
ANAマイルで燃油サーチャージを無料する裏技!回避する方法とおすすめの航空会社を徹底解説!
ANAマイルを使えば特典航空券を発券してお得な海外旅行を実現できます。これは真実ですが大きな落とし穴があります。それは、燃油サーチャージが別途必要になるという点です。燃油代は移動距離が長くなればなるほど高額になり、ヨーロッパ便だと往復で5万円を超えることも珍しくありません。これは1人あたりの数字なので人数が増えると倍々に負担が増えてきます。せっかくマイルを貯めたのに思わぬ高額出費となりますね。でも安心してください。実はANAマイルは使い方次第で、燃油サーチャージをほぼ無料にする「裏技」が存在します。これは提携航空会社を活用した知る人ぞ知るテクニックです。当記事ではこのあたりの仕組みを詳しく解説していきます。知らないと損する内容なので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
目次
ANAマイルと燃油サーチャージの基本
ANAマイルで人気の使い道は「特典航空券」
ANAマイルの使い道の中でも、最も人気なのが「特典航空券」です。
通常であれば数十万円かかる国際線の航空券も、マイルを使えば実質無料で発券できるため、旅行費用を大幅に節約することができます。
一般的にマイルの価値は「1マイル=2円」ほどと言われていますが、これは国内線の特典航空券を発券した場合を例にしています。
国際線であればエコノミークラスでも5円ほどの価値があり、ビジネスクラスなら10円ほど、ファーストクラスともなると15円ほど価値になることも難しくありません。
使い方によって価値を高めることができるのがマイルの魅力となっています。
特典航空券ならチケット代は無料だけど「燃油サーチャージ」は別途徴収
そんなお得な「特典航空券」にも大きな落とし穴があります。
それは、特典航空券で無料になるのはあくまで「運賃部分」のみで、実は別途支払いが必要な料金があるという点です。
具体的には以下になります。
<別途支払いが必要な料金>
- 燃油サーチャージ
- 空港税・諸税
- 発券手数料
特に問題なのが燃油サーチャージです。いわゆる「燃油代」と言われるものです。
この燃油代は空港税・諸税や発券手数料(Webなら無料なケースが多い)に比べて高額になるケースが多く負担が大きくなっています。
例えばヨーロッパ路線の場合、往復で5万円前後の支払いが発生するケースも珍しくありません。
つまり「マイルで無料のはずが、実は高額な追加費用がかかる」というのが実態です。
ANAマイル利用時の燃油サーチャージの現状と見通し
燃油サーチャージは原油価格や為替によって変動
燃油サーチャージは固定料金ではなく、以下の影響を受けて変動します。
<燃油サーチャージに影響を与えるもの>
- 原油価格(ジェット燃料の価格)
- 為替(円安・円高)
原油価格が高くなればなるほど、為替が円安になればなるほど燃油サーチャージは高くなるという関係があります(逆に原油価格が安くなり、為替が円高に振れると安くなります)。
ANAでは2ヶ月ごとに燃油サーチャージの見直しが行われており、タイミングによっては大きく変動します。
例えば同じ路線でも、発券時期が違うだけで数万円の差が出るといったことも珍しくありません。
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2026年4月から5月発券のANA燃油サーチャージ
2025年3月に発表になった、ANAの燃油サーチャージは以下になります(2026年4月・5月発券分)。
<ANAの燃油サーチャージ>
| 路線 | 2026年4月-5月 |
|---|---|
| 日本=欧州・北米(ハワイ除く)・中東・オセアニア | 31,900円 |
| 日本=ハワイ・インド・インドネシア | 20,400円 |
| 日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア | 16,300円 |
| 日本=ベトナム・グアム・フィリピン | 10,500円 |
| 日本=東アジア(韓国を除く) | 9,400円 |
| 日本=韓国・ロシア(ウラジオストク) | 3,300円 |
