【2024年12月最新】ポイントサイトの入会特典ランキング!ここからの登録で最大1万円以上お得!

SPGアメックスは改悪で解約?後継と代替、自動切替の注意点を解説!

SPGアメックスは改悪で解約(Top画像)

SPGアメックスは改悪で解約?後継と代替、自動切替の注意点を解説!

SPGアメックスの後継カードとなる「マリオットアメックス(Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・カード)」が発表になりました。上位グレードとなる「プレミアムカード」はSPGアメックスに比べて年会費が高くなり、また無料宿泊特典の獲得にも年150万円という利用条件が設定されたため「改悪」や「解約」という単語を多く聞くようになりました。当記事では、SPGアメックスと比較し、改善点と改悪点を確認するとともに、代替カード(代わり)についても検討したいと思います。

目次

SPGアメックスの後継はマリオットアメックス

マリオットアメックス(Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・カード)とは

マリオットアメックスは、正式名称を「Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・カード」と言います。

世界最大級のホテルチェーンである「マリオット(Marriott)」が米国のカード会社である「アメックス(American Express Card)」と提携して発行するクレジットカードです。

マリオットボンヴォイのロゴマーク

 

マリオットアメックスはSPGアメックスの後継カード

マリオットアメックスはSPGアメックスをリブランドしたもので、SPGアメックスの後継カードとの位置付けとなっています。

2022年2月8日に発表され、2022年2月24日から新規申込が開始となる予定となっています。

これに伴い、2022年2月24日以降はSPGアメックスに新規申し込みはできなくなります。

マリオットアメックスには「通常カード」と「プレミアムカード」の2つのグレードがあり

マリオットアメックスには、「通常カード」と「プレミアムカード」の2種類が用意されています。

マリオットボンヴォイアメックス:通常カードとプレミアムカードの券面

 

プレミアムカードの場合、名前の中間に「プレミアム」と入っているのが特徴です。若干紛らわしいため注意が必要です。

<マリオットアメックスの2つのグレード>

  • 通常カード:Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・カード
  • プレミアムカード:Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード

 

「通常カード」と「プレミアムカード」の基本情報と特典を表でまとめると以下のようになります。プレミアムカードは特典が豊富な分、年会費も2倍以上と高額な設定となっているのがわかりますね。

<基本情報と特典の比較>

  通常カード プレミアムカード
年会費(基本カード) 23,100円(税込) 49,500円(税込)
年会費(家族カード) 1枚目無料、2枚目以降11,500円(税込) 1枚目まで無料、2枚目以降24,750円(税込)
ポイントプログラム マリオットポイント マリオットポイント
ポイント還元(全般) 100円=2ポイント 100円=3ポイント
ポイント還元(マリオット) 100円=4ポイント 100円=6ポイント
ステータス(無条件) シルバーエリート ゴールドエリート
ステータス(利用条件クリア) 年100万円以上でゴールドエリート 年400万円以上でプラチナエリート
継続特典(無条件) 5泊分の宿泊実績 15泊分の宿泊実績
継続特典(条件クリア) 年150万円以上で無料宿泊特典(35,000ポイントまで 年150万円以上で無料宿泊特典(50,000ポイントまで
プロパティクレジット 「ザ・リッツ・カールトン」または「セントレジス」にて2連泊以上の予約で100米ドル 「ザ・リッツ・カールトン」または「セントレジス」にて2連泊以上の予約で100米ドル

 

SPGアメックスと年会費と特典が近いのは「プレミアムカード」になります。実際、SPGアメックス保有者は自動的に「プレミアムカード」に切り替ることがアナウンスされています。

そういう意味では、SPGアメックスの直系の後継カードは「マリオットアメックスプレミアム」と言えますね。

 

