東京ステーションホテルの朝食をブログレポート!最上階「アトリウム」の充実ビュッフェを堪能!
「東京ステーションホテル」の朝食はホテル最上階のレストラン「アトリウム」でいただきました。こちらの「アトリウム」は東京駅丸の内駅舎中央の屋根裏部分に位置しており、朝食は宿泊者のみに開放されています。種類豊富で豪華な内容のビュッフェが有名で期待して伺いました。当記事では、会場の全体像と雰囲気からビュッフェの提供内容、価格まで詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
東京ステーションホテルとは
開業100周年を迎えた歴史あるホテル
「東京ステーションホテル」は東京駅の丸の内側駅舎の中で営業しているホテルです。東京駅開業から1年後の1915年に開業しました。
駅舎建物は赤レンガ造りで、有名建築家である「辰野金吾」氏の設計となっています。メトロポリタンホテルズなどを展開する「JR東日本ホテルズ」に属しています。
東京駅の丸の内側駅舎は、太平洋戦争で3階部分が消失し戦後60年以上2階建ての仮の姿でしたが、2003年の国の重要文化財に指定に伴い、約5年間の保存・復原工事を行うことになりました。
それに伴い、「東京ステーションホテル」も2006年から一時休館していましたが、創建当時の壮麗な姿の駅舎とともに2012年にリニューアルオープンしました。
2015年には開業100周年を迎えており、「松本清張」や「川端康成」など多くの著名人や皇室関係者にも愛される、格調高い歴史あるホテルとなっています。
Small Luxury Hotels(SLH)にも加盟
「東京ステーションホテル」は「Small Luxury Hotels(SLH)」の加盟ホテルとなっています。
Small Luxury Hotels(SLH)とは、90カ国以上の520軒以上の独立系ラグジュアリーホテルによる構成されており、規模は小さいながらに独自の魅力を持ったホテルが多数参加しています。
また、世界的なホテルグループである「ハイアット」のホテルプログラムである「ワールドオブハイアット」には、Small Luxury Hotels(SLH)も参加しています。
そのため、「ワールドオブハイアット」経由で予約することも可能となっています。「ワールドオブハイアット」の詳細はこちらの記事も合わせてご参照ください。
東京ステーションホテルの朝食の選択肢
朝食はホテル内2つのラウンジで提供
「東京ステーションホテル」のホテル内には10を超えるダイニング施設が入居しています。このうち、朝食を提供しているのは以下2つのレストランになります。
<朝食提供のレストラン>
- ラウンジ「ロビーラウンジ」
- ゲストラウンジ「アトリウム」
「ロビーラウンジ」はホテルのロビー階である1階に位置しており、ホテルの宿泊者以外でも利用できるらラウンジです。朝食の時間帯にはセットメニューを中心にサービスを提供しています。
一方で、「アトリウム」はホテルの最上階である4階に位置しています。アフタヌーンティーやディナーは外部にも開放されていますが、朝食の時間帯はホテル宿泊者用の施設となっています。
コロナ禍では、朝食の時間帯も予約することで外部の利用者にも開放されています。
朝食付きの宿泊プランの場合は「アトリウム」を利用
「アトリウム」は、東京駅という立地を生かし日本各地の新鮮な野菜や魚・肉などを利用した、100種類以上にもなる品数豊富な充実ビュッフェが有名です。料金はひとり「5,250円」となっています。
朝食付きの宿泊プランを選択した場合は、基本的にはこちらのラウンジの朝食ビュッフェを利用する形になります。
「アトリウム」の営業時間は以下になります。朝食は「6:30~11:00」の間で提供しています(注:コロナ禍では時間が変更になる場合があります)。
<「アトリウム」の営業時間>
- 朝食:6:30~11:00 (10:30 L.O.)
- ディナー(ご予約のみ):17:00~21:00 (20:00 L.O.)
