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Vポイントからポイント・マイルへの交換レートが改悪へ!ただし、ANAカードのマイル還元率には影響なし!

Vポイントからポイント・マイルへの交換レートが改悪へ

Vポイントからポイント・マイルへの交換レートが改悪へ!ただし、ANAカードのマイル還元率には影響なし!

Vポイントから各種ポイントおよびマイレージへの交換レートが改悪となります。これまで各種ポイントには100%、マイレージには60%となっていた交換レートが、それぞれ80%と50%に低下になります。ただし、ANAカードの交換レートは変更ないことが確認できました。ANAカードユーザーはひと安心です。一方で、ボーナスポイントの交換に「JQみずほルート」を利用していた方は影響を受けますので要注意です。以下で詳しく解説していきます。

pipinobu

管理人の「ピピノブ」です。当記事を執筆しています。
記事の信頼性
2016年から陸マイラーブログをスタート。ポイントサイトを駆使して累計1,000万マイル以上を貯めました。「ポイ活の達人」として雑誌(日経トレンディ)への掲載、マイル関連書籍監修の経験あり。Marriottプラチナ、Hiltonダイヤ、ANA SFCなど各種ステータスを保有しています。

Vポイントとは

三井住友カードの利用で貯められるポイントプログラムの名称

「Vポイント」は、三井住友カードの利用で貯められるポイントプログラムの名称です。

以前は「ワールドプレゼント」という名前で運営されていましたが、2020年6月に「Vポイント」にリニューアルされました。

「Vポイント」は、三井住友カードの利用で「200円につき1ポイント」を貯めることができます。「Vポイント」は、基本的には「1ポイント=1円」の価値があり、貯めたポイントは、各種ポイントやマイル、商品などに交換することができます。

「Vポイント」の概要やリニューアルのポイントなどはこちらの記事をご参照ください。

 

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Vポイントからポイント・マイルへの交換レートが改悪(2021年4月1日から)

各種ポイントやマイルなどの交換レートが「低下」

さて、そんな「Vポイント」ですが、改悪のニュースが入ってきました。各種ポイントやマイルなどの交換レートが「低下」するというものです。

具体的には以下になります。これまで「ポイント移行」および「オンラインギフトカード」への交換に関しては、交換レート「100%」となっていましたが、これが「80%」と20%も低下することになります。

また、「マイレージ移行」については、交換レート「60%」となっていたものが「50%」というように10%低下します。

<変更になる交換レート>

  対象サービス 変更前 変更後
ポイント移行 Gポイント Vポイント1ポイント→1ポイント
(Vポイント500ポイント→500ポイント)
Vポイント1ポイント→0.8ポイント
(Vポイント500ポイント→400ポイント)
WAONポイント
(三井住友カードWAON)
ベルメゾン・ポイント
カテエネポイント
PeXポイント Vポイント1ポイント→10ポイント
(Vポイント500ポイント→5,000ポイント)
Vポイント1ポイント→8ポイント
(Vポイント500ポイント→4,000ポイント)
RealPay
PiTaPaショップdeポイント
オンラインギフトカード Amazonギフト券 Vポイント1ポイント→1円分
(Vポイント500ポイント→500円分)
Vポイント1ポイント→0.8円分
(Vポイント500ポイント→400円分)
App Stores & iTunesギフトカード
Google Playギフトコード
自治体ポイント
マイレージ移行 ANAマイレージ(ANAカード会員以外の方) Vポイント1ポイント→0.6マイル
(Vポイント500ポイント→300マイル)
Vポイント1ポイント→0.5マイル
(Vポイント500ポイント→250マイル)
フライングブルーマイレージ
ブリティッシュ・エアウェイズエグゼクティブクラブAvios

 

変更適用は「2021年4月1日」の申し込み分から

変更が適用されるのは「2021年4月1日」の申し込み分からとなります。これらのポイントおよびオンラインギフトカード、マイレージへの移行を計画されている方は、2021年3月末までに申し込むのが良いですね。

発表内容の詳細はこちら公式サイトからもご確認ください。

三井住友カード「新サービス開始および一部ポイント移行サービスの交換レート変更」

 

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ポイントへの交換レート低下はANAカードのANAマイル還元率には影響しない

陸マイラーとして気になるのは、今回の改悪によって「ANAカード」のANAマイル還元率に影響があるかどうかですね。

なぜなら、ANAカードで国際ブランドを「VISA」もしくは「Mastercard」を選択すると、発行元は三井住友カードになるからです。

結論から申し上げると、今回の改悪によって、ANAカードのANAマイル還元率は影響を受けません

ただし、「JQみずほルート」を利用して「マイペイすリボ」で獲得したボーナスポイントをANAマイルに交換していた方はもろに影響を受けるため要注意です。

以下で順番にご説明していきたいと思います。

ANAカードの「マイル移行コース」は改悪の影響を受けない

ANAカードの場合、基本的なANAマイル還元率は選択するコース(=マイル移行コース)に依存します。

一般カードで無料で選択可能なのは「1倍コース」でマイル還元率は「0.5%」となります。

ゴールドカードの場合は無料で、もしくは一般カードで年「6,600円(税込)」の追加費用を支払うことで「2倍コース」を選択可能でマイル還元率は「1%」となります。

「3倍コース」は年会費が高額なプレミアムカードのみ選択可能でマイル還元率は「1.5%」となります。まとめると以下のようになります。

<マイル移行コースとマイル還元率>

マイル移行コース マイル還元率 備考
1倍コース(1ポイント=1マイル) 0.5% 一般カード
2倍コース(1ポイント=2マイル) 1.0% ゴールドカード、もしくは一般カードで6,600円(税込)を追加
3倍コース(1ポイント=3マイル) 1.5% プレミアムカード

