ペニンシュラ香港のアフタヌーンティーを徹底ガイド!予約方法・メニュー・値段・ドレスコードまで!
香港を代表する名門ホテル「ペニンシュラ香港」。その格式高いラウンジでいただくアフタヌーンティーは、世界中の旅行者から人気を集めています。当記事では、予約方法からメニュー、値段、ドレスコード、そして実際に体験した感想やおすすめポイント含めて写真付きで詳しくご紹介していきます。
目次
ペニンシュラ香港のアフタヌーンティーとは
老舗ホテル「ペニンシュラ香港」の魅力
ペニンシュラ香港は1928年創業の香港を代表する老舗ホテルです。世界中の富裕層や著名人から愛されるアジアを代表するラグジュアリーホテルとなっています。
歴史ある本館と、新館の高層ビルが融合した建築は、クラシックとモダンの美しさを兼ね備えた唯一無二の存在感を醸し出しています。
ロールスロイスの送迎車や、ロビーでピアノの生演奏が響くロビーなど高級感あふれる空間と、スタッフのホスピタリティあふれるサービスに定評があります。
アフタヌーンティーが有名な理由
ペニンシュラ香港のアフタヌーンティーは、伝統的な英国式をベースに、香港ならではのエッセンスを加えたメニュー構成が特徴です。
「ペニンシュラといえばアフタヌーンティー」と言われるほど、その名声は確立されています。
特に、三段トレイに並ぶスコーン・セイボリー・スイーツの完成度は圧巻です。
ひとつひとつのクオリティが高く、味・見た目・サービスすべてに妥協がないのが、多くのリピーターを惹きつけている理由となっています。
ペニンシュラ香港 アフタヌーンティーの基本情報
会場はホテル1階の「ザ・ロビー(The Lobby)」
ペニンシュラ香港のアフタヌーンティーは、ホテル1階に位置する「ザ・ロビー(The Lobby)」にて毎日提供されています。
会場となる「ザ・ロビーは天井高約8メートルの荘厳な空間で、バンドによる生演奏を聴きながら優雅なひとときを過ごすことができます。
値段は1人10,000円ほどで提供時間は午後2時から
アフタヌーンティーの提供時間は「14時から18時まで」となっています。料金は1人用が「528HKD」、2人用が「918HKD」となっています。(2025年5月時点)。
1HKDを18.5円とすると1人用が約10,000円、2人用が約17,000円という計算になります。
香港は物価が高いため、日本のラグジュアリーホテルのアフタヌーンティーと比べてもほぼ同等、もしくは少し高めの価格設定と言えますね。
<基本情報>
- 提供時間:
- 14:00〜17:30(ラストオーダー17:00)
- 料金(2025年5月現在):
- 1名:HKD 518(約10,000円)
- 2名:HKD 918(約17,000円)
- ※10%のサービス料が別途加算されます。
アフタヌーンティーの時間にはミニマムチャージがかかるため注意
アフタヌーンティーの時間帯には1人あたり350HKDのミニマムチャージが必要となります。
たとえば3人で訪れた際に2人用のアフタヌーンティーを注文した場合、3人目は何も注文していなくても自動的に350HKDは課金されるという意味になります。
アフタヌーンティーに付き添いする場合も、少なくともこれ以上の金額はオーダーするようにしましょう(350HKD以上を注文すればチャージ分が相殺されます)。
実際の体験レポート:ペニンシュラ香港のアフタヌーンティーは絶品!
