
楽天ギフトカードが改悪!代わりのルートと陸マイラーへの影響を解説!
楽天ギフトカードで改悪が発表されました。商品仕様の変更により3%分の手数料が発生するというものです。これまでは「購入金額=楽天キャッシュ」だったためルートを駆使して積み上げたポイント還元分が利益になっていましたが、今後は難しくなります。当記事では発表内容の詳細を代わりのルートを併せて確認していきます。
目次
楽天ギフトカードが改悪
購入時点で3%分が目減りする鬼仕様に
全国のセブン-イレブン、ファミリーマート、ミニストップで販売している「楽天ギフトカード」で商品仕様の変更が発表になりました。
これまでは「金額指定タイプ」と「金額固定タイプ3種」の2種類が販売されていました。

旧「楽天ギフトカード」
購入金額と購入後にチャージできる楽天キャッシュが同一で損をすることなく「楽天ギフトカード」を購入することができていました。
<旧「楽天ギフトカード」>
- 金額指定タイプ(1,500円~50,000円まで指定可能)
- 金額固定タイプ3種
- 3,000円 5,000円 10,000円
2025年12月15日からは、あらかじめ設定された6つの金額から選択する形になります。

新「楽天ギフトカード」
そして、購入時点で購入金額に対してチャージできる楽天キャッシュが3%目減りする形になります。
実質的に購入時に「3%の手数料」が発生する形になりますね。
<新「楽天ギフトカード」>
- 1,500円(楽天キャッシュ1,455円分)
- 3,000円(楽天キャッシュ2,910円分)
- 5,000円(楽天キャッシュ4,850円分)
- 10,000円(楽天キャッシュ9,700円分)
- 20,000円(楽天キャッシュ19,400円分)
- 30,000円(楽天キャッシュ29,100円分)
ちなみに、2025年12月1日の時点で旧タイプの「楽天ギフトカード」は既に品切れ、もしくは在庫があっても購入できないようになっているようです。
事実上、改悪は2025年12月1日から適用されています。
ポイント還元のためのポイ活
これまでは「購入金額=楽天キャッシュ(100%)」だったためルートを駆使して積み上げたポイント還元分が利益になっていました。
例えば、楽天ギフトカードを購入するチャージルートとして有名なものに以下があります。JAL Pay&WAON経由で最大3%、nanaco経由で最大2%のポイント還元を受けることができるというものです。
<JAL Pay経由のチャージルート>

しかしながら2025年12月15日からは「購入金額=楽天キャッシュ(97%)」と実質的に「3%分の手数料」が発生する形になるため、3%以下のポイント還元であれば手数料分と相殺されてしまいます。
仮にWAON経由で3%のポイント還元を受けられれても「手間をかけてもトントン」、nanaco経由で2%還元なら「手間をかけた上に1%損」という状態になります。
ポイント還元を目当てにルートを駆使して楽天ギフトカードを購入するポイ活は「事実上の終了」となりますね。
代わりのルートを解説
androidユーザーなら「楽天Edy」経由のルートあり
楽天ギフトカードの改悪による代替ルートとして注目を集めているのがこちらのルートです。JAL Pay&ANA Pay経由からさらに「楽天Edy」を活用して楽天キャッシュにチャージするというものです。
こちらのルートであればコンビニで販売している「楽天ギフトカード」を利用しないため今回の改悪の影響を回避することができます。
<JAL Pay&ANA Pay経由のチャージルート>

ただし、こちらのルートは最後の「楽天Edyから楽天キャッシュへのチャージ」がおサイフケータイ対応androidのみ可能な仕様となっています。
そのため、androidユーザーのみが利用可能なため注意が必要です。iPhoneユーザーが利用するためにはサブとしてandroid端末を手に入れる必要がありますね。
陸マイラーへの影響
JALカード&JMB WAONを活用したチャージルートも改悪
陸マイラーがJALマイルを貯めるルートとして定番の「JALカード&JMB WAONを活用したチャージルート」も改悪の影響を受けます。
<JALカード&JMB WAONを活用したチャージルート>

