【2023年最新】マリオットがソフトランディングの方針発表!条件未達でもステータスダウンは1ランクまでに!
マリオットで最新のステータス方針が発表になりました。2023年は前年のステータス獲得条件が未達でも1ランクダウンのみとなる見通しです。いわゆるソフトランディングが適用になるという形になりますね。以下で詳しく確認していきたいと思います。
更新履歴(2023年3月6日):ソフトランディグの適用結果を追記しました。
マリオットのソフトランディングとは
1暦年の間に条件を満たすことでステータスが上がる仕組み
マリオットの会員プログラムの名称は「マリオットボンヴォイ」といいます。
このマリオットボンヴォイのステータス獲得基準は以下のようになっています。
<マリオットボンヴォイのステータス獲得基準>
ステータス | 獲得基準 |
会員 | なし |
シルバー | 年間10泊 |
ゴールド | 年間25泊 |
プラチナ | 年間50泊 |
チタン | 年間75泊 |
アンバサダー | 年間100泊+23,000米ドル |
1暦年(1月1日から12月31日)の間に獲得基準を満たすことでステータスが上がっていく仕組みになっています。ステータスの有効期限は翌年度の2月末までとなっています。
たとえば、2021年1月1日から12月31日までの間にステータス獲得基準を満たしていた場合、その有効期限は2023年2月末までとなります。
前年度に条件未達なら翌年度はその宿泊実績に応じたステータスに降格
前年にステータス獲得条件を満たすことができなかった場合、普通に考えれば翌年度はその宿泊実績に応じたステータスに降格になります。
たとえば現行のステータスが「チタン」であっても、その年に25泊しかできなければ翌年度は「ゴールド」に2ランクダウンするといった感じですね。
ソフトランディングが適用されると条件未達でも1ランクダウンのみ
一方で、マリオットの会員プログラムには「ソフトランディング」という考えがあります。これは、前年にステータス獲得基準を満たすことができなくても、翌年度は1ランクしかダウンしないというものです。
現行のマリオットボンヴォイの会員規約にはこのような記載はありません。しかしながら、SPGと統合する前のマリオットの会員プログラムではそのような仕組みになっていました。
そのため、ホテラーの間では統合後のマリオットボンヴォイにおいてもソフトランディングが生きているのではという期待が根強く残っています。
ただし、統合後はコロナ禍に入ったことで特別対応としてステータス延長が行われていたため、ソフトランディングの有無が確認できない状況が続いていました。
2023年はソフトランディングが適用される見通しに
マリオット公式サイトのヘルプページで2023年のステータス方針が発表
そんな中、マリオット公式サイトのヘルプページで2023年のステータス方針が発表されました。原文は以下なります。
What is Elite annual processing and when does it take place?
Each year, Marriott Bonvoy® works to ensure that all Members’ Elite status reflects all previous year’s qualifying activity.In January 2023, all Members will have their 2022 loyalty activity evaluated as follows:
・Members who achieved their existing Elite status again in 2022 will have their current status renewed through February 2024.
・Members who did not re-achieve their existing Elite status in 2022 will be offered one tier below their current status through February 2024. These members will see their new status starting in March 2023 and can enjoy their existing status through February 2024.
・Members who achieved a higher Elite level during 2022 already have a status expiration date of February 2024.
What Will Happen to my Elite Status?
