
三菱UFJプラチナAMEXのプライオリティパス(PP)に改悪がやってきました。無料での利用回数がこれまでの無制限から年10回までに制限されるというものです。発行元であるUFJニコスでは2024年10月にレストラン施設を対象外する変更を既に実施していました。そのため今回が2回目の改定という形になります。残念なニュースが続きますね。以下では変更内容から代替カードまで詳しく解説していきます。
三菱UFJプラチナAMEXのプライオリティパスが改悪
利用回数が無制限から年10回までに制限
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(以下、三菱UFJプラチナAMEX)で海外空港ラウンジサービスである「プライオリティパス」に関するサービス内容の改定が発表されました。
無料で利用できる回数が「回数制限なし」から「1年間につき10回まで」に変更されるというものです。11回目以降の利用にあたっては、1回あたり「35米ドル」の負担が必要になります。
変更が適用されるのは「2026年12月2日」からとなります。
このたび、海外空港ラウンジサービス「プライオリティ・パス」について、無料でご利用いただける回数を「回数制限なし」から「1年間につき10回まで」に変更し、11回目以降のご利用にあたっては、1回あたり「35米ドル」(Priority Pass AP Limited所定のご利用料金)をご負担いただくことになりました。
お客さまには新たなご負担をおかけすることとなり、大変心苦しいのですが、サービスの継続的なご提供のため、何とぞご理解賜りますようお願い申しあげます。
三菱UFJニコス「海外空港ラウンジサービス「プライオリティ・パス」の無料ご利用回数に関するご案内」
変更内容をまとめると以下のようになります。
<変更内容のまとめ>
| 項目 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 無料でご利用いただける回数 | 回数制限なし | 1年間につき10回まで |
| 11回目以降のご利用料 | - | 1回あたり35米ドル |
発行元のUFJニコスでは2024年10月にレストラン施設を対象外にする変更を既に実施しています。
そのため、UFJニコスのプライオリティパスでは、国内外のラウンジ施設のみが年10回まで無料できるという形になります。
サービス区分をまとめると以下のようになります。
<サービス区分>
| 国内(日本) | 国外(海外) | |
| ラウンジ | 無料(年10回まで) | 無料(年10回まで) |
| 食事(レストラン) | 有料 | 有料 |
| リフレッシュ | 有料 | 有料 |
| 休憩 | 有料 | 有料 |
対象は三菱UFJニコスが発行するプラチナカード
対象となるのは、三菱UFJニコスが発行する以下のプラチナカードにに付帯するプライオリティパスです。本人会員および家族会員のそれぞれが対象となります。
<対象となるクレジットカード>
- 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
- 三菱UFJカード・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- 三菱UFJニコス株式会社が発行するプラチナの提携カード
- 三菱UFJニコス株式会社の三菱UFJニコスフランチャイズが発行するプラチナのカード
一方で、同じ三菱UFJニコスが発行するプラチナカードでも、「JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナ(以下、JALアメックスプラチナ)」は今回の変更の対象外となっています。
JALアメックスプラチナの年会費は「34,100円(税込)」と、三菱UFJプラチナAMEXの年会費である「22,000円(税込)」よりも高額です。
この辺りが今回の変更を免れた要因となっているのかもしれません。
もしくは、JALアメックスプラチナを保有するユーザーはそれほどプライオリティパスの利用が激しくないのかもしれませんね。
プライオリティパスでは改悪が相次ぐ
レストラン施設対象外や利用回数制限を追加
クレジットカード付帯のプライオリティパスでは改悪が相次いでいます。主な改訂内容を表にまとめると以下のようになります。
三菱UFJプラチナAMEXを含むUFJニコスは今回で2回目の改訂となっているのが確認できますね。
UFJニコスでは既にレストラン等のリフレッシュ施設の利用はNGとなっていますので、今回の変更により国内外のラウンジ施設のみ利用可能、かつ、無料で利用できる回数が10回までに制限されたという形になります。
