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ベルヴェデーレ宮殿の行き方(アクセス)とチケット、見どころは?クリムト作品を鑑賞レポート!

ベルヴェデーレ宮殿

ベルヴェデーレ宮殿の行き方(アクセス)とチケット、見どころは?クリムト作品を鑑賞レポート!

「ベルヴェデーレ宮殿」は、クリムト作品の中でも特に有名な「接吻」を鑑賞できる美術館です。ウィーンにはたくさんの美術館や博物館がありますが、その中でも高い人気を誇る観光スポットになっています。当記事では、そんな「ベルヴェデーレ宮殿」の場所と行き方から、営業時間、チケットの価格、クリムト作品の鑑賞レポートまで、詳しくご紹介していきたいと思います。

ベルヴェデーレ宮殿とは

「ベルヴェデーレ宮殿」は、歴史的な2つの宮殿、庭園によって構成されるバロック様式の宮殿です。

もともとは、ハプスブルク家に仕えたプリンツ・オイゲンが、当時の代表的な建築家であるヨーハン・ルーカス・フォン・ヒルデブラントに、夏の離宮として造らせたものです。

1714から1716年にかけて「下宮(Lower Belvedere)」、1720から1723年にかけて迎賓館である「上宮(Upper Belvedere)」が建設されました。

現在は、「上宮」「下宮」ともに美術館となっており、クリムト、シーレ、ココシュカ、ゲルストルといった「世紀末アート」を代表する画家の作品の多くを常設展示していることで有名です。

ウィーンでトップベルの人気の観光スポットとなっています。

 

ベルヴェデーレ宮殿の場所と行き方(アクセス方法)

「ベルヴェデーレ宮殿」は、ウィーンの中心部である「リンク」からは少し離れた南側のエリアに位置しています。

少し離れていると言っても、散歩をかねて徒歩でもアクセスできる距離に位置しています。また、トラムなど公共交通機関を利用してもアクセスすることができます。

「ベルヴェデーレ宮殿」への主な行き方(アクセス方法)をまとめると以下のようになります。

<ベルヴェデーレ宮殿の行き方(アクセス方法)>

  • 徒歩
    • ウィーン中央駅から徒歩10分程度
    • 国立オペラ座から徒歩22分程度
  • 公共交通機関
    • トラム「D線」を利用、「Schloss Belvedere」駅下車 <=オススメ!
    • トラム「18線&O線」を利用、「Quartier Belvedere」駅下車
    • 鉄道「Sバーン」、「Quartier Belvedere」駅下車
    • 地下鉄「U1線」、「Südtiroler Platz」もしくは「Hauptbahnhof」駅下車後、徒歩15分程度

 

一番のオススメは、トラム『D番」を利用して「Schloss Belvedere」駅で下車する方法です。

「Schloss Belvedere」駅は、「ベルヴェデーレ宮殿」のメインの観光スポットとも言える「上宮」の入り口の正面至近に位置しているため、アクセス抜群です。

「ベルヴェデーレ宮殿」の周辺地図は以下になります。

 

ベルヴェデーレ宮殿の営業時間

「ベルヴェデーレ宮殿」の営業時間は以下のようになっています。

「上宮」と「下宮」で営業時間が若干異なっているため注意が必要です。下宮の方がオープン時間が1時間遅くなっています。

また、金曜日は夜間営業として午後9時までの営業となっています。

<ベルヴェデーレ宮殿の営業時間>

  • 上宮
    • 毎日:9 am – 6 pm
    • 金曜:9 am – 9 pm
    • 休み:なし
  • 下宮
    • 毎日:10 am – 6 pm
    • 金曜:10 am – 9 pm
    • 休み:なし

 

ベルヴェデーレ宮殿のチケット料金

「ベルヴェデーレ宮殿」は前述のように、「上宮」と「下宮」および「庭園」で構成されています。このうち、「庭園」については無料で入場できます。

「上宮」と「下宮」の入館は有料となっており、それぞれ別のチケットが必要になっています。ただし、両方に入館できるお得なコンビネーションチケットも販売されています。

<ベルヴェデーレ宮殿のチケット料金>

  • 上宮
    • 大人:16ユーロ
    • シニア(65歳以上):13.5ユーロ
    • 学生(27歳以下):13.5ユーロ
    • 学生(19歳以下):無料
  • 下宮
    • 大人:14ユーロ
    • シニア(65歳以上):11ユーロ
    • 学生(27歳以下):11ユーロ
    • 学生(19歳以下):無料
  • コンビネーション(上宮+下宮)
    • 大人:22ユーロ
    • シニア(65歳以上):19ユーロ
    • 学生(27歳以下):19ユーロ
    • 学生(19歳以下):無料

 

「ベルヴェデーレ宮殿」の公式HPは以下になります。営業時間やチケット料金の最新情報については以下からもご確認ください。

参考 TopBelvedere

 