例えば人気であるハワイ路線の場合「20,400円」となっています。これは1人あたりの片道の価格です。
そのため、往復なら2倍の「40,800円」となります。なかなかの高額ですね。
そして、夫婦やカップルなら2倍、4人家族なら4倍というように人数によってその負担は膨らんでいってしまいます。
ANAマイルで運賃部分が無料になったとしても無視できない金額と言えますね。
原油高によって今後は大幅アップの見通し。最大2倍も
大手メディア報道で2026年6月以降、ANAとJALで「燃油サーチャージ」が大幅値上げする見通しであることが伝えられました。
これは米国とイスラエルによるイラン攻撃で原油価格が高騰していることに起因するもので、路線によっては最大2倍になると予想されています。
今後はますます燃油サーチャージによる負担が大きくなりそうです。
ANAマイルで燃油サーチャージを回避する裏技
さて、ここからが当記事の本題である「ANAマイルで燃油サーチャージを回避する裏技」をご紹介していきたいと思います。
燃油サーチャージを徴収していない航空会社を狙う
ANAやJALといった日系航空会社は燃油サーチャージを設定しています。しかしながら世界には燃油サーチャージを徴収していない航空会社もあります。
欧米や中東などの外資系航空会社に多く、法令などの規制により総額表示としています。
そのため、これら航空会社のチケットを買う、もしくはマイルを貯めて特典航空券を発券すれば燃油サーチャージの発生を回避することができます。
ただし、ジェット燃料の価格が高騰している状況ではチケット価格自体が値上がりしている可能性があります。これでは実質的に燃油サーチャージを回避しているとは言えず本末転倒です。
また、これら外資系航空会社のマイルはANAやJALといった日系航空会社に比べて貯める機会が少なく、そもそもの必要マイル数が多くなる傾向があります。
いずれにしても、初心者には少々ハードルが高いのが現実です。
ANA便ではなく提携航空会社便で発券する
ANAは国際的な航空連合として「スターアライアンス」に加盟しています。そのため、ANAマイルを使ってスターアライアンス加盟航空会社の特典航空券を発券することができます。
また、ANAはスターアライアンス以外にも独自提携を進めており、これら航空会社の特典航空券もANAマイルで発券することができます。
<ANA提携航空会社>
- スターアライアンス提携
- エーゲ航空、エアカナダ、中国国際航空、エア インディア、ニュージーランド航空、アシアナ航空、オーストリア航空、アビアンカ航空、ブリュッセル航空、コパ航空、クロアチア航空、エジプト航空、エチオピア航空、エバー航空、ITAエアウェイズ、LOTポーランド航空、ルフトハンザ ドイツ航空、シンセン航空、シンガポール航空、南アフリカ航空、スイス インターナショナル エアラインズ、TAPポルトガル航空、タイ国際航空、ターキッシュ エアラインズ、ユナイテッド航空、吉祥航空(コネクティングパートナー)
- 独自提携
- エア ドロミティ、マカオ航空、エティハド航空、ユーロウィングス、オリンピック航空、フィリピン航空、ヴァージン アトランティック航空、ベトナム航空、ヴァージン・オーストラリア航空
このスターアライアンス提携および独自提携の中には燃油サーチャージを徴収してない航空会社もあります。
これら航空会社を狙ってANAマイルで特典航空券を発券することで「燃油サーチャージ無料」を実現できるというわけです。
例えば同じ目的地でも、燃油サーチャージ無料の航空会社を選択するだけ数万円も差がケースがあります。正に裏技ですね。
ANAマイルで燃油サーチャージ無料の航空会社はこれ
ANAマイルで燃油サーチャージ無料の航空会社は以下になります。ここでは日本発着便があるものをピックアップしています。
<燃油サーチャージ無料の航空会社(日本発着あり)>
- シンガポール航空
- ニュージーランド航空
- ベトナム航空
また、日本発着便はないものの、以下の航空会社も燃油サーチャージが無料になります(以前はケアンズまでの直行便がありましたが廃止なってしまいました)。
<燃油サーチャージ無料の航空会社(日本発着なし)>
- ヴァージン・オーストラリア航空
