ウィーン空港 オーストリア航空ラウンジ訪問記!セネターラウンジはSFCで利用可能!
今回のイタリア旅行では、ベネチアからウィーン、上海を経由して、東京に向かうルートを選択していました。ベネチアからウィーン、上海へのフライトには「オーストリア航空」のビジネスクラスを利用していましたので、経由地となるウィーンでは、オーストリア航空のラウンジを利用することができました。通常であれば「ビジネスクラスラウンジ」を利用することになりますが、私はANAの「SFC」を保有しているため、スターアライアンスゴールド会員が利用できる「セネターラウンジ」の方を利用することができました。当記事では、ANA SFC会員を含めたラウンジの利用資格を確認するとともに、訪問レポートをご紹介したいと思います。
目次
オーストリア航空のラウンジの種類と利用資格
オーストリア航空には、以下2つの種類のラウンジがあります。
違いがわかりづらいのですが、「セネターラウンジ」の方が格上、という位置付けになっています。
<オーストリア航空のラウンジ種別>
- セネターラウンジ
- ビジネスラウンジ
これらのラウンジの利用資格は以下のようになっています。オーストリア航空はアライアンス(航空会社連合)としては「スターアラインス」に加盟していますので、その基準で記載しています。
「セネターラウンジ」の方が利用資格が厳しく、利用できるのはスターアライアンスのファーストクラス搭乗者、もしくは、スターアライアンスのゴールドカード保有者となっています。
<オーストリア航空のラウンジ利用資格>
セネター ラウンジ |
ビジネス ラウンジ |
|
スターアライアンスのファーストクラス搭乗者 | ◯ | ◯ |
スターアライアンスのゴールドカード保有者 | ◯ | ◯ |
スターアライアンスのビジネスクラス搭乗者 | ◯ |
ウィーン空港で利用したオーストリア航空のラウンジ
私の場合、今回は「オーストリア航空」のビジネスクラスを利用して、ベネチアからウィーン、上海まで移動する予定になっていました。
したがって、チケットだけみれば利用できるのは「ビジネスラウンジ」ということになります。
しかしながら、私の場合はANAの「SFC会員」にもなっています。SFC会員の場合、「スターアライアンスゴールド」の資格も自動的に獲得できています。
そのため、「スターアライアンスのゴールドカード保有者」の条件を満たすこともできていましたので、「セネターラウンジ」も利用することができました。
<SFC会員(=スターアライアンスゴールドカード)で利用できるラウンジ種別>
- セネターラウンジ
- ビジネスラウンジ
前述のとおり、ラウンジの種別としては「セネターラウンジ」の方が格上になります。そのため今回は「セネターラウンジ」の方を利用してみることにしました。
オーストリア航空の「セネターラウンジ」訪問記
それではここからは、オーストリア航空の「セネターラウンジ」を実際に利用してみた体験レポートをお送りしたいと思います。
ラウンジの場所と行き方
ウィーンが位置するオーストリアはEUに加盟しています。そのため、保安検査後の制限エリアは、EU域内の移動に適用される「シェンゲンエリア」と、それ以外の「非シェンゲンエリア」に分離されています。
我々は今回、ベネチアからウィーン、上海への移動の途中(つまりトランジット)でウィーンに立ち寄りました。
ウィーンから上海への移動は「非シェンゲンエリア」になりますので、ラウンジもこちらのエリアのものを利用することになります。
ウィーン空港では、「シェンゲンエリア」は「Fゲート」、「非シェンゲンエリア」は「Gゲート」を利用するようになっていますので、我々は「Gゲート」の方に向かいました。
ラウンジの入館手続き
「Gゲート」にあるオーストリア航空のラウンジの入り口は以下のようになっています。入り口は、「ビジネスラウンジ」と「セネターラウンジ」で共通になっています。
オーストリア航空は、アライアンス(航空会社連合)としては「スターアラインス」に加盟していますので、入り口のところには、「スターアラインス」のロゴが掲げられているのが確認できます。
入り口を入ると、正面に受付(レセプション)があります。こちらの受付で利用資格を提示することで、「ビジネスラウンジ」と「セネターラウンジ」、どちらのラウンジを利用するかの案内(振り分け)が行われます。
我々は最初、航空券だけを提示したところ、「ビジネスラウンジ」に案内されましたので、慌ててANAの「SFC」を提示することで、「セネターラウンジ」への入室を許可されました。
こちらは「ビジネスラウンジ」の入り口です。
そしてこちらが「セネターラウンジ」の入り口です。今回はこちらの「セネターラウンジ」の方を利用させていただきました。
ラウンジの全体像と雰囲気
「セネターラウンジ」の全体像は以下のようになっています。ところどころに「木」が配されており、全体的にナチュラルで明るい雰囲気です。
