【2024年4月最新】ポイントサイトの入会特典ランキング!ここからの登録で最大1万円以上お得!

ANAマイルに「用途・期間限定マイル」が導入!新たなる改悪の一手?2022年4月11日から

ANAマイルに「用途・期間限定マイル」が導入!新たなる改悪の一手?2022年4月11日から

ANAマイルに「用途・期間限定マイル」が導入されることが発表されました。2022年4月11日以降、キャンペーンなどを対象に利用が開始される予定です。当面は大きな影響はなさそうですが、場合によっては新たなる改悪に繋がるかもしれません。以下で詳しく確認していきたいと思います。

pipinobu

管理人の「ピピノブ」です。当記事を執筆しています。
記事の信頼性
2016年から陸マイラーブログをスタート。ポイントサイトを駆使して累計1,000万マイル以上を貯めました。「ポイ活の達人」として雑誌(日経トレンディ)への掲載、マイル関連書籍監修の経験あり。Marriottプラチナ、Hiltonダイヤ、ANA SFCなど各種ステータスを保有しています。

ANAマイルに「用途・期間限定マイル」が導入!2022年4月11日以降から

用途・期間限定マイルがANAマイルに導入

2022年4月11日(月)以降、キャンペーンなどにおける積算を対象に「用途・期間限定マイル」が導入されることが発表されました。

具体的には以下のようになります。

キャンペーンなどで積算されるマイルに用途や有効期限が限定される形になります。

dポイントやPontaポイントなどにも同じように用途や期間を限定したポイントがありますが、それと似たようなイメージですね。

<積算事由とマイル口座グループ、有効期限の関係>

積算事由 積算されるマイル口座グループ 有効期限
フライトやライフソリューションサービスで積算されるマイル グループ1:通常マイル 36カ月後の月末まで
キャンペーンなどで積算されるマイル 以下いずれかのグループに積算
グループ2:期間限定マイル
グループ3:用途・期間限定マイル
グループ4:航空関連サービス・期間限定マイル
キャンペーンにより有効期限が異なります

 

ANAからの発表レターはこちらになります。

ANA「用途・期間限定マイル開始のお知らせ」

 

フライトやライフソリューションサービスで積算されるマイルは従来どおり

フライトやライフソリューションサービスで積算されるマイルは従来どおりの扱いとなります。

用途の制限はなく、有効期限も36ヶ月後の月末まで有効です。

ここは一旦安心といったところでしょうか。

一方で、キャンペーンなどで積算されるマイルは「グループ2」から「グループ3」「グループ4」のいずれかに紐づけられ、用途と期間が限定される形になります。

有効期限が短くなるだけでなく、利用できない特典があるというのが気になりますね。

 

ライフソリューションサービスというのはあまり耳慣れない単語ですが、飛行機以外でANAが展開している関連サービスのことです。

「ANAのふるさと納税」や「ANAの保険」「ANA空港内店舗(ANA FESTA)」「ANAマイレージモール」などがこれに該当します。

 

ライフソリューションサービスは「ANAステイタス獲得チャレンジ」でも達成条件の一部として利用されていますね。

 

ANAマイル積算は4つのグループに細分化!用途や有効期限の違いは?

キャンペーンでのマイル積算はグループ2からグループ4に分類

2022年4月11日(月)以降は、キャンペーンなどにおけるマイル積算は、グループ2からグループ4に振り分けられるということになります。

グループ2は期間が限定されるだけですが、グループ3になると用途も一部制限され、グループ4になると航空間サービスのみに利用が限定される形になります。

グループ2から4と進むにつれて、制限・制約が強くなる感じですね。

<キャンペーンでのマイル積算グループ>

  • グループ2:期間限定マイル
  • グループ3:用途・期間限定マイル
  • グループ4:航空関連サービス・期間限定マイル

 

ちなみに、複数グループのマイルを保有している場合は、有効期限が最も短いもの、不利な利用条件であるグループ4のマイルから消費されていくようです。

 

特典航空券やアップグレード特典、ANA SKY コインはどのグループでも利用可能

マイルの利用用途は多岐に渡るため、ここでは主要な用途を抜粋して各グループでの利用可否を表でまとめたいと思います。具体的には以下のようになります。

<主要なマイル用途と各グループの関係>

  グループ1(通常マイル) グループ2(期間限定マイル) グループ3(用途・期間限定マイル) グループ4(航空関連サービス・期間限定マイル)
ANA国内線特典航空券
ANA国際線特典航空券
提携航空会社特典航空券
ANA国際線アップグレード特典
スター アライアンスアップグレード特典
ANA SKY コイン
ピーチポイント交換
ANAショッピング A-style
ANAトラベラーズホテル
ANAグローバルホテル
ご宿泊クーポン
ANAご利用券
提携ポイントへの交換

 

この表を見てみると、マイルの最も重要な利用用途(上記青字)である国内線および国際線の「特典航空券」「アップグレード特典」については、どのグループでも利用できるというのがわかりますね。

もちろん、グループ2以降は有効期限が短く設定されることになるとは思いますが、マイルとしての最低限の存在意味は確保されそうです。

また、「ANA SKY コイン」もどのグループでも利用可能となっています。そのため、マイルの有効期限切れの前にスカイコインに一旦逃すというお決まりの技も使えそうです。

