドカード):0.75%
  • Black Card(ブラックカード):0.625%
  • Titanium Card(チタニウムカード):0.5%

 

税金払いの改悪はラグジュアリーカード以外の他社でも

税金払いの改悪はラグジュアリーカード以外の他社でも実施されます。

例えば、アメリカン・エキスプレスカードの場合は元々税金払いでのポイント付与はショッピング時の半分になっています。

そして、マリオットやヒルトン、デルタ、ANAといった提携カードについてはその半分のポイント付与に関しても年300万円を上限とする変更を行います。

これは国税が対象で2024年1月1日から適用になります。

アメリカン・エキスプレスカード「国税お支払いに伴う加算ポイントに関するお知らせ」

 

セゾンカードでも2024年1月11日から税金払いにおけるポイント付与が半分に変更になります。

セゾンカード「永久不滅ポイント規約変更および永久不滅ポイント並びにSAISON MILE CLUB一部お取引での還元率変更に関するご案内」

 

税金払いは利用する金額が大きく、その分還元されるポイント数も多くなっています。クレジットカード会社側の負担が大きくなっているのかもしれませんね。

利用者にとっては厳しい状況となっています。

 

改悪を回避して税金決済時のポイントを満額得る方法

回避方法①:2024年4月5日までに税金払いを行う

ェーズ2が適用になるのは「2024年4月6日から」です。そのため、請求書を貯めている場合は2024年4月5日までに税金払いしておくのが一つの手です。

確定申告に伴う国税の納付期限は例年3月15日までとなっていますので、2024年の確定申告にも間に合いますね。

 

回避方法②:au PAYを活用する

今回の改悪で影響を受けるのは、ラグジュアリーカードから行う直接的な税金払いのみです。そのため、間接的に税金払いを行うことで影響を回避することができます。

まず最初にご紹介するのは「au PAY」です。

まずラグジュアリーカードから「au PAY」にチャージします。au PAYは税金払いではありませんし、ポイント付与対象外の決済方法でもありません。

そのため、通常どおりのポイント還元(1%から2%)を受けることができます。

<ポイント付与対象外の取引>

  • 楽天Edyチャージ、nanacoチャージ、BANKITチャージ

 

そして、au PAYはau PAYプリペイドカードを発行すればマスターカードの加盟店でクレジットカード決済することもできます。そのため、これを利用して税金払いを行うことができます。

<au PAY経由の支払い>

ラグジュアリーカード「au PAY経由の支払い」

 

au PAYの場合、au PAY決済でも0.5%のPontaポイントの還元を受けられるのもメリットです。

また、納付するのが地方税であれば「eL-QR」を利用してau PAYから手数料無料でスマホ納付できます。クレジットカード納付に比べて0.8%ほどの手数料を節約できてお得です。

地方税のスマホ納付についてはこちらの記事をご参照ください。

 

一方で、クレジットカードからau PAYへのチャージはひと月5万円までに制限されています。年60万円までという計算ですね。

納税額がこれ以上の場合は、別の方法を組み合わせる必要があります。

 

回避方法③:Amazon Payを活用する

納付するのが「国税」の場合はAmazon Payがオススメです。

まずラグジュアリーカードから「Amazonギフトカード」にチャージします。Amazonは税金払いではありませんから通常どおりのポイント還元(1%から2%)を受けることができます。

Amazonギフトカードの残高はAmazon Payでの決済にそのまま利用できます。

そして、国税はAmazon Payでのスマホ納付に対応していますの手数料無料で納税できます。クレジットカード納付に比べて0.8%ほどの手数料を節約できます。

ただし、国税のスマホ納付では1回あたりの決済額が30万円に制限されています。そのため、これを超える金額を納付する際は複数回の決済を行う必要があるため注意しましょう。

国税のAmazon Pay納付の詳細はこちらの記事で解説しています。合わせてご参照ください。

 

ラグジュアリーカードの新サービス追加

トラベル関係の新サービスが追加で特典が充実

ラグジュアリーカードでは今回の改悪に合わせて新サービスの追加を行います。いずれも2023年10月以降開始を予定しています。

プリファード ホテルズ&リゾーツ ステータスマッチ」は従来から提供されていますが、新規会員登録の特典が追加となってリニューアルされます。

また、「Small Luxury Hotels of the World ステータスマッチ」と「MSCクルーズステータスマッチ」が新しく追加になります。

<ラグジュアリーカードの新サービス>

  • ラグジュアリーカードコンシェルジュ
    • 24時間365日LINEからのお問い合わせが可能になります。
    • 対象カード:Black Diamond、Gold Card、Black Card
  • プリファード ホテルズ&リゾーツ ステータスマッチ
    • 「I Prefer Hotel Rewards(アイ・プリファー・ホテルリワード)」の「エリート」会員ステータスに特別にご招待します。通常累計で50,000ポイントの達成が必要なところ、無条件でエリート会員にご登録いただけます。さらに、新規会員登録特典として25,000ポイントをプレゼントいたします。1泊15,000ポイントからリワードナイト(ポイントで無料宿泊)に交換いただけます。
  • Small Luxury Hotels of the World ステータスマッチ
    • ラグジュアリーカード会員特典として、無条件でロイヤリティープログラム「INVITED(インバイテッド)」の上級会員ステータスを取得できます。
    • Black Diamond会員、Gold Card会員:最上位「Indulged(インダルジッド)」
    • Black Card会員、Titanium Card会員:上位2番目「Inspired(インスパイアッド)」
  • MSCクルーズステータスマッチ
    • 世界第3位の規模を誇るクルーズブランド、MSCクルーズ。通常乗船を重ねて得られる上級ステータスを無条件で獲得できます。(獲得可能なステータスはラグジュアリーカードの会員種別によって異なります)。ステータスに応じて各種優待が受けられます。

 

内容の詳細はまだ不明なところがありますが、ますますトラベル関係の特典が充実する形になりますね。

最近では、会員制高級ホテル予約アプリである「HoteLux」へのステータスマッチも可能になっています。

 

このほかにも、ビジネス関係の特典や機能が強化される予定になっています。詳細はこちら公式サイトも合わせてご参照ください。

ラグジュアリーカード「税金決済時のポイント進呈方法変更と新サービス追加に関するお知らせ」

 

まとめ

今回はラグジュアリーカードの改悪をご紹介しました。税金払いのポイント付与が条件制に変更になるというものです。

税金決済時に半分のポイントは無条件に付与されますが、残り半分のポイントは条件クリア時のみ付与されます。

条件は税金決済金額の3倍のショッピング利用と高いハードルとなっています。

回避方法としては以下3つをご紹介しました。

  1. 2024年4月5日までに税金払いを行う
  2. au PAYを活用する
  3. Amazon Payを活用する

 

税金払いのポイント付与の条件については、ラグジュアリーカードだけでなく他社も改悪が続いています。利用者にとっては厳しい状況です。

回避策も駆使しながらうまく活用していきたいですね。

 

それでは、また!

 

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