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ANAが2021年分「ボーナスプレミアムポイント」と「選べる特典」の付与を発表!ステータス獲得基準の緩和に!

ANAの飛行機のイメージ

ANAが2021年分の「ボーナスプレミアムポイント」を付与する発表を行いました。積算されるポイント数はステータス別になっており、ダイヤモンドの場合が最大で40,000PPとなっています。また、2020年に獲得したプレミアムポイント数によって「選べる特典」も用意されています。ここはJALとは違ったANA特有のもので面白い試みですね。以下で詳しくご紹介していきます。

MEMO

ANAでは20201年3月22日から6月30日まで、プレミアムポイント2倍キャンペーンも実施することになりました。これにより、新規ステータス獲得&既存ステータス維持がさらに容易になります。詳細はこちらの記事をご参照ください。

pipinobu

管理人の「ピピノブ」です。当記事を執筆しています。
記事の信頼性
2016年から陸マイラーブログをスタート。ポイントサイトを駆使して累計1,000万マイル以上を貯めました。「ポイ活の達人」として雑誌(日経トレンディ)への掲載、マイル関連書籍監修の経験あり。Marriottプラチナ、Hiltonダイヤ、ANA SFCなど各種ステータスを保有しています。

ANAが2021年分「ボーナスプレミアムポイント」の付与を発表

発表内容の概要

ANAが2021年分の「ボーナスプレミアムポイント」を付与する発表を行いました。

ANAの場合は2020年12月に、新ステータス基準となる「プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ2021」を発表していました。

 

今回の発表は、「プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ2021」に加えて、さらにステータス獲得に対するチャンスを広げる施策になります。

2021年もコロナ禍により航空機需要が落ち込む中での、ANAマイレージ会員に対する新たな救済策ということになりますね。

 

獲得できる「ボーナスプレミアムポイント」数は、2021年のステータス、つまり現在保有しているステータスに依存します。

具体的には以下のようになっています。最上位のダイヤモンドの場合で最大となる「40,000PP」、プラチナで「15,000PP」、ブロンズで「8,000PP」、それ以外のマイレージクラブ会員で「3,000PP」となっています。

<獲得できるボーナスプレミアムポイント数>

対象のお客様 ボーナスプレミアムポイント
2021年度「ダイヤモンドサービス」メンバー 40,000プレミアムポイント
2021年度「プラチナサービス」メンバー 15,000プレミアムポイント
2021年度「ブロンズサービス」メンバー 8,000プレミアムポイント
上記ステイタスを除く
ANAマイレージクラブ会員※
3,000プレミアムポイント

※2021年1月~12月にANAグループ運航便をマイル積算対象運賃にてご搭乗の場合、初回搭乗分に対して、積算いたします。

 

ダイヤモンド、プラチナ、ブロンズといったステータス会員の場合は何もしなくてもプレミアムポイントボーナスを獲得できます(エントリーや参加登録など不要!)

一方で、ステータス会員以外の場合は、マイル積算対象運賃(つまり有償)での搭乗が必要になりますので注意が必要となっています。

 

ライバルのJALも2021年分の「ボーナスFLY ON ポイント」付与の発表を行っていますが、JALの場合は、このボーナスFOPを獲得できるのはステータス会員のみとなっています。

 

非ステータス会員にボーナスPPを付与するのは、ANAならではの特徴と言えますね。

ただし、JALの場合はJALカード会員向けに「初回搭乗で5,000FOPボーナスキャンペーン」を実施していますので、ANAの非ステータス会員向けの3,000PP付与は、これへの対抗策かなとも思います。

初回搭乗 JAL FLY ONポイントボーナスキャンペーン

JALカード会員限定 初回搭乗 FLY ON ポイントボーナスキャンペーン

 

MEMO

ちなみにですが「SFC会員」の場合は、「それ以外のマイレージクラブ会員」に含まれるものと思います。ボーナスPPを獲得するためには、有償でのフライトが必要になりますね。

 

ステータス修行への影響

今回の「ボーナスプレミアムポイント」付与により、2021年のステータス修行は一定の「下駄」を履かせてもらえることになります。

 

従来基準の場合

この下駄により、既存ステータスを維持する場合に必要となる、残りのPP数は以下となります。軽減率としてはプラチナが一番高く「43%」、次いでダイヤモンドが「40%」ということになります。