東京ステーションホテルの朝食をブログレポート:ゲストラウンジ「アトリウム」
今回は朝食付きの宿泊プランを選択していましたのでゲストラウンジ「アトリウム」で朝食をいただきました。
ここはから、実際に体験した「アトリウム」の朝食ビュッフェの様子をご紹介していきたいと思います。利用したのは、2021年9月上旬になります。
会場の雰囲気と全体像
ゲストラウンジ「アトリウム」は、ホテルの最上階である4階にあります。
天井高は最大で9メートルあり半面が「天窓」となっていることもあり、朝の時間帯は光が差し込む明るく開放感の高い雰囲気です。
東京駅丸の内駅舎中央の屋根裏部分に位置しており、東京駅丸の内駅舎の保存・復原工事によって新たに生み出された空間です。ラウンジ内からは駅中央の「丸窓」の姿を確認することもできます。
フロア内には、中央部には2人から4人掛けのテーブル席が、周辺部には大人数でも対応可能なソファー席が多く配置されています。
全体的にはヨーロピアンクラシックの内装で統一されており、モダンで高級感がありながらも品を感じられる空間になっています。
今回は夫婦2人での利用でしたが、ゆったりと寛ぐことができる広々とした4人席をアサインいただきました。
朝食ビュッフェの品揃え
フロアの1角にはビュッフェカウンターが用意されています。こちらから好きなフードを好きなだけ自分でピックアップするシステムとなっています。
ちなみに、私が伺ったタイミングでは新型コロナウィルス対策として、フードはトレイに小分けされた状態で提供されていました。
洋食
まずは洋食の品揃えからご紹介します。
こちらサラダですね。ドレッシングは全部で5種類と豊富に用意されています。
続いてこちらは前菜です。サラミやハム、海老のマリネなどなど。ポーションが少なめで色々とお試しできるのも嬉しいですね。あからじめ4種類ほどが盛られたセットプレートの用意もあります。親切です。
続いてこちらはパンのコーナー。パンはクロワッサンやトースト、バゲットといった定番の他、「エッグベネディクト」や「しらすトースト」とった調理されたものも多く用意されていました。
続いてこちらはホットミールです。「シーフードドリア」や「ライスコロッケ」「グリルソーセージ」などなど。蓋付きでわかりにくいですが、前面には透明な「ディスプレイ」も用意されており親切です。
和食
続いては和食の品揃えをご紹介したいと思います。和食も洋食に負けず品揃え充実です。
こちらは、「納豆」や「卵焼き」「おしんこ」などなど。「温泉卵」や「ゆず卵」などちょっと珍しいものもあります。納豆は「東京納豆」となっておりこだわりを感じますね。
こいちらは和風のホットミール。「蟹とホタテのつみれ」や「鮭塩麹焼き」「茶碗蒸し」などなど。どれ美味しそうです。
ライブキッチン
こちらの朝食ビュッフェはライブキッチンも充実しています。卵料理や本日のオススメ、スープなど、シェフが目の前で調理したのが提供されています。
卵料理としては、この日は「本ズワイガニとのりのオムレツ」と「トリュフ入りオムレツ」の2種類が提供されていました。
普通のオムレツでははく、どちらも高級食材が利用されているのがさすがといった感じですね。心惹かれてしまいます。
本日のシェフのオススメとしては「両国鶏すき鍋」が提供されていました。また洋風のスープに加えて「鴨汁」も提供されていました。
ライフキッチンも洋食だけでなく和食にも力を入れているのを感じることができますね。
デザート&シリアル
続いては、デザート&シリアルのコーナーです。こちらもスイーツがずらずらっと並べられており壮観な眺めです。
ケーキは「ガトーショコラ」と「マロンケーキ」「ベリームーズ」「チョコレートムーズ」などなど。和風の「胡麻団子」もあります。
こちらは「メロンのショートケーキ」。パティシエ特製ケーキとして大きく紹介されていました。とても美味しそうです。
こちらはシリアルのコーナー。「コーンフレーク」に加えて「グラノーラ」と「ヨーグルト」も用意されています。ストロベリーやマンゴー、はちみつとったソースも豊富に用意されていました。
ドリンク
ドリンクはホットドリンクはテーブルでのオーダー制、コールドドリンクはカウンターでの提供となっていました。
ホットドリンクのメニューはこちらになります。「コーヒー」「エスプレッソ」「カフェラテ」「アメリカン」など定番が並んでいます。
コールドドリンクのカウンターはこんな感じになっています。
ジュースは「フレッシュオレンジジュース」に加えて、「アップルジュース」「トマトジュース」「マンゴージュース」の提供となります。フレッシュジュースの提供があるのは嬉しいですね。