ルート全体のJALマイル還元率が1.5%、そして今回の改悪でAmazonギフトカードの購入には3%分の手数料が発生する形になります。
マイルの価値を「1マイル=2円」と考えるとJALマイル還元率1.5%は現金換算では3%と考えることができます。
マイルを有効活用できる方であれば「損も得もしない」という状態にはできますね。
JALステイタス修行をしている方であればJALカード決済でLSPを貯められる分、メリットがあると考えることができるかもしれません。
今後の改悪にも要注意
JAL PayからANA Payへのチャージはポイント還元率が0.5%から0.1%に
まず、JAL PayからANA PayやWAON、nanacoなどへのチャージについてはポイント還元率が0.5%から0.1%にダウンすることが予定されています。
<ポイント還元率の変更(0.5%から0.1%)>
- ANA Pay、au PAY、ICOCA、IDARE、MIXI M、nanaco、PASMO、Suica、WAON、くまモン!Pay、
バンドルカード、ワンバンク、 VポイントPayなど
当初は2025年11月1日に適用される予定でしたが、諸般の事情により開始が延期されています。

「JAL PayマイルUPプログラム」開始のお知らせ(延期)
これは、androidユーザー向けとしてご紹介した、JAL Pay&ANA Pay経由からさらに「楽天Edy」を活用して楽天キャッシュにチャージするルートに影響を与えます。
今のところポイント還元率は最大2.5%ですが、上記JAL PayからANA Payへのチャージ部分のポイント還元率が0.1%になると、ルート全体のポイント還元率も最大2.1%にダウンしてしますね。
<JAL Pay&ANA Pay経由のチャージルート(改定後)>

三井住友カードの年間利用額でJAL Payが対象外に
三井住友ゴールドNLのベースとなるポイント還元率は0.5%です。一方で、三井住友ゴールドNLは年100万円利用で10,000円分のポイント還元があります。

これは実質的にポイント還元率1%を底上げする効果があるため、100万円利用時のポイント還元率は最大1.5%という計算になります。
最大1.5%というポイント還元率は魅力的ですね。
ただし、この三井住友カードの年間利用額の集計対象外に「JAL Pay」が追加になることが発表になりました。つまり、三井住友ゴールドNLからJAL Payへのチャージではポイント還元を受けることができなくなります。
適用になるのは2026年3月1日からとなっています。
三井住友ゴールドNLからJAL Payへのチャージは、チャージルートの始点として利用されることが多いため影響範囲は大きくなりそうです。
VポイントカードPrimeからJAL Payへのチャージもポイント付与対象外に
高還元クレジットカードとして人気の「VポイントカードPrime」でも改悪がありました。VポイントカードPrimeからJAL Payへのチャージはポイント付与対象外になるというものです。

こちらは2025年12月1日から既に適用になっています。
「Vポイントカード Prime」クレジットポイント利用規約一部改定のお知らせ
VポイントカードPrimeからJAL Payへのチャージも、チャージルートの始点として利用されることが多かったためこちらも残念です。
VポイントカードPrimeの新規入会は2025年3月31日で終了しています。新しく手にいれることはできないためご注意ください。
まとめ
今回は、楽天ギフトカードの改悪をご紹介しました。
商品仕様の変更により、2025年12月15日から3%分の手数料が実質的に発生するというものです。
これまでは「購入金額=楽天キャッシュ」だったためルートを駆使して積み上げたポイント還元分が利益になっていましたが、今後は難しくなってしまいます。
代替ルートもありますがandroidユーザー向けになりますし、こちらもいつ改悪になるかわかりません。また、三井住友カードやVポイントPrimeでも改悪が発表になっています。
複数のキャッシュレス決済を駆使するポイ活は、穴を見つけるユーザー側とそれを塞ごうとするサービス側の戦いになっていてルートが安定しませんね。
日に日に難易度が増しているように感じます。
個人的には、細々とした決済を繰り返すよりも、アメックスカードなどの入会キャンペーンで一度に大量ポイントの獲得を目指す方が効率が良くてオススメです。
たとえば、アメックスビジネスゴールドでは200万円決済で最大18万ptを獲得できます。ポイント還元率に直すと9%です。詳細はこちらの記事をご参照ください。
また、アメックス決済修行についてはこちらの記事で解説しています。ぜひ併せてご参照ください。
それでは、また!






