ザ・リッツ・カールトン大阪:クラブラウンジとクラブレベル特典をレポート!
「ザ・リッツ・カールトン大阪(リッツ大阪)」のクラブフロアの客室に宿泊しました。クラブレベルの宿泊では、クラブラウンジの利用を始め、様々な特典を得ることができます。そこで当記事では、クラブラウンジで利用することができるフードプレゼンテーションの内容と、実際に利用してみたクラブレベル特典内容を、詳しくレポートしていきたいと思います。
目次
ザ・リッツ・カールトン大阪とは
「ザ・リッツ・カールトン大阪」はその名前のとおり、「ザ・リッツ・カールトン」ブランドのホテルです。「ザ・リッツ・カールトン」は現在、世界最大のホテルグループである「マリオット」の一員となっていますが、「ザ・リッツ・カールトン」は「マリオット」の中でも最上位のブランドに位置付けられています。
「ザ・リッツ・カールトン」ブランドのホテルは、日本には「東京」「大阪」「京都」「沖縄」と4箇所にあります。この中でも「ザ・リッツ・カールトン大阪」は、日本での「ザ・リッツ・カールトン」ブランドのホテル第1号となっています。
「ザ・リッツ・カールトン大阪」は、公式HPで以下のように紹介されています。
ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニーL.L.C. は、ほぼ1世紀前の歴史に残るホテリエ、セザール・リッツによって確立されたサービスやホスピタリティーの伝統を継承し、世界中でラグジュアリーなライフスタイルを提供するホテルグループです。
質の高いサービスとその基礎にある企業理念は広い分野で評価され、その結果リッツ・カールトンは、優れた功績とクオリティ向上を果たした米国企業に授与される「マルコム・ボルドリッジ国家品質賞」をホスピタリティー業界で唯一、そして2度受賞しました。
ザ・リッツ・カールトン大阪は、このホテル・カンパニーの日本第一号ホテルです。
ザ・リッツ・カールトン大阪:予約した客室と利用したポイント&コスト(費用)、アップグレードの結果
利用したポイント数
今回私は、こちらの「ザ・リッツ・カールトン大阪」に、SPGアメックスで貯めた「マリオット」のポイントを利用して宿泊しました。
「ザ・リッツ・カールトン大阪」は「カテゴリー7」のホテルになりますので、無料宿泊に必要なポイントは「60,000ポイント」となりました。
マリオットのホテルのカテゴリー、および無料宿泊に必要なポイントの詳細は以下の記事も合わせてご参照ください。
利用したコスト(費用)
ポイントを利用した無料宿泊の場合、宿泊できるのは一番スタンダードな「スーペリア」ルームとなります。
せっかく「ザ・リッツ・カールトン」のホテルに宿泊するのであれば、「クラブラウンジ」を利用したい、という思いもあり、今回は有償で(つまりお金を追加で払って)、「クラブフロア(クラブレベル)」へ事前にアップグレードをお願いしました。
今回、この「クラブフロア」へのアップグレードに必要だったコスト(値段)は、1泊で「24,840円」でした。これはサービス料や税金を含めた価格となります。
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アップグレードの結果
私はマリオットの会員プログラムである「Marriott Bonvoy(マリオット・ボンヴォイ)」の上級会員である「チタンエリート」となっています。上級会員の場合、当日の状況によって客室のアップグレードを受けられるため、いつもドキドキです。
そして、今回の結果はというと、「クラブスーペリア」から「クラブデラックス」へのアップグレードとなりました。
今回のアップグレートおよび「クラブデラックス」の客室の詳細はこちらの記事でご紹介しております。合わせてご参照ください。
ザ・リッツ・カールトン大阪:クラブフロア(クラブレベル)宿泊特典
「ザ・リッツ・カールトン大阪」のクラブフロア(クラブレベル)宿泊特典は以下のようになっています。チェックインの際に説明書きをいただくことができました。
写真だとわかりづらいところもあると思いますので、転記すると以下のようになります。
<クラブフロア(クラブレベル)宿泊特典>
- クラブラウンジ利用:6:30 – 22:30まで、1日5回のフードプレゼンテーション
- 無料WiFiインターネット接続
- 無料プレスサービス:1日5アイテムまで
- クラブラウンジでのイベント:毎週月曜日の16:00より
- リムジン ドロップオフサービス:9:00-22:00(JR大阪駅、空き状況に応じて)
- コンシェルジュとビジネスセンターサービス
- ウェイクアップコールとともに、コーヒーか紅茶のサービス
- クラブラウンジでのチェックアウトサービス
今回私は、上記で赤文字にした3つの特典を利用することができましたので、以下で順番にご紹介していきたいと思います。
ザ・リッツ・カールトン大阪:クラブラウンジ体験レポート
まずは、クラブフロア(クラブレベル)宿泊特典の目玉でもある「クラブラウンジ」利用をご紹介します。「ザ・リッツ・カールトン大阪」の場合、以下のように1日5回のフードプレゼンテーションが提供されています。
<フードプレゼンテーションのスケジュール>
- 朝食:07:00 – 10:00
- 軽食:11:00 – 14:00
- アフタヌーンティー:14:30 – 16:30
- 夕食前の前菜:17:00 – 19:30
- ナイトキャップ(スイーツ):20:00 – 22:00