SPGアメックスは改悪で解約?マリオットアメックスプレミアムと比較

さて、それではここからは、SPGアメックスと、その直系の後継となる「マリオットアメックスプレミアム」との比較をし、改善点と改悪点をまとめたいと思います。

基本情報と特典の比較

「SPGアメックス」と「マリオットアメックスプレミアム」の基本情報と特典を表にすると以下のようになります。

有利な点を「青字」、不利な点を「赤字」にしています。

こうやって眺めると、核となるポイントプログラムには変化はなく年会費とステータスおよび無料宿泊特典の部分で変更が入ったことがわかりますね。

<基本情報と特典の比較>

  SPGアメックス プレミアム
年会費(基本カード) 34,100円(税込) 49,500円(税込)
年会費(家族カード) 17,050円(税込) 1枚目まで無料2枚目以降24,750円(税込)
ポイントプログラム マリオットポイント マリオットポイント
ポイント還元(全般) 100円=3ポイント 100円=3ポイント
ポイント還元(マリオット) 100円=6ポイント 100円=6ポイント
ステータス(無条件) ゴールドエリート ゴールドエリート
ステータス(利用条件クリア) 年400万円以上でプラチナエリート
継続特典(無条件) 5泊分の宿泊実績
無料宿泊特典(50,000ポイントまで)
15泊分の宿泊実績
継続特典(条件クリア) 年150万円以上で無料宿泊特典(50,000ポイントまで)
プロパティクレジット 「ザ・リッツ・カールトン」または「セントレジス」にて2連泊以上の予約で100米ドル

 

マリオットアメックスプレミアムの改善点

SPGアメックスからマリオットアメックスプレミアムに切り替ることの「改善点」は以下になります。

<改善点>

  • 年400万円以上でプラチナエリート
  • 家族カード1枚目無料
  • 15泊分の宿泊実績(10泊分追加)
  • プロパティクレジットの追加

 

一番大きな改善点は「年400万円以上でプラチナエリート」になれるという条件が加わったところですね。年間の決済額が多い方であれば、無宿泊でもプラチナエリートになれてしまいます。

また、「家族カード1枚目無料」というのも、SPGアメックスで家族カードを1枚発行していた方には朗報です。家族カード1枚分の年会費を加えると、基本カードと合わせたトータルコストは従来よりも安くなっています。

  SPGアメックス プレミアム
基本カード1枚 34,100円 49,500円
家族カード1枚 17,050円 無料
合計 51,150円 49,500円

 

加えて「15泊分の宿泊実績」ということで、SPGアメックスの5泊から10泊分が増加しています。プラチナエリートを目指す場合、残り35泊(50泊-15泊)でクリアできるということになりますね。

 

一方、プロパティクレジットというのは新しい特典です。「ザ・リッツ・カールトン」または「セントレジス」にて2連泊以上の予約で100米ドル分を獲得できるというものです。

これらのホテルを利用する機会の多い方には朗報かもしれませんが、専用プランで予約する必要があるためコスト比較をしながら利用する必要がありそうです。

プロパティクレジットのサービス概要

 

マリオットアメックスプレミアムの改悪点

SPGアメックスからマリオットアメックスプレミアムに切り替ることの改悪点は以下になります。

<改悪点>

  • 年会費が基本カードで15,400円、家族カードで7,700円の値上げ
  • 無料宿泊特典の獲得に年150万円の利用条件が設定

 

まずインパクトが大きいのは年会費です。SPGアメックスと比べると基本カードで15,400円(=49,500円-34,100円)も高くなっています。

また、家族カードを2枚以上追加している方にとっては、家族カードで7,700円(24,750円-17,050円)が値上げされたところも痛いですね。

さきほど挙げた改善点と天秤にかけて、値上げ分のメリットを感じられるかどうかが重要になります。

 

加えて、無料宿泊特典の獲得に年150万円の利用条件が設定された点を注意が必要です。SPGアメックスでは無条件に無料宿泊特典が獲得できていましたので大きな改悪となります。

SPGアメックスでは、この無料宿泊特典(50,000ポイント)の価値が年会費(34,100円)よりも高いため、2年目以降は年会費負担を相殺して維持できるのが魅力でした。