<ボーナスPPによる軽減率(従来基準、ステータス維持)>

  獲得基準 ボーナスPP 残りのPP
軽減率
ブロンズ 30,000 8,000 22,000 27%
プラチナ 50,000 15,000 35,000 43%
ダイヤモンド 100,000 40,000 60,000 40%

 

続いて、こちらは1ステータスUpを狙う場合の残りのPP数です。軽減率としては10%から15%ほどということで、ステータスアップを狙うのは下駄があっても厳しめですね。

<ボーナスPPによる軽減率(従来基準、1ステータスUp)>

獲得基準 ボーナスPP 残りのPP
軽減率
ブロンズ 30,000 3,000 27,000 10%
ブロンズ プラチナ 50,000 8,000 42,000 16%
プラチナ ダイヤモンド 100,000 15,000 85,000 15%
ダイヤモンド 40,000

 

新基準の場合

また、2021年は、例年どおりのステータス獲得基準に加えて「プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ2021」による新基準も利用可能です。

新基準は条件1の獲得PP数に加えて、条件2と3を合わせて満たす必要があります。

<新基準>

  ブロンズ プラチナ ダイヤモンド① ダイヤモンド② ダイヤモンド+more
条件1:プレミアムポイント数(ANAグループ運航便利用分 15,000 30,000 50,000 80,000 150,000
条件2:対象サービスの利用数 4サービス以上 7サービス以上 7サービス以上 4サービス以上 7サービス以上
条件3:ANAカード・ANA Payの決済額 400万円 600万円 600万円 400万円 600万円

 

この新基準の「条件1」に照らし合わせた場合に、既存ステータスを維持する際に必要となる、残りのPP数は以下となります。

条件2と3を合わせてクリアする必要があるとはいえ、新基準の場合は軽減率がとりわけ高くなることがわかりますね。

<ボーナスPPによる軽減率(新基準、ステータス維持)>

  新基準 ボーナスPP
残りPP
軽減率
ブロンズ 15,000 8,000 7,000 53%
プラチナ 30,000 15,000 15,000 50%
ダイヤモンド① 50,000 40,000 10,000 80%
ダイヤモンド② 80,000 40,000 40,000 50%
ダイヤモンド+more 150,000 40,000 111,000 27%

 

続いて、こちらは1ステータスUpを狙う場合の残りのPP数です。従来基準に比べれば幾分か楽になりますが、それでも軽減率は20%から30%前後と低めになります。

<ボーナスPPによる軽減率(新基準、1ステータスUp)>

新基準 ボーナスPP
残りPP
軽減率
ブロンズ 15,000 3,000 12,000 20%
ブロンズ プラチナ 30,000 8,000 22,000 27%
プラチナ ダイヤモンド① 50,000 15,000 35,000 30%
プラチナ ダイヤモンド② 80,000 15,000 65,000 19%
ダイヤモンド ダイヤモンド+more 150,000 40,000 110,000 27%

 

キャンペーン規約

今回のキャンペーン規約は以下にります。注意点は「赤字」にしておりますので合わせてご確認ください。

<対象者>

  • 1:2021年度「ダイヤモンドサービス」「プラチナサービス」「ブロンズサービス」メンバーのお客様
  • 2:2021年1月~12月にANAグループ運航便にご搭乗された、ANAマイレージクラブ会員のお客様(上記1を除く)
  • ※2021年1月以降のご搭乗で、2022年度プレミアムメンバー事前サービスご提供のお客様は対象外です。
  • お客様ご自身で申請していただく必要はございません。

<積算時期>

  • 2021年2月末日時点で確定した2021年度「ダイヤモンドサービス」「プラチナサービス」「ブロンズサービス」メンバーのステイタスに基づき、2021年3月下旬頃までにプレミアムポイントを積算いたします。
  • 上記1を除く、2021年1月~12月にANAグループ運航便にご搭乗されたANAマイレージクラブ会員のお客様は、2021年初めてANAグループ運航便にご搭乗された月の翌月末にプレミアムポイントを積算いたします。

 

ANAのフライトのイメージ

 

