【2024年4月最新】ポイントサイトの入会特典ランキング!ここからの登録で最大1万円以上お得!

SFC修行の費用(コスト)とPP単価、搭乗クラスと運賃種別の関係をゼロから理解!

f:id:pipinobu:20161126132151j:plain

SFC修行の費用(コスト)とPP単価、搭乗クラスと運賃種別の関係をゼロから理解!

今回は、ANA SFC(スーパーフライヤーズカード)修行における、SFC取得までの費用(コスト)とPP単価、搭乗クラスと運賃種別の関係をまとめてみたいと思います。前回の記事で、SFCとは、SFC修行とは、という基礎から、SFCの特典、メリットまでをまとめました。SFC取得にチャンレンジしてみようと考えた場合、次に気になるのは、お金の問題ですよね。そこで今回は、SFCを取得するには一体全体いくら必要になるか、理論と実践(リアルケース)の両面で費用(コスト)を試算してみたいと思います。

pipinobu

管理人の「ピピノブ」です。当記事を執筆しています。
記事の信頼性
2016年から陸マイラーブログをスタート。ポイントサイトを駆使して累計1,000万マイル以上を貯めました。「ポイ活の達人」として雑誌(日経トレンディ)への掲載、マイル関連書籍監修の経験あり。Marriottプラチナ、Hiltonダイヤ、ANA SFCなど各種ステータスを保有しています。

SFC修行とは?特典とメリットのまとめ

ANA SFCとは何なのか?SFC修行とは何なのか?どのような条件があるのか?という、超基本的なことから、SFCの特典とメリットまでは、こちらの記事で詳しくまとめさせていただいております。

ぜひ一度ご参照ください。

 

前回の記事から、まとめのみを抜粋すると以下のようになります。

<SFCとは、SFC修行とは、特典とメリット、条件のまとめ>

  • SFCとは「スーパーフライヤーズカード」のこと
  • SFC(スーパーフライヤーズカード)を発行するには、年間プレミアムポイントが50,000ポイント必要
  • SFC(スーパーフライヤーズカード)を持っている間は、上級会員向け(=プラチナサービスメンバーと同等)のサービスを利用できる
  • SFC(スーパーフライヤーズカード)の年会費を払うことで、獲得したステイタスを延長し続けることができる(=半永久的なものに変えることができる)
  • プレミアムポイントは飛行機に搭乗しないともらえないから、SFC修行として飛行機に乗る
  • 特典航空券ではプレミアムポイントは貯められない
  • 年間プレミアムポイントを50,000ポイント貯めるには、国内線普通席(旅割75利用を想定の場合)では、数十回の往復が必要になる(=かなりの数の搭乗をこなす苦労が修行と呼ばれる所以)。
  • SFC(スーパーフライヤーズカード)の維持コストは、多くの場合で11,070円から16,200円(クレジットカードのグレードやブランドにより変動)
  • SFC(スーパーフライヤーズカード)の特典は、自分がエコノミーのチケットを持っている場合にこそ、真価を発揮する
  • SFC(スーパーフライヤーズカード)の特典の中で、陸マイラーとして特に魅了的なのは、特典航空券の優先予約である

 

SFC取得までの費用(コスト)とPP単価の関係:理論編

SFC(スーパーフライヤーズカード)を発行するには、年間プレミアムポイントが50,000ポイント必要です。

逆にいえば、1プレミアムポイントあたりの取得単価を知れば、SFC取得までのコストを試算できることになります。

PP単価とは

SFC修行業界(そんなのあるのか?)では、この、1プレミアムポイントあたりの取得単価をPP単価と呼んでいます。

  • PP単価=1プレミアムポイントあたりの取得単価

 

PP単価を算出する際、航空券のチケット代だけを考えるパターンと、空港までの交通費や宿泊代金まで考えるパターンが存在します。

空港までの交通費や宿泊代金は、住んでいる場所や選択するホテルによっても変動し、不確定要素が多くなるので、当記事でPP単価という場合は、航空券のチケット代だけを考えるパターンで試算したいと思います。

  • PP単価 = 航空券のチケット代 / プレミアムポイント

 

SFC修行のコスト効率を考える際、一般的にPP単価10円が基準(ベースライン)となっています。PP単価が10円台であれば「優秀」、9円以下は「かなり優秀」、11円以上は「普通」といった感じです。(PP単価15以上は落第?)