 

今回、三井住友カードから発表された改悪の内容には、この「マイル移行コース」は対象になっていません。そのため、ANAカードにおける基本的なANAマイル還元率は影響を受けないということになります。

補足

ANAカードの基本的な整理についてはこちらの記事をご参照ください。

 

「マイペイすリボ」で獲得したボーナスポイントも影響を受けない

ANAカードでは「マイペイすリボ」の手数料を発生させることで得られる「ボーナスポイント」をマイルに交換することで、ANAマイル還元率を高めるというテクニックが有名です。

 

例えば、100,000円の決済で獲得できるVポイントは、通常であれば「500ポイント」ですが、「マイペイすリボ」で手数料が発生した月は同額のボーナスポイントを獲得できるため、追加で「500ボーナスポイント」を獲得することができます。

<ひと月に10万円決済した場合>

  • 通常:
    • ベースポイント500ポイント(=10万円 x0.5%)
  • 「マイペイすリボ」で手数料が発生:
    • ベースポイント500ポイント(=10万円 x0.5%)
    • ボーナスポイント500ポイント(=10万円 x0.5%)<=追加!

 

そして、このボーナスポイントには、ANAカード以外のANAマイル交換レートが適用されます。つまり、改悪前は「60%」です。

改悪後は、ここが「50%」になると予想されていましたが、ANAカードに限っては改悪前の「60%」が維持されることになりました。

とてもややこしいですが、ANAカードに限っては、「ボーナスポイント」も改悪の影響を受けないということになります。

 

こちらは、2021年4月1日になってVpassにログインし、ANAカードのANAマイル交換レートを実際の画面で確認したものです。

 

ボーナスポイントの交換レートは「1P=>0.6マイル」となっており、60%を維持しているのが確認できます。

 

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Gポイントへの交換レート低下で「JQみずほルート」は影響を受ける

ここからはちょっとマニアックな情報になりますが、今回の改悪は「JQみずほルート」に影響を与えます。

「JQみずほルート」というのは、「JQ CARDセゾン」と「みずほマイレージクラブカード/ANA」という二枚のクレジットカードを利用するルートです。「Vポイント」を起点とする場合は「Gポイント」を経由します。

【改悪前】JQみずほルート(Vポイント起点)

【改悪前】JQみずほルート(Vポイント起点)

 

ちょっと複雑なルートですが、この「JQみずほルート」を利用すると、「Vポイント」を「70%」の交換レートでANAマイルに交換することができます。

そのため、さきほどご紹介した「ボーナスポイント」のANAマイル交換レートを、直接交換する場合の「60%」から「70%」にアップできるというのが特徴となっています。

 

ただし、今回の改悪で、このルートの一番最初の部分である「Vポイント」から「Gポイント」への交換レートが「100%」から「80%」に低下します。

結果として、「Vポイント」を起点としたこのルートの交換レートは「56%」と大きく低下してしまいます。

【改悪後】JQみずほルート(Vポイント起点)

【改悪後】JQみずほルート(Vポイント起点)

 

「ボーナスポイント」を直接ANAマイルに交換する際の交換レートは改悪を受けず「60%」のままですので、「JQみずほルート」の交換レートである「56%」の方が「4%」低いということになります。

そのため、Vポイントに関しては、わざわざ手間のかかる「JQみずほルート」を利用する意味がなくなってしまったということになります。

 

改悪前と改悪後のANAマイル還元率を表にまとめると以下のようになります。

<ANAマイル還元率一覧(改悪前)>

  通常ポイントのみ 通常ポイント+ボーナスポイント(ANAマイルに直接交換 通常ポイント+ボーナスポイント(JQみずほルート利用
1倍コース 0.5% 0.8%(=0.5%+0.3% 0.85%(=0.5%+0.35%
2倍コース 1.0% 1.3%(=1.0%+0.3% 1.35%(=1.0%+0.35%
3倍コース 1.5% 1.8%(=1.5%+0.3% 1.85%(=1.5%+0.35%

 

<ANAマイル還元率一覧(改悪後)>

  通常ポイントのみ 通常ポイント+ボーナスポイント(ANAマイルに直接交換 通常ポイント+ボーナスポイント(JQみずほルート利用
1倍コース 0.5% 0.8%(=0.5%+0.3% 0.78%(=0.5%+0.28%
2倍コース 1.0% 1.3%(=1.0%+0.3% 1.28%(=1.0%+0.28%
3倍コース 1.5% 1.8%(=1.5%+0.3% 1.78%(=1.5%+0.28%

 

まとめ

今回は、Vポイントから各種ポイントおよびマイレージへの交換レートの改悪についてご紹介しました。

これまで各種ポイントには100%、マイレージには60%となっていた交換レートが、それぞれ80%と50%に低下になります。

ただし、ANAカードの交換レートは変更ないことが確認できましたので、ANAカードユーザーはひと安心です。

一方で、ボーナスポイントの交換に「JQみずほルート」を利用していた方は影響を受けます。

Vポイントに関しては「JQみずほルート」を使う意味がなくなってしまったので、4月から利用しないように注意しましょう。

 

それでは、また!

 

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