桃園空港MRTを台北駅から利用してみた体験レポート!路線図から所要時間まで!
台北には、近隣に2つの空港があります。桃園空港と松山空港です。どちらも国際線の運航がありますが、桃園空港の方が台北市内から距離がある(バスで1時間程度)ため、若干のハズレ感じがあります。しかしながら、2017年3月に「桃園空港MRT」が開通したことで、事態が大きく改善しました。始発の台北駅から桃園空港(第1ターミナル)まで、急行で35分で向かうことができます。今回は、我々もこの「桃園空港MRT」を利用することができましたので、路線図から所要時間まで、その様子を詳しくレポートしたいと思います。
目次
桃園空港MRTとは
「桃園空港MRT」とは、台北(台湾)の国際空港である「桃園空港」へアクセスするための鉄道(MRT)です。
「桃園空港」と台北の主要ターミナル駅である「台北駅」間で運航をしています。2017年3月に正式に開通しました。
桃園空港MRT:路線図
「桃園空港MRT」の「路線図」は以下になります。
始発の台北駅が「A1」で、桃園空港の第1ターミナルが「A12」、第2ターミナルが「A13」となっています。
「桃園空港MRT」と言いながら、桃園空港が終点ではなく、その先まで接続しています。
<桃園空港MRT:路線図>
注意点としては「快速」と「普通」があることです。「快速」は上図の「紫」の駅のみ停車しますが、「普通」は「青」の駅の停車します。
つまり、「普通」は各駅停車ですね。
桃園空港に向かう(もしくは台北駅に向かう)場合は「快速」が便利ですので、間違えて「普通」に乗らないように注意しましょう。
桃園空港MRT:運航時間と運航間隔
運航時間(始発列車時刻と終発列車時刻)
「桃園空港MRT」の運航時間(始発列車時刻と終発列車時刻)は以下になります。「快速」、「普通」ともに、朝6時ごろから夜23時ごろまで運航しています。
<桃園空港MRT:始発列車時刻>
<桃園空港MRT:終発列車時刻>
運航間隔
「桃園空港MRT」の運航間隔は、7.5分間隔です。
「快速」と「普通」が交互に運航しています。ですので、桃園空港へのアクセスに便利な「快速」に限って言えば、15分間隔の運航ということになります。
時間によって多少のズレはあるようですが、15分という短い間隔で、空港行きの「快速」が運航しているというのは、とても魅力的ですね。
桃園空港MRT:所要時間
「台北駅」と「桃園空港」間の所要時間は以下になります。第1ターミナル駅までが35分、第2ターミナル駅までが39分となっています。
<桃園空港MRT:所要時間>
「桃園空港MRT」ができるまでは、バスで1時間程度必要だったということですので、かなりの時間が短縮されたことがわかります。運航間隔も短いですし、便利になりましたね。
桃園空港MRT:利用料金
「桃園空港MRT」の利用料金は以下になります。
「台北駅」と「桃園空港」間の料金は160TWDとなります。日本円にすると、約592円(1TWD=3.7円で計算)となります。なかなかリーズナブルですね。
<桃園空港MRT:利用料金>
「桃園空港MRT」の詳細情報については、こちら公式HPもご確認ください。
桃園空港MRT:体験レポート
さて、前置きが長くなりましたが、ここからは「桃園空港MRT」を実際に利用してみた体験レポートをお送りしたいと思います。
我々の復路のフライトが「チャイナエアライン」でしたので、「台北駅」から「桃園空港」の第2ターミナル駅まで利用しました。
桃園空港MRT:台北駅へのアクセス
台北駅は台北の主要なターミナル駅です。
MRTの複数路線や、台湾新幹線、台湾鉄道など、多くの交通機関が利用しています。東京で言えば「東京駅」のようなもので、巨大なターミナル駅です。
その中で「桃園空港MRT」はできたばかりの新駅ということで、昔からある交通機関の「台北駅」からは、はかなり離れた場所にあります。「東京駅」における「京葉線」みたいな立ち位置ですね(笑)。
慣れない「台北駅」内でスーツケースを転がしながら迷ってしまうと、かなりの体力と時間を消耗してしまうと考えたため、今回は、「桃園空港MRT」の台北駅まで、タクシーで直接乗り入れることにしました。
タクシーの運転手さんに「桃園空港MRT 台北駅」と書いたメモを渡すと「OK、OK」という感じで、「桃園空港MRT」の台北駅の車寄せまで、直接連れて行ってくれました。
「桃園空港MRT」の台北駅の車寄せはこんな感じです。
タクシーを降りると、目の前が「桃園空港MRT 台北駅」の入り口です。とっても便利でした。
ポイントは、「桃園空港MRT 台北駅」というように「桃園空港MRT 」という単語を入れることです。これをいれないと、台湾新幹線や台湾鉄道の方の「台北駅」に連れて行かれてしまう可能性があります。注意しましょう。
桃園空港MRT:台北駅の雰囲気
「桃園空港MRT」の台北駅はこんな感じです。
2017年3月にできたばかりということでピカピカです。駅の構内には、航空会社のチェックインカウンターがありますので、「インタウンチェックイン」をすることもできます。
桃園空港MRT:インタウンチェックイン
インタウンチェックインをすると、スーツケースをこちらで預けて、身軽になって空港に向かったり、余った時間を観光に充てるといったことも可能になります。
こちら「桃園空港MRT」の台北駅でのインタウンチェックインに対応しているのは、以下の航空会社になります。また、サービス時間は「06:00~21:30」で、フライトの3時間前に手続き業務を終了させる必要があります。