  • PP単価=11円以上:普通
  • PP単価=10円台:優秀 <=ベースライン
  • PP単価=9円以下:かなり優秀

 

SFC取得に必要な費用(コスト)を試算

SFC(スーパーフライヤーズカード)を発行するには、年間プレミアムポイントが50,000ポイント必要でした。

ですので、優秀と言われる、PP単価=10円で修行を行うことができたとした場合でも、以下の計算により、50万円必要という計算になります。思ったより高額ですね・・。

  • SFC取得コスト(PP単価10円の場合):50,000pp x 10円 = 500,000円

 

以下、目安として、それぞれのPP単価ごとに、SFC取得コストを試算してみました。PP単価が1円変動するごとに、SFC取得コストが50,000円変動することがわかります。

  • PP単価=15円:SFC取得コスト=750,000円
  • PP単価=14円:SFC取得コスト=700,000円
  • PP単価=13円:SFC取得コスト=650,000円
  • PP単価=12円:SFC取得コスト=600,000円
  • PP単価=11円:SFC取得コスト=550,000円
  • PP単価=10円:SFC取得コスト=500,000円 <=ベースライン
  • PP単価=9円:SFC取得コスト=450,000円
  • PP単価=8円:SFC取得コスト=400,000円
  • PP単価=7円:SFC取得コスト=350,000円
  • PP単価=6円:SFC取得コスト=300,000円
  • PP単価=5円:SFC取得コスト=250,000円

 

PP単価10円と15円という違いだと、金額の桁が小さいので、一瞬、あまり違いがないように感じますが、実際は250,000円もコストが違ってきます。

これは大きな違いです。PP単価には敏感になる必要がありますね。

SFC取得までの費用(コスト)とPP単価の関係:実践編

ここでは、リアルケースでのSFC取得コストとPP単価の関係を見ていきたいと思います。

私は東京在住なので、東京在住のSFC修行僧の中で人気の路線である「羽田=那覇」を題材として利用したいと思います。

往路便の実際の運賃:羽田=>那覇

日程としては、来年2月9日(木)、往路便は「ANA467便」にしてみました。こちらが、実際の普通席の運賃になります。

予約する運賃種別によって、チケット代金に大きな違いがあることがわかりますね。片道運賃の46,090円から、旅割の17,990円まで、2倍以上の開きがあります。

f:id:pipinobu:20161126095451p:plain

 

こちらが、同じ日程でのプレミアムクラスの運賃です。この日程・路線では、プレミアム株主優待割引が最安値となっていますね。プレミアム運賃の55,090円から、プレミアム株主優待割引の30,190円まで、2倍弱の開きがあります。

f:id:pipinobu:20161126095454p:plain

 

復路便の実際の運賃:那覇=>羽田

往路便は、日帰り往復を想定して「ANA464便」にしてみました。この場合、那覇での滞在時間は50分ですね(笑)。

こちらは、普通席の運賃です。運賃の傾向としては、往路便と同じですね。

f:id:pipinobu:20161126095512p:plain

 

こちらが、同じ日程でのプレミアムクラスの運賃です。往路便では、プレミアム株主優待割引が最安値となっていましたが、こちらの復路便では、プレミアム旅割28が最安値になっています。

f:id:pipinobu:20161126095508p:plain

 

リアルケースでの費用(コスト)とPP単価試算

それでは、上記で確認できた実際の運賃をベースとして、リアルケースでのコストとPP単価を試算してみたいと思います。

ここでは、往路と復路、同じ運賃種別を利用したと仮定します(実際は、往路はプレミアムクラス(プレミアム旅割28)、復路は普通席(旅割)等の組み合わせが可能ですが、組み合わせ数が多くなりすぎるため省略します)。