オススメのドリンクとして「冷やし煎茶」と「冷やしほうじ茶」も提供されていました。ここも和洋折衷ですね。
また、本日のスムージの提供もありました。ちなみに、紅茶はドイツの高級茶葉ブランドである「ロンネフェルト」のものが提供されていました。
朝食でいただいたもの
そんなこんなで、ここからは実際にいただいたものをご紹介していきたいと思います。
こちらは前菜。左手はセットプレートで右手は自分でピックアップしてきたものです。どれも素材が良く丁寧に調理されているのが伝わってくる仕上がりですね。
コース料理として提供されても遜色のないレベルでどれも美味しいです。
こちらはサラダとメインの卵料理。卵料理はオムレツとエッグベネディクトの両方をいただいてきてしまいました。
エッグベネディクトは作り置きでしたがホットプレートのおかげで暖かい状態でいただくことができました。オランデーソースが濃厚でなかなかのお味。サイズも小ぶりでちょうど良い感じです。
オムレツは「トリュフ入りオムレツ」です。ライブキッチンからいただいてきましたので出来立て熱々です。中はとろっとしておりちょうど良い火加減。トリュフの香りが高級感を醸し出しており絶品でした。
こちらは妻がオーダーした「本ズワイガニとのりのオムレツ」。外からだとわかりませんが、中には蟹肉が練り込まれています。のりの良い香りと相まってこちらも絶品でした。
こちらはホットミールなどなど。中華の「エビちり」があったのでいただいてみましたが、えびが大きく本格的なお味でした。ソーセージも上質なものが使われており、全体的なレベルの高さを伺えます。
こちらは妻がメインでいただいていた和食などなどです。「鮭の塩麹焼き」から「天ぷら」「すき焼き」といったように、魚から肉までなんでも揃っています。どれも見た目綺麗で味も良いです。
こちらはデザートにケーキなどなどです。どれも良かったですが、中でもやはり「メロンのショートケーキ」が絶品でした。メロンの果肉がゴロゴロと入っていて、どこからのホテルの「スーパーメロンショートケーキ」のようでした。
オーダー制になりますが、アイスクリームも用意されています。この日はバニラのアイスでした。
最後に、こちらはフルーツです。フルーツも新鮮そのものでとても美味しくいただきました。
利用した感想
こちら「アトリウム」の朝食ビュッフェは品数豊富な豪華内容で有名です。今回初めての利用で期待して伺いましたが、その期待を裏切らない素晴らしい内容でした。
フードの品揃えから、洋食と和食の両方に力を入れているのを感じることができ、実際、甲乙つけがたいレベルの高さでした。
洋食派も和食派も、どの世代でも楽しんで満足できる内容になっているのではないかと思います。
料金はひとり「5,250円」と他ホテルと比べても高めの設定となっていますが、内容とレベルの高さからすると納得といった感じです。
高いだけの価値は十分にあるのではないかと思います。
今回私自身は洋食中心に攻めていましたが、次回利用することがあれば和食メインでいってみたいと思います。
東京ステーションホテルの宿泊料金
今回は、ホテル予約サイトである「Yahoo!トラベル」経由でこちら「東京ステーション」に宿泊しました。
利用したのは、こちらの東京都民限定プランで、朝食無料に加えて5,000円分のホテル利用券がついてくるというお得な内容でした。
「Yahoo!トラベル」ではポイントの即時割引やクーポン併用などで他サイトよりもリーズナブルに利用することができました。「東京ステーションホテル」の最新価格はこちら「Yahoo!トラベル」の公式サイトをご参照ください。
- Yahoo!トラベルの最新価格=>こちら
また、他ホテル予約サイトのリンクはこちらになります。価格比較にあわせてご利用ください。
まとめ
今回は、「東京ステーションホテル」のレストラン「アトリウム」でいただいた朝食レポートとして、会場の全体像と雰囲気からビュッフェの提供内容、価格まで詳しくご紹介していきました。
まず、東京駅丸の内駅舎中央の屋根裏部分に位置しているという会場の素晴らしさに圧倒されます。
駅舎中央の「丸窓」を望むことができるのは貴重な体験ですし、天井が高く明るく開放感があります。朝食にぴったりの会場です。
次に、用意されているフードの品揃えは充実しており、素材も質の高いものが用意されています。洋食、和食ともに味が良く、満足度は非常に高くなっています。
価格は比較的高めの設定となっていますが、それに見合った価値があるのではないかと思います。
いずれにしても、この素晴らしいい会場で朝食をいただけるのは宿泊者の特権ですね。宿泊の際はぜひ利用されることをオススメします。
<==前の記事
それでは、また!
ハイアットおよびSLH関連記事