「ザ・キャピトルホテル東急」は、東急ホテルズのフラッグシップとなるラジュグアリーホテルです。「フォーブス・トラベルガイド」でも5つ星を獲得しており内外から高い評価を得ています。クラブフロアの評判が良く一度は泊まってみたいと考えていましたが、今回「GoToトラベルキャンペーン」を利用して宿泊することができました。宿泊記の第1弾となる当記事では、ホテルの外観からロビー、客室まで詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
ザ・キャピトルホテル東急とは
東急ホテルズ系列のフラッグシップとなる5つ星のラグジュグアリーホテル
「ザ・キャピトルホテル東急」は、「東急ホテルズ」系列のフラッグシップとなるラジュグアリーホテルです。
1963年に開業した「東京ヒルトンホテル」がルーツで、それを受け継いだのが前身となる「キャピトル東急ホテル」でした。
その後、43年の歴史を持つ「キャピトル東急ホテル」の営業を2006年に終了し、2010年10月22日に「ザ・キャピトルホテル東急」としてリニューアルオープンしました。
世界的に権威ある「フォーブス・トラベルガイド」が発表した2021年の格付けにおいて「ホテル部門」で最高評価となる5つ星を獲得しており、内外からの評価の高いホテルとなっています。
東急ホテルズやプリファードホテルズ&リゾーツのエリート特典を利用可能
「ザ・キャピトルホテル東急」は、会員プログラムとして東急ホテルズ「コンフォートメンバーズ」に参加しています。
そのため、こちらのホテルへの宿泊でポイントを貯めたり、エリート特典を利用することができます。
また、国際的なホテルグループとしては「プリファードホテルズ&リゾーツ」に加盟しています。その会員プログラムである「アイプリファー」のエリート特典も利用することができます。
ザ・キャピトルホテル東急:基本情報
東京都千代田区の永田町「日枝神社」の至近に位置
「ザ・キャピトルホテル東急」は、東京都千代田区の永田町に位置しています。国会議事堂や議員会館など政府機関からもほど近く、政治家の利用が多いことでも有名です。また、日枝神社も至近です。
隈研吾氏のデザインによる和の本質を追求した高層複合ビルに入居しており、最新かつ快適な設備を誇っています。フロア構成のようになっており、眺望の良い高層階を中心に客室が配置されています。
<フロア構成>
- 27階から29階:クラブフロア
- 18階から26階:客室
- 14階と15階:フィットネスクラブ、スパ&バーバー
- 5階:客室
- 4階:キャピトルバー
- 3階:エントランス、ロビー、フロント、ビジネスセンター、レストランなど
- 2階:宴会場、レストランなど
- 1階:宴会場
- 地下2階:エントランス、地下鉄連絡口、など
- 地下3階:駐車場
最寄駅は「国会議事堂前駅」および「溜池山王駅」で地下通路で直結
「ザ・キャピトルホテル東急」の最寄駅は「国会議事堂前駅」および「溜池山王駅」になります。
千代田線および南北線の「6番出口」からは地下で直結しているため、雨でも濡れることなくアクセスすることができます。
<最寄駅>
- 東京メトロ千代田線「国会議事堂前駅」、6番出口から地下直結
- 東京メトロ丸ノ内線「国会議事堂前駅」、千代田線ホーム経由で6番出口から地下直結
- 東京メトロ南北線「溜池山王駅」、6番出口から地下直結
- 東京メトロ銀座線「溜池山王駅」、南北線ホーム経由で6番出口から地下直結
「ザ・キャピトルホテル東急」の周辺地図は以下になります。国会議事堂や日枝神社からの距離の近さがわかりますね。赤坂や虎ノ門、霞ヶ関からも一駅の好立地です。
「ザ・キャピトルホテル東急」の公式サイトはこちらになります。
参考 Topページザ・キャピトルホテル東急
ザ・キャピトルホテル東急 ブログ宿泊記の構成
「ザ・キャピトルホテル東急」のブログ宿泊記は全体で6部構成になっています。
たくさんの写真を用いてどこよりも詳しくご紹介できるように工夫しています。ぜひ順番にご参照ください。
<ブログ宿泊記の構成>
- 客室のレポート<=当記事
- クラブラウンジのレポート
- 朝食のレポート
- プールとサウナ、ジムのレポート
- 名物料理(パーコー麺とパンケーキ)のレポート
- アフタヌーンティーのレポート
ザ・キャピトルホテル東急 ブログ宿泊記:クラブフロアの客室をレポート
さて、前置きが長くなりましたが、ここからは「ザ・キャピトルホテル東急」に実際に宿泊した様子を詳しくご紹介していきたいと思います。
利用したのは2020年10月上旬の土日となります。