また、合わせて、SFC(スーパーフライヤーズカード)の発行条件であった、年間プレミアムポイントを50,000獲得するために必要な往復回数と、その往復回数をこなした場合の総コストも示しています。

総コストを算出する際、往復回数は、小数点以下を繰り上げしています。

各ケースでのプレミアムポイントは、こちらのプレミアムポイントシミュレーションで試算しています。また、利用クレジットカードとしては「ANAカード ゴールド」としています。

ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション

 

普通席の場合(運賃、PPともに往復分)

普通席の場合、「優秀」と言われるPP単価10円台を実現するためには、旅割の利用が必要がです。

一方で、普通席の場合、プレミアムポイント(PP)の獲得量が多くないため、この条件の路線・運賃を単純往復する場合、17回の往復が必要となります。総コストは約54万円となりました。

  • 往復運賃:運賃=82,980円、PP=4,736、PP単価=17.5円、単純往復回数=10.6、総コスト=912,560円
  • 特割:運賃=65,480円、PP=3,752、PP単価=17.5円、単純往復回数=13.3、総コスト=916,720円
  • 旅割:運賃=31,480、PP=2,952、PP単価=10.7円、単純往復回数=16.9、総コスト=535,160円

 

プレミアムクラスの場合(運賃、PPともに往復分)

プレミアムクラスの場合、プレミアム旅割28を利用することで「かなり優秀」といわれるPP単価9円台を実現することができます(結構ギリギリの9円台ですが・・)。

プレミアムクラスの場合、普通席に比べてプレミアムポイント(PP)の獲得量がとても多い(同等の運賃種別で、1.5倍から2倍程度)ので、この条件の路線・運賃を単純往復する場合、9回の往復で済む計算になります。総コストは約51万円となりました。

  • プレミアム運賃:110,180円、PP=6,704、PP単価=16.4円、単純往復回数=7.5、総コスト=881,440円
  • プレミアム特割:89,480円、PP=5,720、PP単価=15.6円、単純往復回数=8.7、総コスト=805,320円
  • プレミアム旅割28:56,680円、PP=5,720、PP単価=9.9円、単純往復回数=8.7、総コスト=510,120円
  • プレミアム株主優待割引:60,380円、PP=5,720、PP単価=10.6円、単純往復回数=8.7、総コスト=543,420円(注:別途、株主優待券が必要)

 

株主優待券の取得コストを考慮した場合のPP単価と総コスト

プレミアム株主優待割引も、PP単価10円台ということで「優秀」なレベルと言えます。ただし、プレミアム株主優待割引の場合、当然ながら株主優待券が必要になります。

株主優待券は、片道での利用ごとに1枚必要になりますので、往復では2枚必要になります。株主優待券は、チケットショップやメルカリ等で入手可能で、1枚あたり4,000円から5,000円ぐらいが相場と言われています。

よって、往復で8,000円から10,000円が追加コストとして必要になります。このコストまで含めると、単純往復に必要な回数である9回分で、約9,0000円が追加コストになります。

よって、株主優待券の取得コストまで考慮した総コストは、約63万円になり、この場合のPP単価を逆算すると、PP単価=12円まで悪化することになります。

もちろん、ANA株の長期保有やクロス取引等ですでに株主優待券を保有している場合は、この議論の対象ではありません。

プレミアムクラスの利用でプレミアムポイントが多く獲得できる理由

上記のリアルケースでのプレミアムポイントの試算では、プレミアムクラスを選択することで、たくさんのプレミアムポイントが獲得できることが確認できました。

それでは、なぜ、プレミアムクラスを選択することで、たくさんのプレミアムポイントを獲得できるのでしょうか?