<クレジットカード各社の改悪状況>
| 国内外のラウンジ施設 | 国内のレストラン・リフレッシュ施設 | 海外のレストラン・リフレッシュ施設 | |
| AMEX(2019年8月1日) | OK | NG | NG |
| UFJニコス(2024年10月1日から) | OK | NG | NG |
| JCBカード(2024年10月31日から) | OK | NG | OK |
| 楽天カード(2025年1月2日から) | OK(年5回まで) | NG | NG |
| 三井住友カード(2025年4月1日から) | OK | NG | OK |
| ダイナースクラブ(2025年4月1日から) | OK(年10回まで。プレミアムカードは無制限) | NG | OK(年10回まで。プレミアムカードは無制限) |
| UCカード(2025年4月1日から) | OK(年6回まで) | NG | OK(年6回まで) |
| 出光クレジット(2025年11月4日から) | OK(年30回まで) | OK(年30回まで) | OK(年30回まで) |
| 静銀セゾン(2025年12月1日から) | OK(年10回まで) | OK(年10回まで) | OK(年10回まで) |
| 出光クレジット(2026年8月3日から) | OK(年5回まで) | OK(年5回まで) | OK(年5回まで) |
| UFJニコス(2026年12月2日から)<=今回 | OK(年10回まで) | NG | NG |
上記表を見ていただくと「国内のレストラン・リフレッシュ施設」に制限をかけるクレジットカード会社が多いことがわかります。
また、最近は年間の利用回数に制限をかけるところも増えてきました。年5回から10回までというのがひとつの基準になりつつありようです。
今後、プライオリティパスを目当てにクレジットカードを発行する場合は、レストラン施設を使いたいかどうか、それは国内なのか海外なのか、そしてそれは年何回ぐらいか、ということを自問していく必要がありますね。
三菱UFJプラチナAMEXの代わりを解説
利用制限のないプライオリティパスが付帯するクレジットカード
当記事を執筆時点(2026年9月)で対象施設や利用回数などの制限をしていないプライオリティパスが付帯するクレジットカードには以下のようなものがあります。
以前に比べるとだいぶ少なくなってしまいました。
<利用制限のないプライオリティパス(例)>
- セゾンプラチナビジネス:
- 年会費33,000円(初年度無料)
- 追加カード(3,300円)でのPP発行不可
- 海外旅行保険「利用付帯」
- エポスプラチナカード:
- 年会費30,000円、インビテーション経由or年100万円決済で20,000円
- 家族カード(無料)でのPP発行不可
- 年100万円利用で20,000ポイント、年200万円で30,000ポイント還元
- 海外旅行保険「自動付帯」
- ラグジュアリーカード(チタン)
- 年会費55,000円、
- 家族カード(16,500円)でPP発行可能
- HoteLux「エリートプラス」にステータスマッチ可能(年会費499USD相当)
- 海外旅行保険「自動付帯」
将来改悪があるかどうかわからい状況でプライオリティパスを体験するなら「セゾンプラチナビジネス」がオススメです。

セゾンプラチナビジネスの券面
初年度年会費無料のためコスト負担なくサービスを体験することができます。
しかも入会キャンペーンを利用すれば条件クリアで12,000円分のAmzonギフト券まで貰うことができます。
付帯するプライオリティパスはプレステージ相当で回数無制限&レストラン施設でも利用OKです。
セゾンプラチナビジネスのJALマイル還元率やメリット、デメリットの詳細はこちらの記事にまとめています。
利用するのが自分一人だけなら「エポスプラチナカード」もおすすめです。年会費は30,000円ですが、インビテーションからの入会なら20,000円となります。
また、インビテーションがなくても年100万円決済があれば翌年から年会費は20,000円となります。

エポスプラチナの券面
しかも、年100万円の利用で20,000円分のポイント還元を受けられるため、相殺すれば実質無料で維持することができます。
付帯するプライオリティパスはプレステージ相当で回数無制限&レストラン施設でも利用OKです。
エポスプラチナカードのメリットとデメリットの詳細はこちらにまとめています。
ラグジュアリーカードは年会費55,000円とこの中では一番高額となっています。家族カードでプライオリティパスを発行できますが、こちらも年会費16,500円と比較的高めの設定です。