もちろん「ANA SKY コイン」の有効期限は1年間ですので、交換後の有効期限には注意を払う必要があります。

 

提携ポイントへの交換など他社に関わる部分はグループ2以降では利用不可

逆に、グループによる影響を大きく受けるのが上記赤字の部分です。特典航空券やスカイコンに比べれば利用頻度と重要性は格段に低いと思われますが、意識はしておいた方が良さそうです。

特に「提携ポイントへの交換」については、マイルの有効期限切れ対策やマイルの現金化などに利用できますが、グループ3とグループ4については、これが利用できないということになりますね。

 

こうやって見ていくと、今回の「用途・期間限定マイル」の導入は、ANA以外のホテル利用やポイント交換によって、他社にキャッシュアウトするのを回避する意図があるのではないかと想像できます。

ANAはコロナ禍で痛んだ経営を立て直すため、一部路線をピーチ便に置き換えたり、特典航空券でPFC(旅客施設使用料)の徴収を開始したりなど、コスト効率化を進めています。

 

今回の「用途・期間限定マイル」の導入もその一環なのでしょうね。

 

ダイヤモンドサービスメンバーおよびミリオンマイラーは有効期限の影響を受けない

ダイヤモンドサービスメンバーおよびミリオンマイラーについては、キャンペーンで付与されたグループ2以降のマイルでも、有効期限の影響を受けないようです。

ここは最上級会員としての特典が生きてきますね。

<ダイヤモンドサービスメンバーおよびミリオンマイラーの有効期限>

  • 「ダイヤモンドサービス」メンバーのお客様のマイル有効期限
    • 「ダイヤモンドサービス」メンバー期間中は、お持ちの未使用マイルの有効期限が延長され、マイルが失効しません。「ダイヤモンドサービス」メンバーでなくなった場合は、すべての未使用マイルの有効期限がその時点から36カ月後の月末までになります。
  • ミリオンマイラーのお客様(ANAライフタイムマイル100万マイル以上)のマイル有効期限
    • お持ちの未使用マイルの有効期限が延長され、生涯にわたってマイルが失効することはありません。

 

他社ポイントからANAマイル交換のグループ分類が改悪に繋がるかの鍵!

他社ポイントからANAマイルへの交換はどのグループに分類される?

陸マイラーとして気になるのは、「TOKYUルート」や「JQみずほルート」といった他社ポイントからANAマイルへの交換がどのグループに分類されるのかというところです。

 

TOKYUルートであれば「TOKYUポイント」、JQみずほルートであれば「永久不滅ポイント」からANAマイルへの交換部分ですね。

個人的には、これら他社から入ってくる部分については今のところは影響はない(つまりはグループ1に分類される)と予想します。

理由としては、変更があるのならば、交換元である「TOKYUポイント」や「永久不滅ポイント」側から何らかのアナウンスがあるはずですが、今のところ行われていません。

また、マイル以外のポイント(例:dポイントやPontaポイントなど)も、他社からの交換ポイントは通常ポイントが付与されています。

ANAマイルについても、この基本は踏襲されるのではないかと思います。

 

加えて、ANAマイルへの交換を行なっているのは、アメックスや三井住友カードといったカード会社から、ポイントサイトまで多岐にわたります。

この広範囲にわたる影響を考えると手をつけられないというのが正直なところではないかと思います(長期的には何かあるかもしれませんが・・)。

いずれにしても、今後の動向に要注目ですね。

 

今後のANAカード入会キャンペーンやマイル増量キャンペーンに注目

一方で、ANAカードが入会キャンペーンで付与しているようなボーナスマイルについては、積極的に「グループ3」や「グループ4」といった、用途と期間を限定したマイルを配ってくるのではないかと思います。

そうすれば、実質的にはコスト削減しつつ見かけ上はキャンペーン特典を手厚くしたように見えますからね。

また、他社ポイントからのベース分はこれまでどおりに「グループ1」にするが、キャンペーンによる増量分は「グループ3」や「グループ4」にするというような動きが今後出てくるのではないかと思います。

毎年行われているdポイントの増量キャンペーンと同じようなイメージです(ベースの交換分は通常ポイント、増量分は用途・期間限定ポイント)。

 

例えば、nanacoポイントからANAマイル・ANAスカイコインへの交換キャンペーンが毎年実施されていますが、こういったキャンペーンが来年以降どのようになるのか注目ですね。

 

まとめ

今回は、ANAマイルに「用途・期間限定マイル」が導入されるという発表をご紹介しました。2022年4月11日以降、キャンペーンなどを対象に利用が開始される予定です。

どのグループのマイルが付与されたとしても「特典航空券」「アップグレード特典」「ANA SKY コイン」といった特に重要な利用用途は確保されています。

そのため、他社ポイントからANAマイルへの交換もこれまでどおりグループ1に分類されるのならば、大きな影響はなさそうだというのが正直な感想です。

ただ、将来どのような影響が発生するかはわかりませんので、今後発表されるキャンペーンなどに注目していきたいと思います。

MEMO

大量ANAマイルの貯め方はこちらの記事をご参照ください。

 

それでは、また!

 

ANAおよびANAマイル関連記事