<インタウンチェックインに対応している航空会社>
- チャイナエアライン
- マンダリン航空
- エバー航空
- ユニー航空
実は、我々は「チャイナエアライン」で、この時は3時間前だったので、「インタウンチェックイン」をしようと思えばででいました。
しかしながらなんとなく不安だったので(荷物がちゃんと空港に届くのか・・。まあ、届くと思いますが)、「インタウンチェックイン」はせず、スーツケースを持ったまま空港に向かうことにしました。
桃園空港MRT:切符購入
「桃園空港MRT」は、自動券売機で切符を購入することができます。
実際の券売機の画面はこんな感じです。日本語にも切り替えることができます。行きたい場所と枚数をタップして、お金を入れるだけです。とても簡単ですね。
料金は、前半でご紹介したとおり、ひとり160TWD(=約592円)です。切符はこちらのような、プラスチック製の電子トークンとなっています。繰り返し利用できてエコですね。
桃園空港MRT:改札
「桃園空港MRT」の改札はこんな感じです。とても近代的な雰囲気です。日本の地下鉄の改札と同じように、自動改札に切符(電子トークン)を入れて入場します。
桃園空港MRT:プラットホーム
「桃園空港MRT」には、前半でご紹介したように「快速」と「普通」があります。「桃園空港MRT」では、プラットホームごとに、「快速」と「普通」が別れているため注意が必要です。
「快速」は英語で「Express Train Platform」と書かれていますので、そちらに進みましょう。
「快速」の方のプラットフォームに降りると、電車が停車しているか、しばらく待つと電車がやってくると思いますので、そちらに乗車します。
「桃園空港MRT」では「台北駅」が始発ですので、方向を間違える心配はありませんので安心ですね。
桃園空港MRT:車内
「桃園空港MRT」車内はこんな感じです。駅と同様、まだまだピカピカです。車内は綺麗に清掃されていて、とても気持ち良いです。
車内は意外と空いていました。15分という短い運航間隔の割には、利用者がまだまだ少ないのかもしれません。
座席の後ろ、入り口近くには、スーツケース置き場もあります。空港線っぽい配慮が嬉しいですね。
車内では、「FREE Wi-Fi」も利用できます。
実際接続して利用してみましたが、スピードも良く、サクサクでした。
また、車内には、スマホなどの充電に利用できる、充電スタンドも用意されています。ワイヤレス充電器になっていて、用意されているコネクタをスマホなどに接続して、充電台に置くと充電が開始されます。ハイテクな仕様です。
マルチコネクタになっていて、「Lightning」、「μUSB」、「Type-C USB」の3つの規格に対応していました。とても親切ですね。至れり尽くせりです。
窓も大きくとられていますので、移動中、外の景色を楽しむことができます。台北の景色もこれが見納めかと思うと、感慨深いものがあります。
そんなこんなで、快適な電車の旅が終了し、「桃園空港」の第2ターミナル駅に到着しました。所要時間は39分ということで、約40分。あっという間でしたね。
台湾旅行でオススメの観光ツアー
台湾旅行では「九份」観光ツアーが一番人気です。個人ではちょっと行きにくい場所でもツアーならバスに乗っているだけで連れていってもらうことができます。
おすすめはこちらの「九份」を散策した後に「夜市」を堪能するツアーです。台湾の見どころを効率良く巡ることができます。
九份に向かうツアーにはいくつかバリエーションがあります。十分「天燈上げ体験」をするツアーも人気がありますね。
予算と内容を比較しながら好みのものをぜひ見つけてみてください。
台湾「九份」観光ツアーに参加してみた体験レポートはこちらにまとめています。ぜひ合わせてご参照ください。
台湾旅行2018のスケジュール
今回のゴールデンウィークの台湾旅行のスケジュールは以下になります。全体としては、4泊5日のスケジュールとなります。
今回の記事は、台湾旅行5日目の桃園空港への移動の様子になります。
<スケジュール概要>
- 1日目:羽田から台北(松山)に移動(JL97便)、ル・メリディアン台北宿泊
- 2日目:龍山寺観光、W台北宿泊
- 3日目:九份観光、ウェスティン台北宿泊
- 4日目:101観光、シェラトン・グランド台北宿泊
- 5日目:台北(桃園)から成田に移動(CI104便)<=今ココ
今回の台湾旅行は、陸マイラー活動で貯めたマイルとSPGアメックスのポイントを駆使して、ほぼほぼ無料で豪華な旅を実現しています。詳細はこちらの記事をご参照ください。
最近では2022年にもANAマイルとマリオットポイントを駆使してほぼ無料のハワイ旅行を実現しました。約182万円のプランを18万円ほどまで節約できています。ハワイ旅行の費用はこちらに公開しておりますのでぜひご参照ください。
まとめ
今回、初めて「桃園空港MRT」を利用させていただきましたが、感想としては「早くて安くて快適そのもの」でした。
これまで、「桃園空港」と聞くと、「遠くて時間がかかって嫌だな」と思っていたですが、「桃園空港MRT」を利用してみて、その常識が覆りました。
「桃園空港」に対するネガティブなイメージが、かなり軽減される結果となりましたので、今後は「桃園空港便」も抵抗感なく利用できそうです。
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それでは、また!
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