年150万円以上の決済ができる場合は問題ありませんが、そうでない場合は2年目以降の年会費負担が大きくなってしまいます。

基本カードの年会費が値上げされた点も考慮するとダブルで痛手ですね。

 

トラベルサービスの比較

マリオットアメックスプレミアムの改善点と改悪点

続いては、トラベルサービスで比較してみたいと思います。

トラベルサービスはSPGアメックスとプレミアムカードでほぼ同等の内容となっています。

<トラベルサービスの比較>

  SPGアメックス プレミアム
空港ラウンジ ◯(国内28・海外1) ◯(国内28・海外1)
手荷物無料宅配 ◯(国内3 ◯(国内4

 

一部異なるのは、プレミアムカードでは、手荷物無料宅配の対象空港に「羽田空港」が加わっている点ですね。SPGアメックスでは成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港の3つとなっていました。

国際線を羽田空港から利用する機会のある方には朗報と言えますね。

<改善点>

  • 手荷物無料宅配に「羽田空港」が追加

 

この部分での改悪点は特にありません。

<改悪点>

  • 特になし

 

各種プロテクションの比較

マリオットアメックスプレミアムの改善点と改悪点

最後は各種プロテクションの比較です。

どちらも年会費が高額ということで充実した内容になっているのがわかりますね。ただ、一番大きな違いは海外旅行保険での「自動付帯」の有無です。

<各種プロテクションの比較>

  SPGアメックス プレミアム
旅行保険(国内) 最高5,000万円(利用付帯) 最高5,000万円(利用付帯)
旅行保険(海外) 最高5,000万円(自動付帯)、最高1億円(利用付帯) 自動付帯なし、最高1億円(利用付帯)
ショッピング・プロテクション ◯(年間500万円まで) ◯(年間500万円まで)
オンライン・プロテクション
キャンセル・プロテクション ◯(年間10万円まで) ◯(年間10万円まで)
リターン・プロテクション ◯(1商品最高3万円まで) ◯(1商品最高3万円まで)
スマートフォン・プロテクション ◯(最大3万円まで)

 

SPGアメックスでは「自動付帯」の枠が設定されていましたが、プレミアムカードでは「利用付帯」のみに変更されました。

<改悪点>

  • 海外旅行保険が自動付帯が廃止

 

利用付帯の場合は旅行代金をクレジットカードで決済する必要があるため注意が必要です。通常カードはさておいて、プレミアムカードでは自動付帯を残しておいて欲しかったところですね。

<旅行代金の例>

海外旅行保険:利用付帯における旅行代金の例

 

一方で、プレミアムカードでは新しい特典である「スマートフォン・プロテクション」が追加になりました。画面割れや水濡れを含む最大3万円まで補償してもらえるというものです。

スマートフォンプロテクションのサービス概要

スマートフォンは必需品となっていますから、時代に即して新しい特典が追加になるのは嬉しいですね。

<改善点>

  • スマートフォン・プロテクション追加

 

SPGアメックスの代替や後継カードのオススメは

ここでは、SPGアメックスの代替や後継カードのオススメを検討したいと思います。

前述のとおり、マリオットアメックスは年間の決済金額によって得られる特典が変化します。そのため、決済額によってオススメも異なるという結果になります。

ちなみに、SPGアメックスはホテル滞在を楽しむためのホテル宿泊用クレジットカードとしての側面と、マイルを貯めるクレジットカードとしての側面を持っていました。

そのため、ここでも2つの側面でご紹介したいと思います。

年間の決済額が150万円以下の方

年間の決済額が150万円以下の場合、通常カードでもプレミアムカードでも継続での「無料宿泊特典」を獲得することができない、ということになります。

また、通常カードの場合、年100万円で「ゴールドステータス」を獲得するという条件もクリアできずエリートステータスは「シルバーステータス」どまりとなる可能性が高まります。