その秘密の鍵を握るのが「予約クラス・運賃種別ごとの積算率」と「搭乗ポイント」です。プレミアムポイントの計算式における、以下赤字の部分です。フライトマイルに乗算される、重要な数字です。

  • フライトマイル=区間基本マイレージ x 予約クラス・運賃種別ごとの積算率
  • プレミアムポイント=フライトマイル x 路線倍率+搭乗ポイント

 

予約クラス・運賃種別ごとの積算率

それでは、まず「予約クラス・運賃種別ごとの積算率」を確認してみましょう。こちらが、国内線の「予約クラス・運賃種別ごとの積算率」になります。

f:id:pipinobu:20161127105631p:plain

f:id:pipinobu:20161127105641p:plain

 

プレミアムクラスの普通運賃である「プレミアム運賃」の場合は150%、「プレミアム旅割」「プレミアム株主優待割引」の場合は125%となっています。

普通運賃の方がもちろん有利な数字になっていますが、「プレミアム旅割」「プレミアム株主優待割引」でも125%と、高い積算率が設定されています。

一方、普通席の「旅割」の場合は、75%となっています。「プレミアム旅割」「プレミアム株主優待割引」に比べて片道で50%の差があります。

これは片道での数字なので、往復では100%の差が発生するということになります。これは結構大きな数字ですね。

搭乗ポイント

続いて、「搭乗ポイント」を見て見ましょう。「搭乗ポイント」というのは、搭乗クラスや運賃種別に応じて進呈されるポイントです。

国内線の「搭乗ポイント」は以下になっています。

f:id:pipinobu:20161127110643p:plain

 

プレミアムクラスの場合、400ポイントが加算されます。

一方、普通席の「旅割」の場合は、0(ゼロ)ポイントになっています。つまり、何も加算されませんので、片道で400ポイントの差が発生するということになります。

これは片道の数字なので、往復では800ポイントの差が発生するということになります。

SFC修行に国内線やアジア路線が人気の理由

せっかくなので、SFC修行に国内線やアジア路線が人気の理由もここで確認しておきたいと思います。

その秘密の鍵を握るのが「路線倍率」です。プレミアムポイントの計算式における、以下赤字の部分です。フライトマイルに乗算される、重要な数字です。

  • プレミアムポイント=フライトマイル x 路線倍率+搭乗ポイント

 

路線倍率

国内線および国際線における「路線倍率」は以下のように設定されています。

f:id:pipinobu:20161127112053p:plain

 

国内線では、なんと一律「2倍」、国際線の場合、アジア・オセアニア路線のみ優遇されていて「1.5倍」になっています

国内線およびアジア・オセアニア路線は、アメリカ路線やヨーロッパ路線に比べて、フライト距離が短い(=距離に依存する、区間基本マイレージが少ない)ため、国内線やアジア・オセアニア路線がプレミアムポイントを獲得する点で、不利になりすぎないよう、この「路線倍率」が調整弁的な役割を果たしていると思われます。

理由はともあれ、国内線およびアジア・オセアニア路線は、「路線倍率」で優遇されており、効率的にプレミアムポイントを獲得することが可能です。

これが、SFC修行に国内線およびアジア・オセアニア路線が好まれる理由になりますね。

SFC取得までの費用(コスト)とPP単価の関係:まとめ

ここまでに示したリアルケースでのコストとPP単価の試算から、コスト効率の高いSFC修行を目指す場合、狙うべきは普通席の「旅割」か、プレミアムクラスの「プレミアム旅割28」であることがわかってきました。

この2つに関しては、PP単価、コストともに大きな違いはありません。大きな違いがあるのは往復回数になります。

プレミアム旅割の場合、単純往復回数が9回と、とても少ない往復回数で目標である50,000プレミアムポイントを達成することができます。

普通席旅割の場合は17回の往復が必要になりますので、約半分の往復回数で目標を達成できることになります。

  • 普通席旅割:運賃=31,480、PP=2,952、PP単価=10.7円単純往復回数=16.9、総コスト=535,160円
  • プレミアム旅割28:56,680円、PP=5,720、PP単価=9.9円単純往復回数=8.7、総コスト=510,120円

 

単純往復回数が少なくて済むということは、SFC修行に必要な時間が節約できることになります。

サラリーマンの場合、実際にSFC修行に費やせるのは、週末か有給取得日になると思いますので、時間が節約できるに越したことはありません。

また、プレミアムクラスは、国内線におけるビジネスクラスという位置付けになっており、座席もゆったり、食事もドリンクも普通席よりも豪華になっています。

更に言えば、ANAラウンジも利用できますし、専用チェックインカウンターや専用保安検査場の利用などの特典も利用できます。SFC修行にゆとりと癒しがもたらされます。

ご参考までに、ANAラウンジおよびプレミアムクラスの体験レポートはこちらにまとめておりますので、合わせてご参照ください。

プレミアムクラスを利用すると、辛いと言われるANA SFC修行も、楽しく快適な空の旅に変わります。

 