付帯するプライオリティパスはプレステージ相当で回数無制限&レストラン施設でも利用OKです。

ラグジュアリーカード(チタン)の券面
一方で、ラグジュアリーカードはHoteLux「エリートプラス」にステータスマッチをすることができます。これは毎年可能です。
HoteLux「エリートプラス」になると以下のような特典を利用できるためホテル宿泊を満喫できます。
これらの特典を2回以上利用すれば年会費を回収できるほどのお得さです。
<HoteLux「エリートプラス」の特典>
- 無料宿泊(2人分)
- ホテルクレジット(最大200ドル、多くは100ドル)
- 客室アップグレード
- アーリーチェックイン
- レイトチェックアウト
ラグジュアリーカードの特典からメリット、デメリットの詳細はこちら。
ラグジュアリーカードは紹介特典で最大50,000円分のポイントを獲得できます。
チタンの場合は15,000円分ですので初年度は40,000円分の実質負担でスタートすることができます。
プライオリティパスは生活パターンや決済額に応じて選ぶ時代に
昨今のクレジットカード会社によるプライオリティパス規約の改訂で、これからは生活パターンや決済額に応じてカードを選択するのがオススメです。
具体的には以下のようになります。ここでは、レストラン施設に利用制限のないクレジットカードに絞っています。
<おすすめカードの選び方>
- 1人利用がメインで回数制限なく利用したい
- セゾンプラチナビジネス
- 初年度年会費無料
- エポスプラチナカード
- 年100万円利用で20,000pt還元あり
- セゾンプラチナビジネス
- 年10回まででいいから2人での利用コストを最安にしたい
- 静銀セゾンプラチナ
- 年会費22,000円で家族カード1枚無料&家族カードでもPP発行できる
- 静銀セゾンプラチナ
- 年5回まででいいから家族で利用したい or 年300万円決済できる
- アポロステーションザプラチナ
- 家族カードでもPP発行できる(最大4枚)
- 年300万円決済で家族カード含めて次年度の年会費無料
- アポロステーションザプラチナ
- プライオリティパスだけでなくホテル宿泊も楽しみたい
- ラグジュアリーカード
- HoteLux「エリートプラス」にステータスマッチ
- ラグジュアリーカード
プライオリティパスのレストランとリフレッシュ施設(日本国内)
成田、羽田、中部などが充実で国内線でも利用可能
日本国内におけるプライオリティパス提携のレストラン、リフレッシュ施設は以下になります。
日本でもこれらラウンジ以外の施設が充実していることが確認できます。特に「青字」の施設は国際線だけでなく国内線でも利用することができて人気があります。
<プライオリティパス提携のレストラン、リフレッシュ施設(日本国内)>
- 成田国際空港
- TATSU
- 肉料理 やきすき やんま
- ナインアワーズ
- 鉄板焼 道頓堀 くり田
- ぼてぢゅう屋台
- 羽田国際空港
- LUCK(第1ターミナル&エアポートガーデン)
- グランドエール
- 関西国際空港
- ぼてぢゅう
- 伊丹空港
- 大阪エアポートワイナリー
- 中部国際空港
- 海膳空膳
- くつろぎ処
- ぼてぢゅう
- The Pike
- 鹿児島空港
- LUCK
プライオリティパスの改悪で、UFJニコスとJCBカード、三井住友カード、ダイナースクラブ、UCカードではこれらラウンジ以外の施設は利用できなくなっています。
お得度が高かっただけに残念ですね。
今後も継続して利用したいという方はまだ改悪されていないおすすめカードをご検討いいただければと思います。
プライオリティパスが使える日本国内のラウンジの最新情報はこちらでまとめています。ぜひ併せてご参照ください。
まとめ
今回は、三菱UFJプラチナAMEXのプライオリティパスの改悪についてご紹介しました。
利用回数がこれまでの無制限から年10回までに制限されます。そして、11回目以降は1回あたり35ドルが徴収される形になります。
発行元であるUFJニコスでは2024年10月にレストラン施設を対象外する変更を既に実施していました。そのため今回が2回目の改定という形になります。
クレジットカードに付帯するプライオリティパスでは改悪が続いており、この流れは避けられないものになっていると感じています。
当記事でご紹介したおすすめカードでもいつ改悪があるかわかりません。改悪前提で自身の生活パターンや決済額などを考慮しつつ、適したカードを選択したいですね。
それでは、また!