ベルヴェデーレ宮殿の見どころと攻略方法

「ベルヴェデーレ宮殿」には、クリムト、シーレ、ココシュカ、ゲルストルといった「世紀末アート」を代表する画家の作品の多くが展示されています。

このうち、「上宮」には特に有名な作品が「常設」として展示されます。一方で「下宮」には、常設以外の作品が定期的にローテーションされて展示されるようになっています。

ですので、「有名な作品だけを短時間で鑑賞したい」という方は「上宮」だけのチケットを購入し、「上宮」を鑑賞後に「庭園」を軽く散歩するのがオススメです。

この場合は1時間から2時間程度で鑑賞可能です。

 

一方で、時間に制限を設けずにゆっくりと鑑賞したいという方は、コンビネーションチケットを購入し、「上宮」と「下宮」の両方を鑑賞しましょう。

「上宮」と「下宮」の間には庭園が広がっており、行き来する際に、自然と「庭園」の鑑賞も可能になります。

ただし、「上宮」と「下宮」の間は徒歩10分ほどの距離がありますので、それなりの体力を消耗するため注意が必要です。

また、「下宮」から「上宮」への工程は上り坂になりますので、鑑賞する順番としては、「上宮」から「下宮」がオススメです。

 

ベルヴェデーレ宮殿のクリムト作品を鑑賞レポート

それではここからは、実際に「ベルヴェデーレ宮殿」でクリムト作品を鑑賞してみた体験レポートをお送りしたいと思います。

ベルヴェデーレ宮殿へのアクセスはトラム「D番」が便利

こちらは、トラム「D番」の「Schloss Belvedere」駅です。

駅名が「ベルヴェデーレ宮殿」となっていることからもわかるとおり、こちらの駅から「ベルヴェデーレ宮殿」への入り口はすぐ近くです。

ベルヴェデーレ宮殿:トラム乗り場

 

こちらが、「ベルヴェデーレ宮殿」の入り口です。「ベルヴェデーレ宮殿」の入り口は「上宮」と「下宮」にそれぞれ用意されており、こちらは「上宮」側の入り口ということになります。

ベルヴェデーレ宮殿:入り口(上宮)1

 

入り口から中に入るとこんな感じになっています。左手にある建物が「上宮」になりますが、入館するには先にチケットを購入する必要があります。

チケットはここから右手にある「チケットオフィス」で購入することができます。

ベルヴェデーレ宮殿:入り口(上宮)2

 

入館前にはチケットオフィスでチケットを購入

こちらがチケットオフィスになります。この日は、8月上旬、オープンからまもない9時ちょっとを過ぎたあたりですが、チケット購入のためのちょっとした行列ができていました。

これくらいの行列で、チケット購入までに10分ほど必要になりました。

ベルヴェデーレ宮殿:チケット売り場1

 

チケットオフィスの中はこんな感じです。こちらで、チケットの種類と枚数を指定してチケットを購入します。チケットの購入には現金の他、クレジットカードも利用することができました。

ベルヴェデーレ宮殿:チケット売り場2

 

私はこの日、「上宮」だけを鑑賞できるチケットを購入しました。チケットの現物はこんな感じです。オレンジ(濃赤)が目を引きますね。

ベルヴェデーレ宮殿:チケット

 

MEMO

チケットは公式HPからも事前に購入することができます。ただし、日時指定(日付とタイムスロットを指定)のチケットになりますので、確実にその日、その時間に訪れる自信がないと、活用は難しいところです。

 

ベルヴェデーレ宮殿の「庭園」は広大

ベルヴェデーレ宮殿の「庭園」はとても広いため、先に鑑賞するとかなりの体力を消耗してしまいます。そのため、チケット購入後は、「庭園」に立ち寄ることなく、「上宮」にまっすぐ進むのがオススメです。

ちなみに、「庭園」の様子はこんな感じです。

こちらは、「上宮」側から「下宮」側を見下ろしたものです。「上宮」と「下宮」の間にかなりの距離があることがわかりますね。また、傾斜もそれなりにあります。(登るのはとても大変です)

ベルヴェデーレ宮殿:庭園1

ベルヴェデーレ宮殿:庭園2

 

また、「上宮」を挟んで反対側には池も広がっています。季節によっては、草花の鑑賞を楽しむことができます。

ベルヴェデーレ宮殿:庭園3

 

入館後は日本語ガイドの入手を忘れずに

それでは早速、「上宮」に入館してみましょう。「上宮」の入り口はこんな感じです。

ベルヴェデーレ宮殿:外観1

 

入り口を通ると、チケット確認と簡単なセキュリティチェックがあります。タイミングによっては持ち物検査もあります。

ベルヴェデーレ宮殿:ロビー1

 

セキュリティチェックを抜けるとクロークが用意されています。リュックなど大きな荷物は預ける必要があります。また、インフォメーションには世界各国に翻訳された館内ガイドが用意されています。

ベルヴェデーレ宮殿:インフォメーション1

 

日本語のガイドも用意されていますので、忘れずに入手するようにしておきましょう。

ベルヴェデーレ宮殿:日本語ガイド1

 