2020年に獲得したプレミアムポイント数に応じて「選べる特典」ももらえる

特典内容の概要

今回ANAから発表になったのは「ボーナスプレミアムポイント」だけではありません。

2020年1月から12月の搭乗分で獲得したプレミアムポイント数に「選べる特典」も合わせてもらうことができます。

特典内容としては「マイル」「ANA SKYコイン」「2021年度アップグレードポイント」から選択することができます。

また、それぞれの数量としては、2020年に獲得したプレミアムポイント数に応じて変化するという仕組みになっています。具体的には以下のようになります。

<選べる特典>

2020年獲得プレミアムポイント マイル ANA SKY コイン アップグレードポイント
100,000以上(うちANAグループ運航便ご利用分50,000以上) 5,000 7,500 10
50,000~99,999(うちANAグループ運航便ご利用分25,000以上) 3,000 4,500 5
30,000~49,999(うちANAグループ運航便ご利用分15,000以上) 1,000 1,500 2

 

100,000PP以上獲得している場合でも、もらえるのはマイルの場合で「5,000マイル」と決して大きなものではありませんが、なかなか嬉しい特典ですね。

 

オススメの特典

「アップグレードポイント」からは、「ANA SKYコイン」に交換することができます。交換レートは「1ポイント=1,000コイン」となっています。

アップグレードポイントをANA SKYコインに交換

 

この交換ルートは基本的にはキャンペーンという扱いです。直近のキャンペーン期間は「2020年4月10日(金)10:00~2021年3月31日(水)23:59まで」となっています。

参考 アップグレードポイントをANA SKYコインに交換ANA

 

4月以降使えなくなる可能性はなくはないですが毎年更新されているため、今年も更新される可能性が高いのではないかと思います。

そのため、ANA SKYコインを直接もらうよりも、まずはアップグレードポイントをもらった方がお得と思います。

また、アップグレードポイントは、座席のアップグレードなどにも使えるため、有償で飛行機に乗る機会が多い方であればお得に利用できる可能性が高くなります。

 

一方で、有償で飛行機に乗る機会が少ない方は「マイル」に交換するのがオススメです。マイルは有効期限が3年と、この選択肢の中では一番長いですし、いざとなればANA SKY コインにも交換するこができます(交換レートは1倍から1.7倍)。

 

コロナ禍で直近では難しいかもしれませんが、貯めたマイルを国際線の特典航空券に利用できれば、価値もぐんとアップします。

 

<オススメの特典>

  • 有償で飛行機に乗る機会が多い方:アップグレードポイント
  • 有償で飛行機に乗る機会が少ない:マイル

 

キャンペーン規約

今回のキャンペーン規約は以下にります。注意点は「赤字」にしておりますので合わせてご確認ください。

<対象者>

  • 2020年1月~12月ご搭乗分のプレミアムポイントで2021年度プレミアムステイタスを獲得されたお客様。
  • 選択可能期間中(3月以降)に特典の選択を行ったお客様。
  • 2020年度ステイタス延長により2021年度ステイタス獲得をされたお客様でも、2020年1月~12月ご搭乗分のプレミアムポイントで達成されたステイタスに応じ、特典をお選びいただけます。

<積算時期>

  • 特典を選択した期間によって、積算時期が異なります。
    • 2021年3月31日(水)までに選択した場合:2021年4月下旬頃に積算
    • 2021年4月30日(金)までに選択した場合:2021年5月下旬頃に積算
    • 2021年5月31日(月)までに選択した場合:2021年6月下旬頃に積算2021年6月30日(水)までに選択した場合:2021年7月下旬頃に積算

 

特典の選択については、3月中旬以降に以下の公式サイトから行える見込みです。

参考 2021年ボーナスプレミアムポイントと選べる特典の進呈ANA

 

まとめ

今回は、ANAから発表になった2021年分の「ボーナスプレミアムポイント」と「選べる特典」についてご紹介しました。

ANAの場合は2020年12月に「プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ2021」を発表していましたので、ステータス関連の救済策として打ち止めかと思っていました。

しかしながら、2021年もコロナ禍により航空機需要の落ち込みが想定以上に大きいのか、今回新たな救済策を打ち出してきました。

「ボーナスプレミアムポイント」の内容としては先行していたJALと同レベルであり、既存ステータスを維持する観点では、3割から4割ほどの負担を軽減するものとなります。

これにより、一定の「下駄」を履かせてもらえることになり、既存ステータスを維持するのはもちろんのこと、上のステータスを目指すのが楽になりますね。

3月には緊急事態宣言も解除され、年後半にはワクチンの接種も本格化しているでしょうから、ある程度自由に飛行機に乗れることを期待していきたいところです。

 

それでは、また!

 

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