今回私は、上記の中から、赤字の3つの時間帯のフードプレゼンテーションを体験することができましたので、以下でご紹介していきたいと思います。
ご紹介する順番としては、私が体験することができた順番となっています。
クラブラウンジ:全体像
まずは、クラブラウンジの全体像をご紹介したいと思います。こちらはクラブラウンジの入口部分。明るく華やかな雰囲気です。
入ってすぐのところにはコンシェルジュデスクがありますので、そちらに挨拶してから入場します。クラブラウンジ入ってすぐのところにはソファーとテーブルがあります。チェックインやチェックアウトなどはこちらで座って行うことができます。
さらに奥に進むと、より落ち着いたエリアがあります。こちらで、ゆったりと寛ぎながら、ドリンクやフードをいただけるようになっています。
また、クラブラウンジの一角にはバーカウンターが用意されており、お酒やカクテルなどのアルコール類をオーダーすることができます。ちなみに、アルコール類はオーダー形式でいつでもいただくことができます。
クラブラウンジは34階に位置していますので、高層階からの眺望を楽しむことができます。
スペースとしては以上で、想像していたよりもこじんまりとしているな、という印象です。「ザ・リッツ・カールトン東京」のクラブラウンジと比較すると、3分の1から4分の1ぐらいの広さと思われます。
ちなみに、ビュッフェテーブルは別室になっていて、通常時は扉がクローズされています。アフタヌーンティーを除くフードプレゼンテーションの時のみ、扉がオープンするようなシステムになっていました。
クラブラウンジ:アフタヌーンティー
さて、まずは「アフタヌーンティー」の様子をご紹介したいと思います。アフタヌーンティーは「14:30 – 16:30」までの時間帯で提供されています。
我々は15時ちょっと前にチェックインを行いましたので、チェックインからの流れで、そのままアフタヌーンティーをいただきました。
アフタヌーンティーはフードもドリンクもオーダー式になっています。メニューはこちらのようなものが提供されます。メニューの左手がドリンクメニュー、右手がフードメニューとなっています。
こちらはドリンクメニューです。記載されているのは、紅茶各種です。「ザ・リッツ・カールトン大阪 オリジナルブレンド」から、「イングリッシュブレックファースト」「アールグレイ」などの定番、季節の紅茶まで、全体では9種類ほど用意されていました。
このメニューに載っていないような、コーヒーやソフトドリンクもオーダー可能ですし、スパークリングワインやビールなどのアルコール類もオーダー可能となっていました。
こちらはフードメニューです。フードは1種類のみで、タワーでのアフタヌーンティーセットの提供になります。メニューには、アフタヌーンティーセットの中のフードの説明がされています。
我々は2名での利用でしたので、2名分のアフタヌーンティーセットをお願いしました。
そんなこんなでオーダーしてからしばらく待っていると、アフタヌーンティーセットのタワーがやってきました。こんな感じの3段のトレイになっていて、一番上には、「ザ・リッツ・カールトン」のシンボルであるライオンのモチーフがあしらわれています。
この時は、ドリンクとしてはスパークリングワインをいただきました。
トレイの中の構成はこんな感じになっています。スコーンやサンドイッチ、カナッペなどのアフタヌーンティーセットの定番の品々が並んでいます。どれも美味しそうですね。
一番上のトレイには、デザートして、抹茶のタルトとブラウニーが並べられています。この時は、テーマが抹茶だったようで、抹茶づくしとなるような構成でした。訪れるタイミングによって、きっとテーマが変化するものと思われます。年に何回か訪れる方でも楽しめそうですね。
この後、実際にいただいてみましたが、どれも丁寧に作られており、とても美味しくいただくことができました。特に、フォアグラをベースとにしたカナッペと、プレーンのスコーンが美味しかったですね。この2つは、おかわりしたいぐらいでした(笑)。
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クラブラウンジ:夕食前の前菜(カクテルタイム)
続いては、「夕食前の前菜(カクテルタイム)」の様子をご紹介したいと思います。夕食前の前菜(カクテルタイム)は、「17:00 – 19:30」までの時間帯で提供されています。
この時間になると、扉で閉ざされていたビュッフェコーナーの扉がオープンされます。ビュッフェコーナーの中はこんな感じで、中央と周辺にテーブルが配置されており、フードやドリンクが並べられています。
ドリンクの品揃え&いただいたもの
ドリンクはこちらのようにビールなどが冷蔵庫の中に、白ワインは専用のベンディングマシーンに、赤ワインはカウンターの上に並べられていますので、セルフサービスで好きなようにいただくことができます。
スパークリングワインやカクテルについては、スタッフの方にオーダーするといただくことができます。
この時私は、アフタヌーンティーに続いてスパークリングワインをいただくとともに、「ザ・リッツ・カールトン大阪」のオリジナルカクテル「GARI34」も合わせていただきました。オリジナルカクテルは生姜ベースになっており、すっきりといただける一品でした。暑い季節に合いそうです。
フードの品揃え&いただいたもの