重要なのは赤字部分になります。赤字部分を日本語に翻訳すると以下のようになります。
- 2022年にエリートステータスを達成しなかった会員は、2024年2月まで現在のステータスより1ランク下のステータスが提供されます。これらの会員は、2023年3月から新しいステータスが表示され、2024年2月までそのステータスをご利用いただけます。
つまりは、2023年はソフトランディングが働き、2022年にステータス獲得条件を満たしていなくても1ステータスしかダウンしないということになります。
ソフトランディング適用後の2023年3月以降のステータスはそれぞれ以下のようになります。
<ソフトランディング適用後のステータス>
- アンバサダー=>チタン
- チタン=>プラチナ
- プラチナ=>ゴールド
- ゴールド=>シルバー
2022年にステータス獲得条件を満たすことができず、2023年2月に2段階以上のステータスダウンを覚悟していた方にとっては朗報となりますね。
今回の発表は2023年に限った話になりますので、2024年以降も同様のポリシーが適用されるかは不透明になります。今後もソフトランディングが適用されるようになると嬉しいですね。
2023年のソフトランディングの適用結果
チタンエリートからプラチナエリートに1ランクダウン
2023年3月6日になり2022年の実績に応じたステータス反映が行われました。
私の場合は、2022年はプラチナエリートの基準となる宿泊実績を満たしてはいませんでしたが、チタンエリートからプラチナエリートへの1ランクダウンに留まりました。
つまりは、事前の予告通りソフトランディングが適用されたということですね。ゴールドまで一気に陥落する自体にならず助かりました。
マリオットの上級会員(ゴールド&プラチナ)に簡単になる方法
マリオットアメックス(プレミアム)保有でゴールド会員資格をもれなく獲得
マリオットの上級会員資格である「ゴールドエリート」を簡単に獲得する方法があります。それは「マリオットアメックス(プレミアム)」を保有することです。

マリオットアメックス(プレミアム)の券面
マリオットアメックス(プレミアム)は、年会費は「49,500円(税込)」と高額ながらも、その費用を上回る豊富な特典によりホテル好き必携のクレジットカードになっています。
マリオットアメックス(プレミアム)の主な特徴は以下になります。無料宿泊特典(5万円相当)だけでも年会費負担を相殺することができてしまいます。
また、ポイント還元率やマイル還元率の高さから陸マイラーからも絶大な人気を誇っています。
<マリオットアメックス(プレミアム)の主な特長>
- マリオット の「ゴールド会員資格」を自動的に獲得
- カード決済でポイント還元率3%&マイル還元率1.25%を実現
- マリオットのホテル利用でポイント還元率6%を実現
- ポイント有効期限は実質無期限
- 貯めたポイントはホテルの無料宿泊や世界40以上の航空マイルに交換可能
- 年15泊分の宿泊実績を獲得
- 年150万円以上の決済で無料宿泊特典を獲得(5万円相当)
- 年400万円以上の決済で「プラチナ会員資格」を獲得
マリオットアメックス(プレミアム)の特典からメリット、デメリットの詳細はこちらの記事をご参照ください。
プラチナチャレンジでプラチナ会員へのステップアップも容易
私の場合は、マリオットの「ゴールドエリート」となった後に「プラチナチャレンジ」を実施することで、マリオットの「プラチナエリート」も獲得しました。
また、年400万円以上の決済が可能な方であれば、マリオットアメックス(プレミアム)の特典で「プラチナエリート」を獲得できるのもメリットですね。
プラチナ会員になるとマリオットのホテルでクラブラウンジや無料朝食の特典などが利用できるようになります。
加えて、スイートルームへのアップグレードの可能性も高まりレイチェックアウトも午後4時まで可能になるなど、マリオットのホテル宿泊を最大限に満喫することができます。
ゴールドエリートとプラチナエリートの主なステータス特典は以下になります。
<ステータス特典(ゴールド&プラチナ)>
ゴールド | プラチナ | |
ポイントボーナス | ◯(25%) | ◯(50%) |
レイトチェックアウト | ◯(14時) | ◯(16時) |
ウェルカムギフト | ◯(250 or 500ポイント) | ◯(500 or 1,000ポイント、無料朝食、アメニティから選択) |
客室のアップグレード | ◯ | ◯(スイート含む) |
ラウンジへのアクセス | ◯ |
入会キャンペーンで年会費負担も軽減可能
マリオットアメックス(プレミアム)では、条件クリアで大量ポイントを獲得できる入会キャンペーンを実施中です。
初年度の年会費負担をほぼ相殺できるというお得さになっています。
マリオットアメックス(プレミアム)に興味のある方にとっては大チャンスと言えますね。
マリオットアメックスの入会キャンペーンの詳細はこちらの記事をご参照ください。
まとめ
今回は、マリオット公式サイトのヘルプページで発表された2023年のエリートステータス方針についてご紹介しました。
2023年はソフトランディングが適用になり、前年のステータス獲得条件が未達でも1ランクダウンのみとなる見通しです。
2022年にステータス獲得条件を満たすことができず、2023年2月に2段階以上のステータスダウンを覚悟していた方にとっては朗報となりますね。
今回の発表は2023年に限った話になりますが、2024年以降も同様のポリシーが適用されるのを期待したいところですね。
それでは、また!