さて、前置きが長くなりましたが、ここからはペニンシュラ香港のアフタヌーンティーを実際に体験してみた様子をご紹介したいと思います。
利用したのは2025年5月のゴールデンウィークになります。
会場と席の雰囲気
ペニンシュラ香港の外観はこちらです。正面エントランスの前にはホテルカーであるロールスロイスが鎮座していて高級感を醸し出しています。
扉の前に差し掛かるとスタッフがとても自然にドアを開けてくれます。さすが高級ホテルのサービスはスムーズです。
正面エントランスを抜けるとメインロビーとなっています。コロニアル調の内装がシックでモダンな雰囲気です。
アフタヌーンティー会場である「The Lobby(ザ・ロビー)」は中央から左右どちらのエリアにも展開しています。右手側にホテルのスタッフが待機していますのでそちらで受付をしましょう。
今回私はこちらのホテルに宿泊しており、コンシェルジュ経由で14時のスロットを予約していました。そのため、受付後はスムーズに席まで案内いただきました。
席の上にはあらかじめクロスとカトラリー、そしてメニューが用意されています。
事前に予約していたのが良かったのか、運良く窓側の席をアサインいただきました。5月だからなのか、テーブルの上にはチューリップが飾られていました。
テーブルからの風景はこんな感じです。ロビーの素晴らしい雰囲気の中、アフタヌーンティーを楽しめるなんて映画のワンシーンのようですね。
ロビーから1段上のエリアでは四重奏団「ザ・ロビー ストリングス」による生演奏が行われています。ジャズを中心にゆったりとしたスピードの曲が演奏されていて優雅な雰囲気です。
メニュー
ペニンシュラ香港のアフタヌーンティーメニューはこちらになります。
上半分がセイボリーやスイーツ、スコーンといったフード、下半分がドリンクとなっています。
写真だとわかりずらいと思いますので適宜日本語に訳しつつ転記したものが以下になります。
まずこちらがフードメニューになります。
セイボリーからスイーツまで、ひとつひとつに繊細な工夫が感じられるメニューです。
<フードメニュー>
- セイボリー
- 海老のミニバーガー(PRAWN MINI BURGER)
- スモークサーモンサンドイッチ(SMOKED SALMON SANDWICH)
- パルマハムのサンドイッチ(PARMA HAM SANDWICH)
- 伝統のきゅうりサンドイッチ(CLASSIC CUCUMBER SANDWICH)
- スイーツ
- ジンジャーカードとチャコールスポンジ(GINGER CURD / CHARCOAL SPONGE)
- 茉莉花ババロアとなつめケーキ(JASMINE BAVAROIS / RED DATE CAKE)
- パイナップルとライムのムース(CARAMELIZED PINEAPPLE / LIME ZEST)
- ライトコリアンダームース(LIGHT CORIANDER MOUSSE)
- スコーン
- レーズンスコーン(RAISIN SCONE)
続いてこちらがドリンクメニューとなります。
クラシックなアールグレイやダージリンからペニンシュラオリジナル、フレーバーレセクションまで全部で10種ほどから選ぶことができます。
<ドリンクメニュー>
- クラシックセレクション(CLASSIC SELECTION)
- アッサム(ASSAM)|阿薩姆茶
- ダージリン(DARJEELING)|六吉嶺茶
- アールグレイ(EARL GREY)|伯爵茶
- ペニンシュラオリジナル(PENINSULA SIGNATURE TEAS)
- ペニンシュラ・ブレックファスト(PENINSULA BREAKFAST)
- ペニンシュラ・アフタヌーン(PENINSULA AFTERNOON)|半島下午茶
- ペニンシュラ・ブレンド(PENINSULA BLEND)|半島名茶
- フレーバードセレクション(FLAVOURED SELECTION)
- スパイスティー(SPICED TEA)|香料紅茶
- シナモン・オレンジ・ペタルズ(CINNAMON ORANGE PETALS)|桂皮橙花茶
- フラワリーブレンド(FLOWERY)|花香茶
- カルダモン&サフランティー(CARDAMOM AND SAFFRON BLACK TEA)|小豆蔵紅花紅茶
ちなみにドリンクが選べるのは1人1種類で飲み変えはできませんが途中、お湯がなくなった場合は継ぎ足してもらうことができます。
また、別途有料でシャンパンやワインなどアルコールをオーダーすることもできます。
今回は2名での利用でしたので2名用のアフタヌーンティーセットをオーダーしました。
ティーポット
オーダーを済ませるとまず最初にドリンクがやってきます。
この時は、ペニンシュラオリジナルから「ペニンシュラ・アフタヌーン」、フレーバードセレクションから「フラワリーブレンド(FLOWERY)」をそれぞれオーダーしました。
どちらも銀製のクラシカルなポットでやってきます。持ち手部分に刺繍入りのクロスがかけられているのが上品ですね。
どちらもとても良い香りで気分が高まります。
スコーンとセイボリー、スイーツ
ドリンクをいただきながら待っていると3段トレイに乗せられたフードがやってきました。
一番上はスイーツのトレイです。スイーツは全部で4種類ずつあります。