オーストリア航空のシンボルカラーである「赤」が差し色として効果的に使われていますね。全体的には、北欧家具で有名な「IKEA」の店内みたいな印象です。
チェアの脇には、電源も用意されており、PCやスマホなどの充電にも利用することができます。
ラウンジの一面には大きく窓が取られています。明るく開放感があるとともに、空港内の飛行機の様子を観察することができます。飛行機好きには嬉しいポイントです。
また、エリアの奥の方には、仮眠エリアが設けられています。ゆったりと寛ぐことができるような、ベッド型のソファーがいい感じですね。
また、シャワーも用意されていましたので、必要に応じて利用することもできます。シャワーは「ビジネスラウンジ」と「セネターラウンジ」で共通となっています。
ドリンクの品揃え
こちらの「セネターラウンジ」では、ドリンク、フードともにビュッフェ形式のセルフサービスになっています。まずはドリンクの品揃えを確認していきたいと思います。
こちらはコーヒーメーカー。ボタンを押すだけで、好みの種類のコーヒーをいただくことができます。ウィーン といえばカフェ文化が根ざしている都市ですので、なんとなくこだわりを感じます。
こちらはソフトドリンク、フルーツジュースの他、デトックスウォーターが用意されており、おしゃれ感がありますね。奥には洋酒も並べられています。
ワインのディスプレイの仕方も、なんとなくおしゃれです。こちらは赤ワインですね。
こちらは白ワイン。あとは、シャンパンの用意はなく、スパークリングワインが用意されていました。
フードの品揃え
続いてはフードの品揃えを確認していきましょう。我々がこちらのラウンジを訪れたのは「13時」ごろでしたので、ちょうどランチが用意されているようなタイミングでした。
こちらは、スナックやスープなどなど。
こちらは、パスタですね。カルボナーラかな。冷たいものだけでなく、温かいものがちゃんと用意されているのはポイント高いです。
こちらは、サラダなどなど。好みに合わせて3種類ほどの用意がありました。
パンは自分でカットするようなシステムで、いくつかの種類が用意されていました。この辺りはヨーロッパっぽいですね。
利用した感想
「オーストリア航空」はウィーンを本拠地とするオーストリアのフラッグシップキャリアです。
その本拠地ウィーンのラウンジということで、利用する前は期待が大きかったのですが、実際に利用してみると「いたって普通のラウンジ」という感じでした。
もちろん、ラウンジはナチュラルで明るい雰囲気で、居心地は良いです。フードも冷たいものだけでなく、温かいものも用意されており、この辺りはポイントが高いです。
ただ、フードは全体的に品数が少なく、アルコールのグレードも必要最低限に感じました。本拠地ウィーンのラウンジということで、もう少し特徴的なものがあると嬉しいなあ、という印象でした。
いろいろなラウンジを利用させていただいているので、ちょっと贅沢になっているのかもしれませんね・・。
イタリア旅行2019のスケジュール
今回の記事は、2019年ゴールデンウィークの「イタリア旅行」の一部としてご紹介しました。「イタリア旅行2019」全体のスケジュールは以下のようになっています。
<イタリア旅行2019のスケジュール>
- 1日目:東京(羽田)からイタリア(ローマ)に移動。セントレジス ローマに宿泊
- 2日目:ローマ観光。セントレジス ローマに宿泊
- 3日目:ローマからフィレンツェに移動。セントレジス フィレンツェに宿泊
- 4日目:フィレンツェからヴェネツィアに移動。ダニエリ(ヴェネツィア)に宿泊
- 5日目:ヴェネツィア観光。ダニエリ(ヴェネツィア)に宿泊
- 6日目:イタリア(ヴェネツィア)から東京(成田)に移動 <=今ここ
- 7日目:東京(成田)に帰国
今回のイタリア旅行はビジネスクラスと高級ホテルを利用した豪華なものですが、貯めたANAマイルとSPGアメックスのポイントで、ほぼ無料で実現しています。
陸マイラー的なANAマイルの貯め方とSPGアメックスの特典とメリット・デメリットは以下の記事をそれぞれご参照ください。
まとめ
今回は、ウィーン空港の「オーストリア航空」ラウンジをご紹介しました。
通常であれば「ビジネスクラスラウンジ」を利用することになりますが、私はANAの「SFC会員」となっているため、スターアライアンスゴールド会員が利用できる「セネターラウンジ」の方を利用することができました。
利用した感想としてはちょっと辛口になってしまいましたが、経由地などで搭乗時間ギリギリまでラウンジで過ごすことができるというのは贅沢な時間です。ラウンジ自体を訪れるという楽しみも増えますしね。
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それでは、また!
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