これでは、マリオットアメックスの特典を十分に活用することはできません。

ホテル宿泊用クレジットカード

ホテル宿泊用クレジットカードとしては、決済額によらずゴールドステータスを獲得できる「ヒルトンアメックス(通常カード)」がオススメです。

ヒルトンの場合はゴールドステータスでも「客室アップグレード」や「レイトチェックアウト」に加えて「朝食無料」の特典があるためメリットが大きくなります。年会費も通常カードで「16,500円(税込)」と割安です。

 

MEMO

ヒルトンアメックスでは「最大80,000ポイント+2泊無料宿泊特典」を獲得できるという驚異的なお得さの入会キャンペーンを実施中です。2022年5月31日までの期間限定でヒルトンアメックスに入会するまたとない大チャンスとなっています。

 

マイルを貯めるクレジットカード

ヒルトンアメックスはマイル還元率は良くないため、マイルを貯めるクレジットカードとしては役不足です。

マイルを貯めるクレジットカードとしては、ANAマイルを貯める場合はANAカード、JALマイルを貯める場合はJALカードも合わせて持っておくと便利ですね。

グレードは、基本的には年会費の安い「一般カード」で十分です。詳細はそれぞれ以下の記事をご参照ください。

 

年間の決済額が150万円以上、400万円未満の方

年間の決済額が150万円以上の場合、二年目以降の年会費は「無料宿泊特典」の価値で相殺できるはずです(これは年1回以上マリオットホテルでの宿泊を楽しめる方という条件付き)。

ホテル宿泊用クレジットカード

この場合、将来的にプラチナステータスを目指す方は「プレミアムカード」、ゴールドステータスのままで良いという方は「通常カード」がオススメです。

前述のとおり、プレミアムカードであれば継続で宿泊実績が「15泊分」加算されますので、自力でのプラチナステータス獲得が容易になるというのもメリットです。

自力で宿泊実績50泊を達成するれば、年間チョイス特典を獲得できるのも良いですね。

 

MEMO

年200万円の決済が可能という方は「ヒルトンアメックスプレミアム」に乗り換えるという選択もあります。「ヒルトンアメックスプレミアム」ならダイヤモンドステータスを獲得できますので「ラウンジアクセス」も可能になります。

 

マイルを貯めるクレジットカード

ホテル宿泊用クレジットカードとして「プレミアムカード」を選択している場合は、プレミアムカードをマイルを貯めるクレジットカードとして利用しましょう。

マイル還元率1.25%はANAカードやJALカードを凌ぐ優秀さです。

一方で、「通常カード」を選らんだ場合は、マイルを貯めるクレジットカードとしては若干力不足です。以下は通常カードとプレミアムカードのマイル還元率をまとめたものです。

  通常カード プレミアムカード
マイル還元(全般) 100円=最大0.83マイル 100円=最大1.25マイル
マイル還元(マリオット) 100円=最大1.67マイル 100円=最大2.5マイル

 

この場合は、さきほどと同じようにANAマイルかJALマイルを一枚持っておくと良いですね。通常カードと2枚持ちするようなイメージです。

そして、通常カードで貯めたポイントは素直にホテル宿泊で利用するようにしましょう。

MEMO

JALマイルをメインで貯める方は「セゾンプラチナビジネスアメックス」もオススメです。JALマイル還元率が最大1.375%と非常に優秀なクレジットカードです。

 

年間の決済額が400万円以上の方

年間の決済額が400万円以上の場合、決済条件クリアでプラチナステータスを獲得できる「プレミアムカード」が圧倒的にオススメです。

ホテル修行みたいな面倒なことはしたくないけど決済額には自信があるというような方とプレミアムカードは相性抜群ですね。

また、このレベルの決済額がある方であれば、チタンエリート、もしくはアンバサダーエリートを目指す方も多いと思います。その場合にも継続で獲得できる15泊分の宿泊実績は威力を発揮します。