以上のことから、時間を節約しつつ、優雅な気分で体力を温存したSFC修行を目指す場合は、「プレミアム旅割28」の利用が第1候補になるのではないかと思います。

逆に、飛行機に乗ること自体が大好きで、なるべくたくさん飛行機に乗りたい、いろいろなところに旅行したい、という場合は、普通席の「旅割」が第1候補になりそうです。

 

プレミアム旅割28を予約する前に知っておくべきキャンセル料と変更可否

SFC修行をするにあたって、コストおよびPP単価を重視する場合、普通席の「旅割」および、プレミアムクラスの「プレミアム旅割28」が第1候補になりそうです。

ただし、これら旅割の運賃は、普通運賃および株主優待割引運賃とはキャンセル料金および変更可否が異なります

ですので、旅割の予約をしてしまう前に、キャンセル料金(払戻手数料、取消手数料)および変更可否を、しっかり理解しておくことが重要です。

ANAの航空券の払戻手数料、取消手数料については、以下のリンク先にまとめられています。

航空券の払戻手数料・取消手数料について|ご予約/旅の計画|国内線航空券予約・空席照会|ANA

 

ここでは、ポイントとなる部分を見ていきましょう。

払戻手数料

払戻手数料は以下のように定義されています。基本、路線や運賃種別に依存せず、1区画につき430円が必要になります。

予約だけしてあって、料金の支払いがまだの状態であれば、特に払戻手数料は必要ありません。

払い戻しの際、航空券・料金券1枚(1区間)につき430円を申し受けます。
ただし以下の航空券は、復路または乗り継ぎ区間を同時に払い戻しする場合、1組(2区間)につき430円を申し受けます。
・ビジネスきっぷ
・シャトル往復割引
・乗継旅割
・乗継特割
・特定便乗継割引

取消手数料

取消手数料は、運賃種別によって大きく変動します。払戻手数料に比べて内容が複雑なので、注意する必要があります。

普通運賃および株主優待割引運賃の場合

普通運賃および株主優待割引運賃の場合、出発時刻前までは取消手数料は必要ありません

仮に、出発時刻以降であっても、運賃の約20%相当額で取消可能です。そういう意味では、料金が高いだけあって、非常に柔軟性があると言えます。

解約日時 取消手数料
航空券購入後~出発時刻前 取消手数料はかかりません
※払戻手数料はかかります
出発時刻以降 運賃の約20%相当額

<対象となる運賃種別>

プレミアム運賃・プレミアム身体障がい者割引運賃・プレミアム株主優待割引運賃・片道運賃・往復運賃・ビジネスきっぷ・シャトル往復運賃・身体障がい者運賃・株主優待割引運賃・アイきっぷ・介護割引・プレミアム小児運賃・プレミアム小児株主優待割引運賃・小児運賃・小児株主優待割引運賃

旅割の場合

旅割の場合、解約日時によって取消手数料が変動します。

搭乗日の55日前までは取消手数料は必要ありませんが、搭乗日の54日前から取消手数料が発生し、それ以降は搭乗日が近づくにつれ取消手数料が上がってく形(30%から60%)になっています。。

解約日時 取消手数料
航空券購入後~搭乗日55日前 取消手数料はかかりません
※払戻手数料はかかります
搭乗日54日前~搭乗日45日前 運賃の約30%相当額
搭乗日44日前~搭乗日28日前 運賃の約40%相当額
搭乗日27日前~搭乗日14日前 運賃の約50%相当額
搭乗日13日前~出発時刻前 運賃の約60%相当額
出発時刻以降 運賃額の100%
※旅客施設使用料(PFC)のみ返却