加えて、以下の航空会社は燃油サーチャージが無料ではないものの比較的安く設定されています。発着地によってはお得に活用することができます。
<燃油サーチャージが低額な航空会社(日本発着なし)>
- LOTポーランド航空
- エチオピア航空
燃油サーチャージを回避するといくら安くなる?実例で解説
ここでは、日本発着便のあるシンガポール航空、ベトナム航空、ニュージーランド航空を対象に、実際にどれくらい差が出るのか、具体例を交えてご紹介したいと思います。
シンガポール航空便
シンガポール航空は日本の各都市からシンガポールへ直行便を運行しています。日本発着便のある都市は以下になります。
<日本発着便のある都市:シンガポール航空>
- 羽田、成田、中部、関西、新千歳、福岡
ANAマイルでシンガポール航空便を予約した場合、「日本発シンガポール便」で必要となるマイル数(片道)は以下になります。
提携便の場合は必要マイル数は固定になっています。
<シンガポール航空便の必要マイル数(日本発シンガポール便):片道>
| 利用クラス | 必要マイル数 |
|---|---|
| エコノミークラス(Y) | 17,500 |
| ビジネスクラス(C) | 30,000※ |
| ファーストクラス(F) | 52,500※ |
注:マイル数の定義はありますが、シンガポール航空はANAに日本発着便のビジネスクラスとファーストクラスの特典枠を開放していません。また、シンガポール航空のビジネスクラスとファーストクラスの特典枠は自社マイル優先のため、日本発着便以外でも開放枠は非常に少なくなっています。
こちらは実際の予約画面です。
エコノミークラスで必要マイル数が「17,500マイル」、燃油サーチャージがかからないため支払い総額は「4,160円」とリーズナブルになっているのが確認できます。
<シンガポール航空便の予約画面(日本発シンガポール便):片道>

一方で、ANAマイルでANA便を予約した場合、「日本発シンガポール便」で必要となるマイル数(片道)は以下になります。
ANA便の場合はシーズン制を採用しており、ローシーズン/レギュラーシーズン/ハイシーズンの3段階で必要マイル数が変化する仕組みになっています。
<ANA便の必要マイル数(日本発シンガポール便):片道>
| 対象クラス | ローシーズン (L) | レギュラーシーズン (R) | ハイシーズン (H) |
|---|---|---|---|
| エコノミー(Y) |
15,000 |
17,500 |
25,000 |
| プレミアム エコノミー(PY) |
23,000 | 25,500 | 35,500 |
| ビジネスクラス(C) |
40,000 |
42,500 |
47,500 |
| ファーストクラス(F) | 57,500 | 60,000 | 85,500 |
こちらは実際の予約画面です。
エコノミークラスのローシーズンで必要マイル数が「15,000マイル」、燃油代として「16,300円」が徴収されているのが確認できます(2026年4月・5月発券時)。
燃油代を加えた支払い総額は「21,030円」となっています。
<ANA便の予約画面(日本発シンガポール便):片道>

レギュラーシーズンをベースにANA便とシンガポール航空便で必要マイル数と燃油代を比較した表を作成すると以下のようになります。
数字はいずれも「片道」です。
<必要マイル数と燃油代の比較(ANA便vsシンガポール航空便):レギュラーシーズン>
| エコノミークラス | ビジネスクラス | 燃油代(2026年4月・5月発券分) | |
| ANA便 | 17,500マイル | 42,500マイル | 16,300円 |
| シンガポール航空便 | 17,500マイル | 対象外 | 無料(0円) |
エコノミークラスの場合は必要マイル数が同じですので、単純に燃油代分がお得になります。
片道で16,300円ですから往復では32,600円にもなります。夫婦などカップルなら約6万円、家族4人なら約12万円です。燃油代が無料になる効果は大きいですね。
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ベトナム航空便
ベトナム航空は日本の各都市からハノイ・ホーチミン・ダナンへ直行便を運行しています。日本発着便のある都市は以下になります。