ベルヴェデーレ宮殿は建物自体も素晴らしい

ベルヴェデーレ宮殿の「上宮」の建物の中はこんな感じです。もともとが、ハプスブルク家の夏の離宮ということだけあって、とても豪華な造りになっています。

ベルヴェデーレ宮殿:建物内美1

 

シャンデリアが煌めく部屋もあり、宮殿の舞踏会会場のようです。

ベルヴェデーレ宮殿:建物内美2

 

天井画も素晴らしく、これだけでも圧倒されてしまいます。

ベルヴェデーレ宮殿:建物内美3

 

また、ベルヴェデーレ宮殿自体が高台に位置しているため、窓からは、「庭園」越しにウィーンの街並みを一望することができます。

ベルヴェデーレ宮殿:眺望1

 

「上宮」の2階にはクリムトを始め有名作品が集中

有名な作品が集められている「上宮」の中でも、クリムトを始め特に有名な作品は2階に集中しています。そのため、体力のあるうちに2階に移動して時間をかけて鑑賞し、その後、3階に進むのがオススメです。

ベルヴェデーレ宮殿の中で一番有名な作品とも言えるクリムトの「接吻」も、「上宮」の3階にあります。こちらの作品の周りには、以下の写真のような人だかりができており、近くで鑑賞するだけでも大変なくらいです。

ベルヴェデーレ宮殿:クリムト作品1

 

ですが、実際に近づいてみて、目の前で作品を鑑賞してみると、そのオーラに圧倒されてしまいます。本物がもつパワーというのは圧倒的ですね。

ベルヴェデーレ宮殿:クリムト作品2

 

ベルヴェデーレ宮殿は、クリムト作品に関しては世界最大のコレクションを誇っており、「接吻」以外にも多くの作品が展示されています。

ベルヴェデーレ宮殿:クリムト作品3

 

こちらは、クリムトの「フリッツァー・リードラー」。

ベルヴェデーレ宮殿:クリムト作品4

 

こちら左手がクリムトの「アダムとイブ」。右手はクリムトの「花嫁」。

ベルヴェデーレ宮殿:クリムト作品5

 

こちらはクリムトの「ヒマワリの咲く道」。どれも素晴らしいですね。

ベルヴェデーレ宮殿:クリムト作品6

 

その他にも、シーレやココシュカ、ゲルストルといった世紀末アートを代表する画家の多くの作品を鑑賞することができます。

こちらは、シーレの「エディス・シーレの肖像」。

ベルヴェデーレ宮殿:シーレ作品1

 

こちらもシーレの「家族」。

ベルヴェデーレ宮殿:シーレ作品2

 

また、教科書で一度は見たことがある、ダヴィットの「サン・ベルナーレ峠を超えるナポレオン」も展示されています。こちらも必見ですね。

ベルヴェデーレ宮殿:ダヴィット作品1

ベルヴェデーレ宮殿:ダヴィット作品2

 

ウィーン旅行で人気のオプショナルツアー

ウィーン旅行で人気のオプショナルツアーはこちらになります。

ツアーを利用すれば時間と体力を節約しながら、個人では難しいような場所にもアクセスできるのがメリットになりますね。

<人気のオプショナルツアー>

 

ウィーン旅行2019のスケジュール

今回の記事は、2019年夏休みの「ウィーン旅行」の一部としてご紹介しました。「ウィーン旅行2019」全体のスケジュールは以下のようになっています。

<ウィーン旅行2019のスケジュール>

  • 1日目:東京(成田)からドバイに移動
  • 2日目:ドバイからウィーンに移動、ル・メリディアンに宿泊
  • 3日目:ウィーン観光、ザ・リッツ・カールトンに宿泊
  • 4日目:ウィーン観光、インペリアルに宿泊<=今ココ!
  • 5日目:ウィーン観光、ブリストルに宿泊
  • 6日目:ウィーンからドバイに移動 
  • 7日目:ドバイから東京(成田)に移動

 

今回のウィーン旅行はエミレーツ航空のファーストクラスと高級ホテルを利用した豪華なものですが、

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陸マイラー的なJALマイルの貯め方と、JALマイルでエミレーツ航空のファーストクラスを発券した経緯、SPGアメックスの特典とメリット・デメリットは以下の記事をそれぞれご参照ください。

 

MEMO

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まとめ

今回は、「ベルヴェデーレ宮殿」の場所と行き方から、営業時間、チケットの価格、クリムト作品の鑑賞レポートまで、詳しくご紹介していきました。

「ベルヴェデーレ宮殿」は、クリムト作品の世界最大級のコレクションを誇っています。特に有名な「接吻」を始め、数多くのクリムト作品を間近で鑑賞することができます。

クリムトのファンは当然ながら、そうでない方も、きっと本物が放つオーラに圧倒されることと思います。ご興味のある方は、ぜひ訪れてみてください。

素晴らしい作品群だけでなく、豪華絢爛な建物や広大な庭園含め、トータルで満足できることと思います。

 

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それでは、また!

 

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