通常カードとの年会費との差額(=26,400円)で10泊分の宿泊実績を買っていると考えれば安いものかもしれません。

加えて、ポイント還元率の高さも決済額が多いと有利に働きますので、そういう意味でも「プレミアムカード」が良いですね。

MEMO

このレンジの場合は、SPGアメックスと同じように「プレミアムカード」をホテル宿泊用&マイルを貯めるクレジットカードとして利用する形になります。

 

マリオットアメックスのお得な入会方法

マリオットアメックスではお得な入会キャンペーンを実施中

マリオットアメックスでは入会キャンペーンを実施しています。

入会キャンペーンを活用すれば条件クリアで大量ポイントを獲得できるため初年度の年会費負担を大きく軽減することができます。

マリオットアメックスの入会キャンペーンの最新情報はこちらの記事でまとめています。ぜひ合わせてご参照ください。

 

SPGアメックスはマリオットアメックスプレミアムに自動切替で注意点は?

既存SPGアメックス保有者は、マリオットアメックスプレミアムに自動切替になります。ここでは、自動切替における注意点をいくつかご紹介したいと思います。

SPGアメックスはマリオットボンヴォイプレミアムに自動切替

 

新しい年会費が適用されるのは2022年5月11日請求分から

これまでの年会費と新しい年会費のどちらが請求されるかは、SPGアメックスの更新分の請求日によって異なります。

まず、請求日が2022年5月10日までの場合はこれまでの年会費(34,100円)が適用されます。一方で、請求日が2022年5月11日以降の場合は新しい年会費(=プレミアムカードの49,500円)が適用されます。

「解約」や「ダウングレード」を考えている場合は、まずはご自身の請求日を確認することから始めましょう。

SPGアメックス:新年会費適用のタイミング

 

MEMO

カード更新日とは、カード入会日/切替日から1年後の同日を指します。カード入会時の台紙を保管している方はそこから確認できます。不明な方はサポートセンターに問い合わせしましょう。

 

カードデザインは2022年2月24日から順次切り替え

カードデザインについては、2022年2月24日から順次切り替えになります。ただし、現在SPGアメックスをお持ちの方はカードの有効期限まではそのまま利用することになります。

そのため、最近SPGアメックスに入会した方や、物理カードの更新があった方は、最長で5年間ほど古いデザインを使い続けることになります。

SPGアメックス:デザイン切替のタイミング

 

「古いデザインのままはいや!」という方はリクエストすることで新デザインに切り替えることも可能です。ただしその場合、カード番号が変更になりますのでご注意ください。

どうしても新デザインのカードが欲しいという場合は、2月24日以降に家族カードを新規発行するのがオススメです。家族カードは1枚まで年会費無料ですので、これまでよりも気楽に発行できます。

 

新しい特典が適用されるのは2022年2月24日から

マリオットアメックスプレミアムの新しい特典が適用されるのは2022年2月24日からです。これは、従来のデザインのSPGアメックスを保有していても同じです。カード券面によらず新しい特典が適用になります。

SPGアメックス:新特典適用のタイミング

 

古いデザインのSPGアメックスを保有しているからといって、特典も古いままというわけではありませんのでご注意ください。

 

無料宿泊特典は2023年4⽉23⽇までは利用金額によらず獲得できる

マリオットアメックスプレミアムになると、無料宿泊特典を獲得するには年150万円以上の利用条件をクリアする必要がありました。

ただし、2023年4⽉23⽇(日)までに付与される無料宿泊特典は、プログラム期間中の利⽤⾦額にかかわらず、これまでどおり年会費の⽀払いだけで獲得することができます。

通常、無料宿泊特典は年会費の支払い後、1ヶ月から2ヶ月後に付与されます。

そのため、既存SPGアメックス保有者や、2月23日までにSPGアメックスに新規入会した方は、1回は利用条件に関係なく無料宿泊特典を獲得できるということになりますね。

SPGアメックス:無料宿泊特典獲得のタイミング

 