外観
「ザ・キャピトルホテル東急」の外観はこんな感じです。近代的でモダンなデザインの高層ビルの中に入居しています。こちらの写真は隣接する「日枝神社」から撮影したものです。
「ザ・キャピトルホテル東急」の正面玄関はこちらのようになっています。車寄せが併設されており、自家用車やタクシーでアクセスする場合は、こちらの入り口を利用することになります。
ビル自体が小高い丘の上に位置しているため、正面玄関はホテルの3階となっています。
「ザ・キャピトルホテル東急」は、東京メトロの「国会議事堂前駅」および「溜池山王駅」から直結しています。こちらは、地下鉄からアクセスする場合のエントランスになります。
ビルの建物的には地下2階という位置付けになります。
それでは、こちらの入り口からホテルの中に入っていきましょう。
ロビー
「ザ・キャピトルホテル東急」のロビーはこんな感じになっています。隈研吾氏による白木の庇と、エントランスまで回り込む池のデザインが特徴的です。
天井が高く一面がガラスで覆われているため、日中は日の光を浴びた明るく開放感がありますが、夜はライトアップによりムーディーな雰囲気に様変わりする、表情豊な空間となっています。
中央に飾られたいけばなは「草月流」のもので、毎月作品が変わることで、季節の移ろいを感じられるようになっています。また、週末には琴の演奏もされており、上品な「和」のおもてなしを感じることができます。
チェックイン
ロビーフロアの奥にはセレプションが用意されています。通常はこちらでチェックインを行うことができます。
ただ、今回私は「クラブフロア」の客室を予約していたため、レセプションに立ち寄ることはなく、そのまま27階に位置するクラブラウンジの方に移動しましました。
クラブフロアでは、ウェルカムドリンクとして「ボランジェ(BOLLINGER)」のシャンパンと色鮮やかなウェルカムスイートが振る舞われました。
クラブラウンジは別記事で詳しくご紹介しようと思いますが、国会議事堂や総理大臣官邸を見渡す眺望は素晴らしく、シャンパンをいただきながら、座ってチェックインができるというのは優雅で楽しい時間でした。
ちなみに、ロビーのスタッフからクラブフロアのスタッフにはインカムで名前が伝わっており、スムーズにチェックインすることができました。素晴らしい連携プレーに感動です。
アップグレード結果
今回、こちらの「ザ・キャピトルホテル東急」の宿泊には、予約サイトである「一休」のプライベートセールを利用しました。予約したのはクラブフロアでは一番スタンダートとなる「クラブデラックスキング」となります。
こちらのホテルでは何のステータスも持っていないため、当然ながらアップグレードはなく、予約通りのアサインとなりました。
ただ、一休の「ダイヤモンド会員」となっていた関係で、以下の特典を受けることができました(この特典の中に客室のアップグレードもありますが、今回宿泊したクラブフロアは対象外)。
<ザ・キャピトルホテル東急における一休のダイヤモンド会員特典>
- お部屋の無料アップグレード (チェックイン時の空き状況により※クラブフロア、スイートルームは対象外)
- レイトチェックアウト13時まで(チェックイン時の空き状況により)
- ウェルカムギフトとしてチョコレートアソート (1滞在につき1箱)
- 無料ランドリーサービス (1滞在につきワイシャツ1枚まで)
- 駐車場料金50%割引 (1部屋につき1台・通常4,000円)
一休の「ダイヤモンド」ステータス自体は、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」の特典として獲得しました。詳細はこちらの記事をご参照ください。
客室
さて、ここからは客室の様子をご紹介したいと思います。アサインされたのは、クラブラウンジから1階上となる「28階」の客室でした。
客室への導線となるエレベーターホールおよび内廊下も落ち着いた上品な雰囲気です。
全体像と雰囲気
客室の扉を開けるとこんな感じです。正面には文字を象ったオブジェが飾られており「和」のイメージを感じさせます。
こちらの客室は左右どちらからも寝室にアクセスできる回遊型になっており、左手側からはクローゼット、右手側からはバスルームにそれぞれつながっています。
客室の広さは「44.9平米」となっています。
まずは、左手側から回っていきましょう。こちはクローゼットとミニバー、洗面台が配置されています。クローゼットはオープンハンガータイプでシンプルな作りです。
正面にはスーツケース置き場もありますね。
