成田空港第1ターミナル「Zカウンター」に潜入!Z屋敷でANAスイートチェックインを体験レポート!
今回は、成田空港国際線の第1ターミナルにある「Zカウンター」をご紹介したいと思います。Zカウンターは、通称「Z屋敷」と呼ばれる施設で、選ばれしもののみが利用することができます。中には、専用のチェックインカウンターと保安検査場が用意されており、行列に並ぶことなくノーストレスで出国審査まで進むことができます。当記事では、この「Zカウンター(Z屋敷)」の潜入レポートをご紹介したいと思います。
更新履歴(2024年8月22日):7月に利用した様子を追記しました。
目次
成田空港第1ターミナル「Zカウンター」とは
成田空港第1ターミナル「Zカウンター」は、航空会社であるANAが用意している特別なチェックインカウンターです。正式名称は、成田空港「ANA SUITE CHECK-IN」と言います。
成田空港内の「Zゾーン」に位置しているため、「Zカウンター」もしくは「Z屋敷」と呼ばれています。
ANA運行便のファーストクラス搭乗者、もしくは、ANAの最上級会員である「ダイヤモンドサービス」メンバーのみが利用することができます。
あるテレビ番組では、ダイヤモンドメンバーのみが入ることができるエリアを「神の領域」と呼んでいましたが、この「Zカウンター」も、まさに「神の領域」ということが言えますね。
ANAの公式Webサイトでは以下のように紹介されています。「大切なお客様をお迎えする特別なサービス」ということで、特別感が醸し出されています。
成田空港(第1ターミナル南ウィング4階)チェックインロビー内に、ANA運航の国際線ファーストクラスご利用のお客様、ANA「ダイヤモンドサービス」メンバーのお客様向けの「ANA SUITE CHECK-IN」をご用意しております。
大切なお客様をお迎えする特別なサービスとしてオープンし、専用のエントランスよりお進みいただくと、コンシェルジュ・スタッフがお客様一人ひとりをお迎えいたします。
成田空港第1ターミナル「Zカウンター」の利用資格
それでは、「神の領域」とも言える「Zカウンター」の利用資格を改めて確認してみましょう。
この「Zカウンター」、すなわち、成田空港「ANA SUITE CHECK-IN」を利用できるのは、ファーストクラス搭乗者、もしくは、ANAの最上級会員である「ダイヤモンドサービス」メンバーと、それぞれの同行者1名となっています。
ポイントは、どちらも「ANA運行便」の利用が必要があるという点です。
<成田空港「ANA SUITE CHECK-IN」の利用資格>
- 成田空港よりANA運航便をファーストクラスでご利用のお客様、および同行者1名。
- 成田空港よりANA運航便をご利用の、ANA「ダイヤモンドサービス」メンバー、および同行者1名。
同じく「神の領域」と言われる「ANA SUITE LOUNGE」の場合は、ANAが加盟している「スターアライアンス」運行便であっても、ファーストクラス搭乗者もしくは、ANA「ダイヤモンドサービス」メンバーであれば利用することができました。
しかしながら、こちらの「Zカウンター」の場合は、ファーストクラス搭乗者もしくは、ANA「ダイヤモンドサービス」であっても、ANA運行便でないと利用することができません。
そういう意味では、「ANA SUITE LOUNGE」よりも利用するハードルが高い、立ち入るのがより難しい場所ということが言えます。
「Zカウンター」と「ANA SUITE LOUNGE」の利用資格をまとめると以下のようになります。
<「Zカウンター」と「ANA SUITE LOUNGE」の利用資格>
Zカウンター(ANA SUITE CHECK-IN) | ANA SUITE LOUNGE | |
ANA運航便のファーストクラス搭乗者、および同行者1名 | ◯ | ◯ |
ANA運航便を利用のANA「ダイヤモンドサービス」メンバー、および同行者1名 | ◯ | ◯ |
スターアライアンス運航便のファーストクラス搭乗者、および同行者1名 | X | ◯ |
スターアライアンス運航便を利用のANA「ダイヤモンドサービス」メンバー、および同行者1名 | X | ◯ |
ANAミリオンマイラープログラムの「Lounge Access Card」メンバー、および同行者1名 | X | ◯ |
「ANA SUITE LOUNGEご利用券」利用者(1枚につき1名) | X | ◯ |
私自身は今回、ハワイ (ホノルル)便のファーストクラス搭乗者として、こちらの「Zカウンター」を利用することができました。
成田空港第1ターミナル「Zカウンター」の場所
「Zカウンター」は、成田空港の国際線の中でANA発着便が集中している第1ターミナル南ウィングの4階に位置しています。具体的には以下のようになります。
ANAの通常のチェックインカウンターは「AからD」に配置されていますが、「Zカウンター」はそこを通り過ぎたさらに奥、地図上は「Zゾーン」と記載された場所にあります。
ターミナルの奥にひっそりと佇む、知る人ぞ知る秘密の場所が「Zカウンター」です。
成田空港第1ターミナル「Zカウンター」の体験レポート
それではここからは、私が実際に「Zカウンター」を利用してみた体験レポートをお送りしていきたいと思います。
成田空港に到着し「チェックインカウンターご案内」の掲示板を確認してみると、ANAファーストクラスの欄には「Z」と記載されているのがわかります。この「Z」が「Zカウンター」ですね。
通常のチェックインカウンターを抜けて、ターミナルをずいずいと奥に進んでいくと、青地に白抜きで「Z」と輝く建物が目に入ります。こちらが「Zカウンター」です。
通常のチェックインカンターとは異なり、人目を憚るように、建物の中にチェックインカウンターが隠されているため、「Z屋敷」というようにも呼ばれています。
威風堂々といった感じですね。
入り口に近付いてみましょう。自動扉はすりガラスになっており、中の様子を伺うことはできません。利用資格をちゃんと把握していないと、怖くて利用できませんね・・。
それでは、早速中に入ってみましょう!