15泊分の宿泊実績は2022年5月11日以降の新年会費の支払いから

15泊分の宿泊実績を獲得できるのは、2022年5月11日以降に新年会費を支払ったタイミングからとなります。それ以前に更新した場合(つまりはSGPアメックス時代の安い年会費を支払った場合)は、残念ながらこれまでどおり5泊分の付与になりますね。

SPGアメックス:15泊分の宿泊実績加算のタイミング

 

新年会費の支払い特典として1万円分の「ダイニングクーポン」がプレゼント

これは郵送で案内が来ていたのですが、新年会費の支払い特典として1万円分の「ダイニングクーポン」がプレゼントされます。

SPGアメックスとマリオットアメックスプレミアムとの年会費の差額が15,400円でしたので、多少の補填にはなりますね。

SPGアメックス:カード会員向け特別案内(ダイニングクレジット付与)

 

ただし、こちらの「ダイニングクーポン」は2万円以上の利用が必要で有効期限が6ヶ月と短めに設定されているため注意が必要ですね。

<注意事項>

  • クーポンの提供は新年会費の支払い後1回のみ
  • クーポンは新年会費の支払い後に翌月末までに郵送
  • クーポン利用時はエリート割引は対象外
  • クーポン利用には1回20,000円以上の利用が必要
  • クーポンは6ヶ月間有効

 

ダイニングクーポンの中身と対象ホテルとレストラン

私自身はSPGアメックスを継続してマリオットアメックスプレミアムとして年会費を更新しました。この特典として「ダイニングクーポン」が手元に届きました。

ダイニングクーポン(封筒と案内)

 

封筒の中にはクーポンのほか、対象レストランを紹介する冊子が入っています。具体的にはこんな感じです。

ダイニングクーポン(対象ホテルとレストラン1)

 

対象ホテルは北海道から沖縄まで全部で34もあります。また13のホテルではルームサービスも可となっていました。

ダイニングクーポン(対象ホテルとレストラン2)

 

当初内容を聞いた感じでは使い勝手が悪そうに感じましたが、実際にはかなり便利に使えそうです。

ダイニングクーポン(対象ホテルとレストラン3)

 

まとめ:SPGアメックスは改悪はあるもののを決済条件をクリアできる方には改善もあり!

当記事では、当記事では、SPGアメックスとマリオットアメックスを比較し、改善点と改悪点を確認するとともに、代替カードについても検討しました。

改善点と改悪点を列挙するとそれぞれ以下のようになります。

改善点としては光るのは「年400万円以上でプラチナエリート」と「15泊分の宿泊実績(10泊分追加)」の2つです。

決済額が多い方であれば無宿泊で、そうでなくても残り35泊でプラチナに到達できるということで、エリートステータス獲得への強力な武器になります。

<改善点>

  • 年400万円以上でプラチナエリート
  • 15泊分の宿泊実績(10泊分追加)
  • 家族カード1枚目無料
  • プロパティクレジットの追加
  • 手荷物無料宅配に「羽田空港」が追加
  • スマートフォン・プロテクション追加

 

一方で、改悪点として痛いのは年会費の値上げと無料宿泊特典に利用条件が設定されたところです。

特に利用条件が加わった点は、これまでホテル宿泊代金を先払い感覚でSPGアメックスを保有していたライトなユーザーに大きな影響を与えそうです。

<改悪点>

  • 年会費が基本カードで15,400円、家族カードで7,700円の値上げ
  • 無料宿泊特典の獲得に年150万円の利用条件が設定
  • 海外旅行保険が自動付帯が廃止

 

いずれにしても、年間の決済額が150万円以下の場合は、マリオットアメックスの特典を最大限に活かすことができません。

その場合は、「ヒルトンアメックス」等、別のカードへの乗り換えを検討いただくのが良いのではないかと思います。

一方で、決済額を150万円以上確保できる場合は、ゴールドエリートで満足できる方は「通常カード」、プラチナエリート以上を目指すという方は「プレミアムカード」を選択するのがオススメです。

もちろん、決済額が400万円以上の方は「プレミアムカード」一択ですね。

 

それでは、また!