さらに進んでいくと、左手にミニバー、右手に洗面台、奥に寝室という配置になっています。
寝室はこんな感じで、リビングと併設となっています。白とベージュを基調としたシンプルな内装に、照明の温かい黄色が包み込む、上質な空間になっています。
ベッドの背面の「和柄」やブラインドの「格子柄」、ベッドやベッドサイドの「白木」が、和な雰囲気を高めていますね。
ベッドの正面には液晶TVとテーブルが配置されています。TVは50インチほどの大型なタイプで壁に収納されているためスマートです。
また、テーブルもシンプルですが機能的で、ビジネス用途にも利用できそうです。
また、窓際にはソファーとテーブルのセットが用意されています。一輪挿しも飾られており良い雰囲気です。
窓側から入り口側を見てみるとこんな感じです。左手側からバスルームに直接アクセスできるようになっています。
中央のは「襖」が用意されており、これを左右に引くことで、寝室と他のエリアをセパレートすることができるようになっています。
洗練された和モダンな空間ですね。
眺望
今回アサインされた客室は「西」向きとなっていました。
西向きの場合、六本木、赤坂、新宿側を望む形となっており、東京都心のパノラマを楽しめるのが特徴となっています。
正面には視界を遮るような大きな建物がないため、抜けた眺望を楽しむことができます。
眼下には「日枝神社」の姿をとらえることができます。本当に、すぐ近くに隣接しているのがよくわかりますね。
夜景もなかなか綺麗です。
ウェルカムギフト
テーブルに上にはウェルカムギフトが用意されていました。
この日用意されていたのは人形をかたどった和菓子でした。「和」を感じられるもので、外国からの旅行者にも喜ばれそうですね。
また、一休のダイヤモンド特典である「チョコレートアソート 」も用意されていました。
中を開けるとこんな感じで、スクエア型のチョコレートが8枚入ってしました。説明書きを読むと、こちらは「ルクセンブルク大公国」を代表する老舗ショコラティエである「ナミュール」のものだそうです。
意外といっては何ですが、とても良いものをいただけてビックリです。一休のダイヤモンド特典も侮れませんね。
洗面台
続いては洗面台を確認したいと思います。洗面台はこんな感じで、モダンなデザインのシングルボウルです。
アメニティーとしては、石鹸と乳液が用意されており、ブランドはともに「THEMAE(テマエ)」となっていました。
私はよく知りませんでしたが、「THEMAE(テマエ)」はフランスのスパブランドで、「茶」に着目した製品作りをしているそうです。匂い自体は「茶」ではありませんでしたが、やさしくて良い香りでした。
その他にも、歯ブラシやヘアブラシ、コーム、コットンなどが、箱入りで用意されていました。また、ボディータオルや、バスソルトの用意もありました。
ちなみに、ドライヤーは安心・安全のパナソニック製でした。悪くはありませんが他がこだわり満載のため、ここだけ手を抜いた感がありますね。
もうちょっと高級感が欲しいところです。
バスルーム
続いては、気になるバスルームを確認したいと思います。バスルームはこんな感じで、襖を開けると寝室から直結となり、開放感抜群となります。
ある意味、ビューバスというようにも言えますね。
バスタブはこんな感じで、フルサイズでかなりの大型です。成人男性が横たわっても足を伸ばして十分に寛ぐことができます。
シャワーブースはガラス張りの個室タイプで、バスタブからは分離されています。用意されているのは、ハンドシャワーとレインシャワーの2タイプですね。
こちらもアメニティーは「THEMAE(テマエ)」となります。シャンプーとコンディショナー、ボディーソープの3種類ですね。
ちなみに、バスルームには音量調節のボタンがあり、TVなどのオーディオの音をバスルームで聴けるうようになっていました。
Bluetooth接続には対応していないようですが、リラックスタイムに良いですね。
トイレ
トイレは、バスルームとは別の個室タイプとして用意されています。
中はこんな感じで、ウォシュレット付きの機能的なタイプです。小ぢんまりとはしていますが、手洗い場があるのも良いですね。
ミニバー
続いてはミニバーです。カウンターの上には、無料のお水(2本)とコーヒーマシン(ネスプレッソ)が用意されていました。
上段のキャビネットの中には、グラスと茶器が収納されています。グラスはサイズ別に4種類用意されています。さすがの充実度です。
下段のキャビネットの中には、冷蔵庫が収納されています。