<日本発着便のある都市:ベトナム航空>
- 羽田、成田、中部、関西、福岡
ANAマイルでベトナム航空便を予約した場合、「日本発ハノイ・ホーチミン便」で必要となるマイル数(片道)は以下になります。
提携便の場合は必要マイル数は固定になっています。
<ベトナム航空便の必要マイル数(日本発ハノイ・ホーチミン便):片道>
| 利用クラス | 必要マイル数 |
|---|---|
| エコノミークラス(Y) | 17,500 |
| ビジネスクラス(C) | 30,000 |
| ファーストクラス(F) | 52,500 |
実際の予約画面がこちらです。
エコノミークラスで必要マイル数が「17,500マイル」、燃油サーチャージがかからないため支払い総額は「3,950円」とリーズナブルになっているのが確認できます。
<ベトナム便の予約画面(日本発ハノイ便):片道>

ANAマイルでANA便を予約した場合、「日本発ハノイ・ホーチミン便」で必要となるマイル数(片道)は以下になります。
<ANA便の必要マイル数(日本発ハノイ・ホーチミン便):片道>
| 対象クラス | ローシーズン (L) | レギュラーシーズン (R) | ハイシーズン (H) |
|---|---|---|---|
| エコノミー(Y) |
15,000 |
17,500 |
25,000 |
| プレミアム エコノミー(PY) |
23,000 | 25,500 | 35,500 |
| ビジネスクラス(C) |
40,000 |
42,500 |
47,500 |
| ファーストクラス(F) | 57,500 | 60,000 | 85,500 |
実際の予約画面がこちらです。
エコノミークラスのローシーズンで必要マイル数が「15,000マイル」、燃油代として「10,500円」が徴収されているのが確認できます(2026年4月・5月発券時)。
燃油代を加えた支払い総額は「15,440円」となっています。
<ANA便の予約画面(日本発ハノイ便):片道>

レギュラーシーズンをベースにANA便とベトナム航空便で必要マイル数と燃油代を比較した表を作成すると以下のようになります。
数字はいずれも「片道」です。
<必要マイル数と燃油代の比較(ANA便vsベトナム航空便):レギュラーシーズン>
| エコノミークラス | ビジネスクラス | 燃油代(2026年4月・5月発券分) | |
| ANA便 | 17,500マイル | 42,500マイル | 10,500円 |
| ベトナム航空便 | 17,500マイル | 30,000マイル | 無料(0円) |
エコノミークラスの場合は必要マイル数が同じですので、単純に燃油代分がお得になります。片道で10,500円ですから往復で約2万円を節約できるという計算です。
また、ビジネスクラスの場合は、必要マイル数が少ない上に燃油代も無料になります。Wでお得となりますね。
ベトナム航空の場合はシンガポール航空のように日本発着便におけるビジネスクラスの開放枠に関する制限もありませんので、ビジネスクラスも利用できるのは嬉しいポイントです。
ニュージーランド航空便
ニュージーランド航空は、成田からオークランドへ直行便を運行しています。
ANA便で日本からオークランドへの直行便はありませんので、ここではニュージーランド航空便の必要マイル数を確認したいと思います。
具体的には以下になります。
<ニュージーランド航空便の必要マイル数(日本発オークランド便):片道>
| 利用クラス | 必要マイル数 |
|---|---|
| エコノミークラス(Y) | 22,500 |
| ビジネスクラス(C) | 42,500 |
| ファーストクラス(F) | 67,500 |
実際の予約画面はこちらになります。
エコノミークラスで必要マイル数が「22,500マイル」となっていますが、燃油サーチャージはなく支払い総額は「9,550円」となっているのが確認できます。
<ニュージーランド航空便の予約画面(日本発オークランド便):片道>

ANA便の場合、同じゾーンであるオセアニア路線の燃油サーチャージは「31,900円」となっています(2026年4月・5月発券分)。ニュージーランド航空を使うとこの相当分がお得になるとも言えますね。