「Zカウンター」の中はこんな感じになっています。中は意外と広く、カウンターは10以上用意されています。
しかしながら、利用者は圧倒的に少なく、我々の他には1組しか利用していませんでした。とても贅沢な空間ですね。
内装も黒を基調に、ANAの企業カラーであるブルーでまとめられており、高級感の中にクールさがあります。
各カウンターには間仕切りが用意されており、隣接するカウンターからプライバシーが保たれるようになっています。
また、各カウンターには、皮張りのちょっとした腰掛けが用意されており、こちらに軽く腰をかけたり、荷物を置いたりすることができるようになっています。
さすが、いろいろと考えられていますね。
また、カウンターと反対側のエリアには、チェックイン後に荷物を整えたり、同伴者と待ち合わせするのに便利そうな、ソファー席も用意されています。
「Zカウンター」の中に入ると、スタッフの方が数名待ち構えており、簡単な挨拶の後、カウンターの方にエスコートされます。
そして、それとほぼ同時のタイミングで、おしぼりの提供もあります。エスコートするスタッフと、おしぼりを用意するスタッフのすばらしい連携プレイです。
チェックインのタイミングでおしぼりが提供されるなんて、どこかの高級ホテルのようですよね。ちょっぴり感動します。
「Zカウンター」は利用者が少ないため、チェックイン作業自体はあっという間に終わってしまいます。とても居心地のよい空間ですので、もっと長居していたいぐらいです。
今回私は、念願のハワイ (ホノルル)便でのファーストクラス利用となりますので、意気揚々と「F」のチケットを発行していただきました。
チェックイン後は、「Zカウンター」の中に用意されている専用の通路を進んでいきます。この先は、専用の保安検査場になっており、スムーズに保安検査を行うことができます。
「Zカウンター」自体の利用者が多くないため、当然ながらこの先にある専用の保安検査場もガラガラです。保安検査はあっという間に終了しました。
年末年始などの繁忙期は一般の保安検査場には長い行列ができています。これを回避できるというのはとてもありがたいことです。
保安検査後はエスカレーターで3階に降りて、出国審査を行います。
さすがに出国審査は一般の方と同じエリアに合流となりますが、チェックインから保安検査までの、通常であれば長い道のりを、優雅に、そして一瞬で抜けることができるというのは、絶大なメリットですね。
出国審査を抜けた後は制限エリアに移動します。制限エリアでは、免税ショッピングを楽しんだり、航空会社ラウンジでゆっくり寛いだりすることができます。
私自身はファーストクラス搭乗者のメリットを生かして、ANAが運営する中で最上級のラウンジである「ANA SUITE LOUNGE」を利用しました。その様子についてはこちらの記事をご参照ください。
成田空港第1ターミナル「Zカウンター」の体験レポートは動画でも公開中
ちなみに、今回ご紹介した「Zカウンター」についてはダイジェスト動画をYouTubeにアップしております。より雰囲気を味わえると思いますので、よろしければ合わせてご参照ください。
ハワイ旅行はANAマイルとマリオットポイントで格安に実現可能!
私は2017年から年1回のペースでハワイ旅行に出掛けています。
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2022年のハワイ旅行の費用はこちらの記事でまとめています。
陸マイラーのANAマイルの貯め方、およびマリオットアメックスの詳細はこちらの記事をご参照ください。
まとめ
今回は、神の領域とも言える、成田空港国際線「Zカウンター(通称:Z屋敷)」をご紹介しました。
「Zカウンター」自体はとても空いているため、利用時間としては非常に短時間となりましたが、チェックインおよび保安検査の行列を回避できるというのは、時間的にも体力的にも、絶大なメリットがありますね。
また、独立した建物として閉鎖された空間というのは、特別感が半端なく、高揚感があります。
「Zカウンター」が用意されているのは成田空港だけですので、初めてのANAファーストクラス利用が成田空港で良かったなあ、と感じることができました。
この次に利用する、「ANA SUITE LOUNGE」および「ANAファーストクラス」への期待をググッと高めてくれます。
私自身はSFC会員であり「ダイヤモンドサービス」メンバーではないため、利用できる機会は限られますが、またいつか利用できると良いなあ、と思います。
==>次の記事
<==利用したマイルとポイント、費用のまとめ==>
それでは、また!
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