フードはこちらのように、基本は前菜的な軽食の用意となります。こちらは、生ハムのカナッペやそばをベースにしたサラダ、オリーブのスティック、などなど。
こちらは、サラダや、小皿料理、などなど。
チーズの用意もありました。カバーがかぶせてあるのが衛生的で良いですね。
こちらはホットミールのコーナー。湯葉のほか、魚のグリルやチキンローストなどが用意されていました。
こちらは、パン各種。ハード系のパンが中心ですね。
サンドイッチなんかもありました。
冷蔵庫の中には、フルーツ。
そして、デザートとしてケーキも何種類か用意されていました。ケーキに関しては「17:00」のスタート時には見当たりませんでしたので、しばらくすると用意されるシステムなのかもしれませんね。
そんなこんなで、いただいたものはこちらになります。まずは、前菜各種。生ハムのカナッペの生地がパイ状になっており、面白い食感でした。あとは、湯葉がとても美味しかったです。
続いても前菜。さきほどよりもちょっとボリュームのあるものたち。どれも美味しかったのですが、右のカップの中身は蟹サラダになっており、特に良かったです。
この時間帯は軽食中心と言いながらも、メインとなるようなフードも充実していました。
こちらは、魚のグリルとチキンロースト。普通にディナーのビュッフェにありそうな一品です。どちらもしっかりとした味付けで、美味しくいただきました。
また、面白いところでは、チャーハンの用意もありました。ご飯ものがあると、満足感(満腹度?)が高くなります。
最後は、デザートをいただいて終了です。デザートは最終的には4種類から5種類ほどの品揃えになっていました。充実していますね。
「ザ・リッツ・カールトン大阪」の「夕食前の前菜(カクテルタイム)」は、軽食中心と言いながら、前菜からサラダ、メイン、デザートまで用意されているという充実の品揃えです。
夕食前にお酒とともに軽くおつまみをいただく、というのが正しい使い方だと思いますが、ディナーとして利用しても普通に満腹になります。気分に合わせて利用方法を選択できるのは良いですね。
クラブラウンジ:朝食
最後、「朝食」の様子をご紹介したいと思います。朝食は「07:00 – 10:00」までの時間帯で提供されています。
朝食の時間帯になると、ビュッフェコーナーの一角に、エッグステーションがオープンします。こちらのエッグステーションでオーダーできるのは、オムレツとスクランブルエッグ、目玉焼きとなっていました。できたての卵料理をいただけるというのは、嬉しいポイントですね。
その他、フードについては、ビュッフェテーブルに並べられています。こちらは、サラダと、ハムとサラミ、などなど、
こちらはパン各種。
パンはハード系だけでなく、マフィンやデニッシュなどの甘めのものも用意されています。また、シリアルの用意もありました。
こちらは日本食のコーナー。ご飯と味噌汁、お惣菜、梅干し、などなど。その他、ホットミールとしては、スクランブルエッグやベーコンなどの用意もありました。
そんなこんなでいただいたものはこちらになります。実は、「ポイント宿泊&プラチナ特典」の合わせ技として、朝食は思いがけずレストラン「スプレンディード」でいただくことができたので、そちらですでにお腹いっぱいになっていました・・。ですので、ここでは軽くお茶とフルーツ、ヨーグルトだけをいただきました。(オレンジジュースの瓶がかわいいです)。
フルーツやヨーグルトは、あらかじめ綺麗に小分けにされていました。気遣いが嬉しいところです。
朝食としては品数はそれほど多くなく、必要最低限の品揃え+アルファといったイメージでした。ただ、用意されているものは、質が高く、満足度も高いのではないかと思います。また、エッグステーションが用意されており、できてたの卵料理をいただけるのは嬉しいポイントですね。
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ザ・リッツ・カールトン大阪:リムジンドロップオフサービス体験レポート
続いては、「リムジンドロップオフサービス」をご紹介したいと思います。こちらのサービスは「9:00-22:00」までの時間帯で利用できます。送迎先は「JR大阪駅」と決められており、利用に際しては、クラブラウンジのスタッフの方に伝えて事前に利用予約する必要があります。
我々の場合は、利用したい1時間ぐらい前に聞いてみたところ、ちょうど合いているということで利用することができました。
車(リムジンカー)は正面玄関の車寄せに用意されているということで、予約した時間に正面玄関へ向かいました。
玄関のところにいらしたスタッフの方に声をかけると、ちょうどその方がドライバーさんだったようで、颯爽と車を用意して戻っていらっしゃいました。
車(リムジンカー)はこちらのように、黒塗りの高級外車となっています。普段乗りなれないものでドキドキです。
車(リムジンカー)の中にはリッツのマークの入ったお水が用意されており、自由にいただいてOKということでした。また、車内には英字新聞なども用意されており、高級感を盛りたてています。
その後は、所要時間7-8分ほどで「大阪駅」の車寄せへと到着しました。実は「ザ・リッツ・カールトン大阪」から「大阪駅」までは、徒歩でも7-8分ほどの距離になります。
ですので、車(リムジンカー)でも徒歩でも所要時間はさほど変わりません。ですが、一時とは言え優雅な気分を味わうことができますので、「ザ・リッツ・カールトン大阪」のクラブフロア(クラブレベル)に宿泊の際には、一度利用されてみてはいかがでしょうか?