<対象となる運賃種別>

プレミアム旅割28・旅割75・旅割55・旅割45・旅割28・旅割21・旅割X・乗継旅割

イメージ的には、こんな形の階段状になっています。出発時刻以降はの取消手数料は、運賃額の100%となり、基本、なにも返ってきません。

f:id:pipinobu:20161126124631p:plain

変更可否

また、普通運賃および株主優待割引運賃と、旅割とでは、変更可否についても扱いが大きく異なります。

普通運賃および株主優待割引運賃の場合

普通運賃および株主優待割引運賃の場合は、予約便の変更が可能です。ただし、航空券の名義・区間の変更はできない決まりになっています。

ですので、体調不良や旅行当日の急な予定変更にも柔軟に対応可能になっていいます。

旅割の場合

航空券の名義および予約の変更はできません。

これは、搭乗当日、出発空港において空席がある場合でも便の変更はできない決まりになっています。

ですので、体調不良や旅行当日の急な予定変更の場合は、キャンセル料(払戻手数料+取消手数料)を払ってキャンセルするしかないということになります・・。

キャンセル料と変更可否:まとめ

キャンセル料、変更可否ともに、普通運賃および株主優待割引運賃の場合は、非常に柔軟に対応可能であることが確認できました。

一方で、旅割の場合は、一度料金を支払ってしまった後にキャンセルするには、搭乗日までの日数によってキャンセル料が発生します。

また、変更も不可です。柔軟性がまったくありません。

ですので、SFC修行に旅割を利用するには、そのあたりのリスクを踏まえた上で、確実に搭乗できる日程、すなわち、サラリーマンであれば土日や祝日などに予定を寄せていかざるを得ません

もちろん、急な病気は予想できませんが・・。

全体のまとめ

今回は、ANA SFC修行における、SFC取得までの費用(コスト)とPP単価、搭乗クラスと運賃種別の関係をまとめてみました。

これにより、コスト効率よくSFC修行を行うには、狙うべきは普通席の「旅割」か、プレミアムクラスの「プレミアム旅割28」であることがわかってきました。

特に、時間を節約しつつ、優雅な気分で体力を温存したSFC修行を目指す場合は、「プレミアム旅割28」の利用が第1候補になるのではないかと思います。

ただ、SFC修行僧が考えることは大体同じなので、土日など週末および祝日の「プレミアム旅割28」の予約は熾烈を極めます。

私も来年1月および2月分の予約を進めていますが、なかなか思うようには進みません。この辺りの激戦具合は、また別の記事でまとめたいと思います。)

したがって、「プレミアム旅割28」だけを考えていると、予約できなかった場合に修行スケジュールが大きく狂ってしまうリスクがあります。

プレミアム旅割28」の確保状況にあわせて、普通席の旅割やプレミアム株主優待割引なども柔軟に組み合わせつつ、SFC修行全体のコストを抑える工夫が重要になってくると思います。

最後に、今回の記事でまとめさせていただいたように、SFC取得までは「優秀」と言われるPP単価=10円で修行をやりきったとしても、SFC取得コストとして50万円が必要となります。

これは、なかなか大きな負担です。この費用(コスト)負担の軽減策として「ANA SKYコイン」の利用が効果的です。こちらの記事では、そのあたりを詳しく解説しておりますので、合わせてご参照ください。

 

ANA SFC修行2017の全体の目次、記事一覧はこちらになります。ANA SFC修行関連記事のまとめ読みにぜひご利用ください。

 

それでは、また!

 

ANA SFC関連記事

これまでにまとめたANA SFC関連記事はこちらになります。

SFCって何?どんな特典、メリットがあるの?という方はこちら。

 

SFC取得に必要な費用(コスト)は?SFC取得に必要になるプレミアムポイントって何?PP単価って何?という方はこちら。

 

ANA SKYコインって何?SFC取得にマイルって使えないの?という方はこちら。ANAマイルからANA SKYコインへの交換手順についてもまとめております。

 

私の、2017年ANA SFC修行方針はこちら。

 

重要記事】ANAマイルの貯め方はこちら。大量ANAマイルを貯めて、お得にSFC修行をしましょう。