どれも手が混んでいて見た目も美しいですね。特に中央の制服の帽子を模したデザインのケーキはペニンシュラならでは。とてもかわいいです。
2段目はセイボリーのトレイです。こちらも4種類ずつありますね。
左手が伝統的な「きゅうり」のサンドイッチです。アフタヌーンティーにはこれがないと始まりませんね。それ以外のサンドやバーガーも美味しそうです。
3段目はスコーンのトレイです。
大ぶりなサイズのスコーンが1人2個ずつ用意されています。バターたっぷりのスコーンは、半世紀以上変わらぬレシピで作られているそうです。
伝統の味を楽しめるのは嬉しいですね。
スコーンにはクロテッドクリームといちごジャムも添えられています。どちらもたっぷりです。
メニューにはありませんでしたが、別皿でチーズとトマトのタルトも提供されました。焼きたてのようで暖かい状態で提供されていました。
利用した感想
ペニンシュラ香港のアフタヌーンティーはまず見た目がとにかく華やかです。一品一品が繊細で美しく、運ばれてきた瞬間からテンションが上がります。
サンドイッチもスイーツも、見た目だけではく味も本格的で、どれも手が込んでいて驚きました。
そして、なかでも印象に残ったのがスコーンです。
外はカリッと、中はしっとりフワフワな抜群の食感です。バターがたっぷと使われていて芳醇な味わいも素晴らしいです。
1人2個とボリュームもありますが、クロテッドクリームといちごジャムとの相性が最高でペロリといただくことができました。
アフタヌーンティーは東京都内や海外でもいただいてきましたが、人生の中でNo1を争うくらいの美味しさのスコーンでした。
紅茶も種類が豊富でペニンシュラオリジナルブレンドのものがいただけるのが嬉しいポイントです。飲み変えはできませんが、お湯がなくなったら足してくれるのでゆっくりと味わうことができます。
ロビーでの生演奏や格式ある空間も相まって、非常に満足感の高いアフタヌーンティーでした。
値段は正直高めですが、それを上回る価値はあると感じました。
ペニンシュラ香港 アフタヌーンティーの予約方法と注意点
公式サイトのほか電話やコンシェルジュ経由で予約可能
ペニンシュラ香港のアフタヌーンティーは予約なしでも利用できます。
ただし、予約でいっぱいの場合は長時間待つことになり、最悪利用できないなんてことにもなりかねません。スケジュールが決まり次第、予約しておくのが安心です。
アフタヌーンティーの予約は以下の方法で可能です。日本から一番ハードルが低いのは公式サイトの利用ですね。
<アフタヌーンティーの予約方法>
- 公式サイトの予約フォーム
- 電話(英語または広東語)
- メール(英語対応)
- ホテル宿泊者はコンシェルジュ経由でも可
公式サイトはこちらになります。
アフタヌーンティーのドレスコードとペニンシュラ香港での服装マナー
ドレスコードはスマートカジュアル
ペニンシュラ香港ではレストラン利用時にドレスコードが設けられています。
アフタヌーンティー会場となる「ザ・ロビー(The Lobby)」では、ドレスコードとして「スマートカジュアル」が求められます。
男性の場合、ネクタイは必要ありませんが、袖付きのトップスの着用が望ましいとされています。極端に畏まる必要はありませんが、きちんと見える格好を心がけたいですね。
以下のような服装はNGとされています。
<NGとなる服装例>
- スポーツウェア(ベスト、トレーニングパンツ、スポーツレギンスなど)
- ビーチウェア(フリップフロップ、ビーチサンダル、ビニールシューズなど)
ただし、膝丈のパンツやジーンズ、Tシャツ、スニーカーでの入店は、ランチおよびアフタヌーンティーの時間帯に限り許されています。
ペニンシュラ香港 ブログ宿泊記
ファインホテルリゾート(FHR)の100ドルクレジットでアフタヌーンティーも割引に
こちらペニンシュラ香港には宿泊もしていました。その時の様子はこちらの記事にまとめていますのでぜひ併せてご参照ください。
今回はアメックスプラチナのファインホテルリゾート(FHR)というトラベルサービスを利用したのですが、1滞在あたり100ドルクレジットが付いていました。
この100ドルクレジット(=780HKD相当)はアフタヌーンティーでも使えたため、実質的には230HKD(=約4,300円)ほどで利用することができました。
ファインホテルリゾートでは無料朝食の特典もあるため、ペニンシュラ香港での滞在を優雅に過ごすことができました。
まとめ:ペニンシュラ香港のアフタヌーンティーは旅行の思い出にピッタリ!
ペニンシュラ香港のアフタヌーンティーは、フードとドリンクのクオリティ、空間の美しさ、ホスピタリティのすべてがそろった贅沢なひとときでした。
味はもちろん、見た目の美しさや落ち着いた雰囲気、生演奏が流れるロビーでのティータイムは、他ではなかなか味わえない特別な体験です。
値段は決して安くはないですが、それに見合うだけの内容と満足感がしっかりあり、「ぜひまた来たい」と思える場所でした。
誕生日や記念日など、自分へのご褒美や大切な人との特別な時間に利用してみてはいかがでしょうか。香港旅行の良い思い出にもなりますね。
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それでは、また!