ザ・リッツ・カールトン大阪:ウェイクアップコールとともに、コーヒーか紅茶のサービス体験レポート
最後は、「ウェイクアップコールとともに、コーヒーか紅茶のサービス」をご紹介したいと思います。こちらも予約制で、事前にクラブラウンジのスタッフさんにお願いしておくと、指定時間にウェクアップコールをしてもらえるというものです。また、希望に応じて、コーヒーか紅茶を部屋まで持ってきてもらえます。
ウェイクアップコールは機械音声なのかと思いきや、普通にスタッフさんがお電話してくださってのでちょっとびっくりしました(油断していました・・)。
また、今回はコーヒーをお願いしたのですが、こちらのようにトレイにポットとカップが乗せられてやってきます。
どうせ朝食を食べにいくんだから必要ないよね、と思いこれまでこの種のサービスは頼んだことがなかったのですが、お部屋にて朝イチでいただくコーヒーというのもなかなか良いですね。次回以降、同じようなサービスは利用していこうと思いました。
マリオットの上級会員(ゴールド&プラチナ)に簡単になる方法
マリオットの上級会員である「ゴールド会員資格」を簡単に獲得する方法があります。それは「SPGアメックス」を保有することです。
SPGアメックスは、もれなくマリオット&SPGのゴールド会員資格を獲得できることや、2年目以降の継続で無料宿泊特典が獲得できるなどの豊富な特典により、近年、急速に人気を高めています。
私の場合は、マリオットの「ゴールド会員」となった後に「プラチナチャレンジ」を実施することで、マリオットの「プラチナ会員」の資格も獲得しました。
プラチナ会員になると、マリオットのホテルでクラブラウンジや無料朝食の特典などが利用できるようになり、また、スイートルームへのアップグレードの可能性も高まるため、マリオットのホテル宿泊をより楽しむことができます。
また、現在は、SPGアメックスへの「入会キャンペーン」も実施しており、条件クリアで大量ポイントを獲得することができます。SPGアメックスへの入会はこのお得なタイミングでぜひご検討ください。
「ザ・リッツ・カールトン大阪:クラブラウンジとクラブレベル特典をレポート!」のまとめ
今回は、クラブラウンジで利用できるフードプレゼンテーションの内容と、実際に利用してみたクラブレベルの特典内容をご紹介しました。
クラブラウンジについては、「ザ・リッツ・カールトン」の場合、プラチナ以上のエリート会員であっても無料では利用できません。こちら「ザ・リッツ・カールトン大阪」でも同様のルールで運営されており、その分、他の一般的なマリオットのホテルのクラブラウンジと比べると、レベルが高いと思わせるものでした。
ただ、「ザ・リッツ・カールトン東京」のクラブラウンジ と比べてしまうと、サービス面ではやはり「違い」を感じてしまうところもありました。
素晴らしい空間であることは間違いありませんが、そのあたりを念頭においてご利用いただくと良いのではないかと思います。
次回は、プラチナ特典の適用結果と、レストランでいただくことができた朝食についてご紹介したいと思います。
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それでは、また!
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私が「ザ・リッツ・カールトン」ブランドのホテルに宿泊するのは、「東京」「香港」「ニューヨーク」「ワイキキ」に続いて今回が5回目でした。このうち、「東京」「香港」ではクラブラウンジを利用することができました。レポートは以下になりますので合わせてご参照ください。
また、「ニューヨーク」「ワイキキ」の宿泊記はこちらになります。こちらも合わせてご参照ください。