裏技を応用した燃油サーチャージをさらに節約するテクニック
燃油サーチャージが最も高くなるのは日本からの距離が遠いヨーロッパ路線です。このヨーロッパ路線で燃油サーチャージを「無料」にできれば節約効果も大きくなります。
ここでは、それを実現するテクニックをご紹介します。
シンガポール航空でシンガポール経由便を活用
前述のとおり、ANAマイルでシンガポール航空の特典航空券を発券すれば燃油サーチャージを無料にできます。
さきほどの実例では日本からシンガポールへの直行便をご紹介しましたが、この裏技はシンガポールを経由した経由便でも有効です。
つまり、日本からシンガポールを経由し、さらにヨーロッパなど他国へ向かう便でも燃油サーチャージを無料にできます。
シンガポール航空はシンガポール発着便として、アジア、北米、オセアニア、ヨーロッパ、中東、アフリカ方面に運行しています。
ヨーロッパへは以下10カ国に就航しています。選択肢が非常に豊富なのも嬉しいポイントです。
<ヨーロッパへの就航都市:シンガポール航空>
- イギリス 、フランス 、イタリア 、スペイン 、ベルギー 、スイス、オランダ、デンマーク、ドイツ、トルコ
こちらはシンガポール経由でパリまでエコノミークラスを利用した場合の予約画面です。
使うのはANAマイルですがシンガポール航空便を選択しているため燃油サーチャージは無料です。支払い総額は「6,050円」と非常にリーズナブルになっています。
必要マイル数は片道で「31,000マイル」です。
<シンガポール航空便の予約画面(日本発シンガポール経由、パリ便):片道>

続いてこちらはANAマイルを使ってANA便を選択した場合の予約画面です。
必要マイル数は「27,500マイル」ということでシンガポール航空便より少なくなっていますが、燃油サーチャージが「31,900円」と高額なため、支払い総額は「36,630円」となっています。
<ANA便の予約画面(日本発パリ便):片道>

レギュラーシーズンをベースにANA便とシンガポール航空便で必要マイル数と燃油代を比較した表を作成すると以下のようになります。
数字はいずれも「片道」です。
<必要マイル数と燃油代の比較(ANA便vsシンガポール航空便):レギュラーシーズン>
| エコノミークラス | ビジネスクラス |
燃油代(2026年4月・5月発券分) | |
| ANA便 | 27,500マイル | 57,500マイル | 31,900円 |
| シンガポール航空便 | 31,000マイル | 対象外 | 無料(0円) |
燃油サーチャージは片道で3万円以上の差があります。往復なら6万円以上の違いになります。
必要マイル数はシンガポール航空便の方が若干高くなりますが、それでもヨーロッパ路線ではお得さが際立ちますね。
ベトナム航空でホーチミン・ハノイ経由便を活用
同じ要領で、ベトナム航空便で日本からホーチミン・ハノイを経由し、さらにヨーロッパなど他国へ向かう便でも燃油サーチャージを無料にできます。
ベトナム航空はホーチミン・ハノイ発着便として、アジア、ヨーロッパ、オセアニア、北米方面に運行しています。
ヨーロッパへは以下7カ国に就航しています(一部予定)。シンガポール航空には劣るものの、こちらも選択肢が豊富になっています。
<ヨーロッパへの就航都市:ベトナム航空>
- フランス、イタリア、イギリス、ロシア、デンマーク、オランダ※、ドイツ
- 2026年6月16日就航予定
こちらはハノイ経由でパリまでビジネスクラスを利用した場合の予約画面です。
使うのはANAマイルですがベトナム航空便を選択しているため燃油サーチャージは無料です。支払い総額は「4,160円」と非常にリーズナブルになっています。
必要マイル数は「60,500マイル」です。
<ベドナム航空便の予約画面(日本発ハノイ経由、パリ便):片道>

レギュラーシーズンをベースにANA便とベトナム航空便で必要マイル数と燃油代を比較した表を作成すると以下のようになります。
数字はいずれも「片道」です。
<必要マイル数と燃油代の比較(ANA便vsシンガポール航空便):レギュラーシーズン>
| エコノミークラス | ビジネスクラス |
燃油代(2026年4月・5月発券分) | |