冷蔵庫の中はこんな感じで、無料のお水(2本)とジュース(オレンジとアップル)が用意されていました。ちょっと寂しいですね。
実は、私が宿泊した時点ではコロナ禍の影響で、アルコールやスナックなどのミニバーは撤去となっており、リクエストにより客室に提供するというシステムになっていました。
変わりに、こちらのジュース(オレンジとアップル)は無料でいただけるということでした。なんかちょっと得した気分です。
キャビネットの引き出しの中には、ネスプレッソのカプセルやカップ、紅茶のティーバックなどが用意されていました。紅茶は「ザ・キャピトルホテル東急」のオリジナルブレンドのものでした。
その他、ポットやアイスペールなども用意されていました。
クローゼット
続いてはクローゼットです。クローゼットはこんな感じのオープンハンガー型です。とってもシンプルですね。アイロンやアイロン台なども用意されています。
隣のチェストの中には、バスローブが用意されていました。「The CAPITOL HOTEL TOKYO」と書かれた刺繍のロゴマークが良いですね。
ふわふわでかなり重厚感のあるボリュームタイプです。重さはありますが、着心地はとても良いですね。
パジャマとスリッパもあらかじめ用意されれいました。パジャマはワンピースタイプですが、やわかい生地で着心地抜群でした。
スリッパはこんな感じで、ロゴ入りのふかふかタイプ。高級感があって良いですね。
その他設備
最後に、その他細かい設備をご紹介したいと思います。
こちらは、TVの脇に用意されていたモバイルスピーカー。さすがのBOSE製でBluetooth接続可能なタイプです。音質は文句なしです。
こちらは、ベッド脇のサイドテーブル。カーテンとシェードのリモコンが用意されており、電動で開閉できるようになっていました。とっても便利です。
最初、金庫をなかなか見つけられなかったですが、ベッド脇のサイドテーブルの引き出しの中に収納されていました。かなりトリッキーなのでご注意を。
ターンダウン
こちら「ザ・キャピトルホテル東急」ではターンダウンのサービスも提供されています。リネン類の交換や照明の調整の他、無料のお水の追加やパジャマの準備などがなされていました。
また、合わせてチョコレートも用意されていました。こちらはフランスの「VARHONA(ヴァローナ)」のものですね。とても美味しくいただきました。ありがとうございます。
ザ・キャピトルホテル東急:予約した客室とコスト
ザ・キャピトルホテル東急の宿泊は「一休」経由がお得
今回、こちらの「ザ・キャピトルホテル東急」の宿泊には、予約サイトである「一休」のプライベートセールを利用しました。
グレードは「クラブデラックスキング」で、価格は2名1室「58,000円」でしたが、そこからポイントの即時割引と「GoToトラベルキャンペーン」の割引により、「31,030円」で利用することができました。
クラブフロアの客室を思ったよりリーズナブルに利用することができ、感謝感謝です。
<宿泊コスト>
- 宿泊料:58,000円
- ポイント即時割引:-8,700円
- GoToTravel割引:-18,270円
- 差し引き:31,030円
- 地域共通クーポン:+9,000円
ホテルの宿泊料金は複数の予約サイトを比較するのが節約するコツになります。最新価格はそれぞれ以下からご確認ください。
ザ・キャピトルホテル東急の宿泊記はYouTubeでも公開中!
「ザ・キャピトルホテル東急」の宿泊記は動画にまとめてYouTubeにも公開しております。ホテル全体の空気感は動画の方が伝わりやすいと思いますので、こちらもぜひ合わせてご参照ください。
まとめ
今回は、「ザ・キャピトルホテル東急」の宿泊記として、ホテルの外観からロビー、客室まで詳しくご紹介していきました。
ロビーや客室のデザインは「和モダン」で洗練されており、シンプルで機能的な中にも和のテイストが随所に組み込まれていました。
また、サービスも「さすが日系の老舗ホテル」と思わせる細やかさで、安心感あふれるものでした。
結果として、ハードからソフトまで一貫して「和」のおもてなしであふれており、心身ともにリラックスできる満足度の高い宿泊となりました。
素晴らしいサービスで日系の老舗ホテルの底力を感じることができました。
次の記事では、クラブフロアの醍醐味とも言える「クラブラウンジ」の様子をご紹介したいと思います。フードもドリンクも質が高く、おもてなしの心が伝わる素晴らしいクラブラウンジでした。
==>次の記事
それでは、また!
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