| ANA便 | 27,500マイル | 57,500マイル | 31,900円 |
| ベトナム航空便 | 31,000マイル | 60,500マイル | 無料(0円) |
こちらも燃油サーチャージは片道で3万円以上の差があるため往復なら6万円以上がお得になります。
必要マイル数はベトナム航空便の方がエコノミークラス、ビジネスクラスともに若干高くなりますが、燃油サーチャージ無料の方がメリットが大きいと言えますね。
シンガポール航空の場合、日本発着便でビジネスクラスを予約できませんが、ベトナム航空であればその制限もないため、経由値までと目的地までの両方でビジネスクラスを楽しめるのも嬉しいポイントです。
空席自体もシンガポール航空に比べてベトナム航空の方が経験的に探しやすく、ANAマイル有効活用の穴場と言えるのではないかと思います。
提携航空会社の経由便を予約するなら「都市混在・クラス混在」で検索が便利
シンガポール航空やベトナム航空といったANA提携航空会社の経由便を予約するなら、「都市混在・クラス混在」で検索するのが便利です。
具体的にはこちらのようになります。国際線の「特典予約」から「都市混在・クラス混在」をクリックします。
その上で、東京から経由地(この例ではシンガポール)までと、経由地から目的地(この例ではパリ)までを日程も含めて一つ一つ入力します。
<都市混在・クラス混在での検索例>

このようにすることで狙っている提携航空会社(この例ではシンガポール航空)の便をピンポイントで狙うことができます。
ちょっと面倒ですが覚えておくようにしましょう。
経由便では「途中降機・乗り換えルール」にも注目
経由便では「途中降機・乗り換えルール」も覚えておくとさらにマイルを有効活用できます。
まず途中降機というのは「ストップオーバー」とも呼ばれているもので経由地での24時間以上の滞在を意味します。ストップオーバーを活用すれば、経由値で空港を離れて観光することも可能になります。
ANA提携航空会社特典航空券の場合、以下のようなルールが定められています。
<途中降機(ストップオーバー)ルール>
- 片道旅程では途中降機できません。
- 往復旅程では、目的地以外に1回の途中降機が可能です。
- ※途中降機は乗り換え回数に含まれます。
まず、片道旅程では途中降機(ストップオーバー)できないルールとなっています。経由値で観光したい場合は往復旅程にするのがオススメです。
続いて、乗り換えというのは経由地での24時間未満の滞在を意味します。ANA提携航空会社特典航空券の場合、以下のようなルールが定められています。
<乗り換えルール>
- 片道旅程の場合は日本国内で1回、海外2回の計3回まで乗換可能です。
- 往復旅程の場合は日本国内で往路・復路各1回まで、海外で往路・復路各2回までの計6回まで乗り換え可能です。
今回、シンガポールやベドナム・ハノイを経由する旅程をご紹介していますが、これはこの海外で乗り換え可能というルールを利用しています。
また、この乗り換えルールでは、片道・往復ともに日本国内で1回乗り換えが可能となっています。そのため、例えば以下のような旅程を組むこともできます。
<日本国内での乗り換えを追加した旅程(例)>
- 仙台=>羽田=>シンガポール=>パリ
地方に住んでいて海外に行く際に東京など首都圏の空港に移動する必要がある方には大きなメリットです。
ただし、ベトナム航空を利用する際は注意が必要です。
シンガポール航空はワンワールド提携でなのでOKですが、ベドナム航空はANAとの独自提携となっているため以下のような制約が追加になります。
<独自提携の固有の制約>
- 単一の提携航空会社運航便での旅程のみご利用になれます。
これは国内線の乗継便にも適用されるため、国内線でANA、国際線でベトナム航空という2つの航空会社を組み合わせた旅程を組むとNGになってしまいます。
(国内でANA乗継便を追加するとそれ以降の経路でベトナム航空は出てこなくなります)。
ベトナム航空利用で日本国内で飛行機移動が必要な場合は別切りでチケットを用意する必要があります。地方在住の方で国内での乗継を考えている方は注意しましょう。
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経由便は所要時間が長くなるのがデメリット。コストと利便性のバランスで検討を
シンガポール航空やベトナム航空の経由便を利用した場合、燃油サーチャージが無料になるのがメリットです。一方で、所要時間が大幅に長くなるため注意が必要です。
例えば、最初にご紹介した「東京->シンガポール->パリ」の旅程の所要時間はフライトだけで約22時間、乗換時間も含めると24時間以上と非常に長くなります。
一方でANA便を利用した「東京->パリ」への直行便の場合、所要時間は約15時間です。ざっくり10時間ほどの差があります。
時間と体力がたっぷりある場合は問題ありませんが、そうでない場合はコストを優先するのか、利便性を重視するのか比較検討するようにしましょう。
大量ANAマイルを貯める方法
今回ご紹介した「ANAマイルで燃油サーチャージを無料する裏技」を使うには元手となるマイルが必要になります。
ここでは、大量マイルを獲得する2つの方法をご紹介します。
<大量マイルを獲得する方法>
- クレジットカードの入会キャンペーン
- ポイ活からのマイル交換
極論すれば、普通のサラリーマンが大量マイルを獲得するにはこの2つの方法が最も有効となります。
クレジットカードの入会キャンペーン
一撃で大量マイルを獲得できるのが「クレジットカードの入会キャンペーン」です。
特にアメックスカードは決済条件クリアで「大量ポイント=大量マイル」を獲得できるため人気があります。
例えば、ゴールドプリファードでは条件クリアで最大130,000ポイントを獲得することができます(2026年5月26日申込までの期間限定)。
アメックスのポイントは交換レート100%でANAマイル、交換レート80%で外資系航空会社(全12社)のマイルに交換することができます。
そのため、130,000ポイントはそれぞれ以下のマイルに交換することができます。
<入会キャンペーンで獲得できるマイル数>
- ANAマイル:最大130,000マイル(年40,000マイルまでの移行制限あり)
- 外資系マイル:最大104,000マイル
これだけの大量マイルがあれば、ハワイやヨーロッパへビジネスクラスで旅行することも夢ではありません。
ぜひこのチャンスにご活用いただければと思います。
ゴールドプリファードだけなく、ANAアメックスやビジネスゴールドなどでも大量ポイントを獲得できます。入会キャンペーンの最新情報はそれぞれ以下の記事をご参照ください。
ポイ活からのマイル交換
クレジットカードの入会キャンペーンは一撃で大量マイルを獲得できるのがメリットですが、年会費負担もあり、決済条件をクリアするが難しい方もいらっしゃると思います。
一方で、誰でもできるのが「ポイ活」でポイントを貯めてそれをマイルに交換するという方法です。
ポイ活というと少ないポイントしか稼げないと思っている方も多いと思いますが、実際はクレジットカード発行や証券会社の口座開設などを活用すれば、手出しなしで簡単に10万円を超えるようなポイントを獲得できます。
獲得したポイントは50%から70%という非常に高いレートでマイルに交換することができます。初心者でも数万マイルを獲得することも難しくありません。
私は初年度で20万マイルを超える大量マイルを獲得することができました。
この陸マイラー的なANAマイルの貯め方はこちらの記事にまとめています。お得に海外旅行をしたいという方はぜひ一度ご参照ください。
まとめ
ANAマイルは非常に価値の高いポイントですが、使い方を間違えると本来の価値を活かせません。
特に燃油サーチャージは「航空会社の選び方」と「発券方法」によって大きく変わります。
今回紹介したように「燃油なしの航空会社を選ぶ」「提携航空会社を活用する」というテクニックを活用することで、数万円〜10万円以上の節約が可能になります。
同じマイルでも「使い方」次第でさらに価値を高めることができますね。
ぜひ今回のご紹介した裏技を活用して、よりお得な海外旅行を実現していただければと思います。
ANAマイルには国内線が片道無料になる裏技があります。こちらもANA陸マイラーであれば知っておきたいテクニックです。ぜひ合わせてご参照ください。
それでは、また!
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