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【主要ポイント別】マイル交換ルートとレートを徹底解説!

【主要ポイント別】マイル交換ルートとレートを徹底解説!

「〇〇ポイントを持ってるんだけどマイルに交換できますか?」という質問をよくいただきます。ポイントの種類は多く複雑なためわからないまま無駄にしている方も多いのではないでしょうか。そこで当記事では主要ポイント別にマイルへの交換ルートとレートをまとめてみました。ポイントを無駄にしたくない方、マイルに交換して有効活用したい方はぜひご確認ください。

主要ポイント別 マイル交換ルートとレート

共通ポイントとクレカポイント、ホテルポイントの3カテゴリーで解説

当記事では主要ポイントを「共通ポイント」「クレカポイント」「ホテルポイント」の3つのカテゴリー分けてご紹介していきます。

具体的には以下になります。

<共通ポイント>

  • Vポイント
  • 楽天ポイント
  • Pontaポイント
  • dポイント

<クレカポイント>

  • 永久不滅ポイント
  • J-POINT(旧OkiDokiポイント)
  • エポスポイント
  • AMEXポイント

<ホテルポイント>

  • Marriottポイント
  • Hiltonポイント

 

ちなみに、現金化やウエル活、マイルなど出口目線での「ポイント交換ルート」の全体像はこちらの記事でまとめいています。合わせてご参照いただくと理解が深まります。

 

共通ポイント

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Vポイント

VポイントからANAマイルへの交換ルートは複数存在します。

まず、VポイントはANAマイルに直接交換することができます。この場合の交換レートは50%です。そして、三井住友ANAカードを保有していると、この直接交換の交換レートが60%にアップします。

そして、直接交換ではなく、JRキューポと永久不滅ポイントを経由するルートを活用することで交換レートを70%にさらに高めることができます。

これは「JQみずほルート」として陸マイラーの間ではよく知られている定番ルートです。各種ポイントからANAマイルへの交換レートとしては最高の数字(交換レート)となります。

 

一方で、このJQみずほルートの実現には「JQ CARDセゾン」と「みずほマイレージクラブカード/ANA」という2枚のクレジットカード保有が必要になるため注意が必要です。

VポイントからANAマイルへの交換ルートとレートを図にまとめると以下になります。

<Vポイントからマイルへの交換ルートとレート(ANA)>

Vポイントからマイルへの交換ルートとレート(ANA)

 

VポイントからはJALマイルに直接交換することはできません。

JALマイルに交換したい場合は、JRキューポとGポイント、Pontaポイントを経由して交換する必要があります。図にまとめると以下のようになります。

ルート全体の交換レートは最大で60%となります。

<Vポイントからマイルへの交換ルートとレート(JAL)>

Vポイントからマイルへの交換ルートとレート(JAL)

 

PontaポイントからJALマイルへの交換レートは通常50%ですが、毎年3月、7月、11月の3回のタイミングでこれが60%にアップするキャンペーンを実施しています。

PontaポイントからJALマイルに交換するならこのキャンペーンのタイミングを狙うのがオススメです。

 

GポイントからPontaポイントへの交換は「2種類」あるため注意が必要です。

基本的には交換レート100%を実現できる「①Pontaポイント(au)」の利用がオススメです。ただし「au ID」が必要になるため事前に準備しておきましょう。

<GポイントからPontaポイントへの交換>

  • ①Pontaポイント(au)
    • Pontaポイント(au)は「au ID」が必要。手数料3%だが手数料還元サービスで手数料0%で交換レート100%を実現できる
  • ②Ponta
    • Pontaは「au ID」は必要ないが手数料5%かつ手数料還元サービスの対象外で交換レート95%となる

 

ちなみに、以前はJQキューポからPontaポイントに交換できていましたがこのルートは2025年8月31日で閉鎖になりました。詳細はこちらの記事をご参照ください。

 

Vポイントからはソラシドエア、エールフランス、ブリティッシュエアウェイズ(BA)という3つの航空会社のマイルにも直接交換することができます。

エールフランスとブリティッシュエアウェイズ(BA)への交換レートは50%です。外資系航空会社のマイルに直接交換できるというのは貴重な存在です。

ソラシドエアへの交換レートは100%です。マイルの価値は一般的には「1マイル=2円」と言われているため交換レート100%というのは破格の数字です。

図にまとめると以下のようになります。

<Vポイントからマイルへの交換ルートとレート(その他航空会社)>

Vポイントからマイルへの交換ルートとレート(その他航空会社)

 

ちなみに、Vポイントからソラシドエアへの交換レートは以前は200%でした。これは「ソラシドルート」として知られたものでした。

 

しかしながら、ソラシドエアのVポイントへの交換レートは改悪となり、2025年12月1日から半減となる100%にダウンしています。詳細は以下の記事をご参照くだし。

 

楽天ポイント

楽天ポイントからはANAマイルとJALマイルに直接交換することができます。交換レートはどちらも50%となっています。

一方で楽天ポイントからJALマイルへの交換については年1回程度の頻度でレートアップのキャンペーンを実施しています。このタイミングを狙えば交換レートを60%前後に高めることができます。

(注:交換レートは年によって異なります。過去は62.5%、65%などバリエーションがありました)

図にまとめると以下のようになります。

<楽天ポイントからマイルへの交換ルートとレート>

楽天ポイントからマイルへの交換ルートとレート

 

楽天ポイントからマイルへの交換には注意点があります。それは「通常ポイント」のみマイルに交換できるというところです。

SPU、買い回りなどキャンペーンで付与されるポイントは「期間限定ポイント」でマイルには交換できないため注意が必要です。

<楽天ポイントの種類一覧>

  通常ポイント 期間限定ポイント 提携企業からの交換ポイント
概要 楽天市場や楽天カードなど「100円=1ポイント」で貯まるベースのポイント SPU、買い回りなどキャンペーンで付与されるポイント ポイントサイトなどから交換して得たポイント
有効期限 1年
(増減で延長) 30日/90日など(延長不可) 1年など(延長不可)
マイル交換 可能 不可 不可

 

通常ポイントは「スーパーDEAL」や「店舗独自のポイントアップ」「楽天リーベイツ」を活用することで効率的に貯めることができます。

<通常ポイントを効率良く貯める3つの方法>

  1. スーパーDEAL最大50%還元
  2. 店舗独自のポイントアップ
    • ショップポイントアップ:最大10倍(=10%)
    • アイテムポイントアップ:最大20倍(=20%)
  3. 楽天リーベイツ最大20%還元

 

楽天でマイルを貯める方法」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ合わせてご参照ください。

 

Pontaポイント

Pontaポイントからは直接JALマイル交換することができます。

交換レートは50%です。また、前述のように、年3回のキャンペーンを狙えば交換レートを60%にアップすることができます。

図にまとめると以下のようになります。

<Pontaポイントからマイルへの交換ルートとレート>

Pontaポイントからマイルへの交換ルートとレート

 

一方で、PontaポイントからはANAマイルには交換することはできません。ANA派の方は注意しましょう。

 

dポイント

dポイントからは直接JALマイル交換することができます。

交換レートは50%です。

また、年1回ほどの頻度でdポイントからJALマイルへの交換レートアップのキャンペーンを実施しており、このタイミングを狙えば交換レートが55%にアップします。

 

図にまとめると以下のようになります。

<dポイントからマイルへの交換ルートとレート>

dポイントからマイルへの交換ルートとレート

 

一方で、Pontaポイント同様、dポイントからもANAマイルには交換することはできません。ANA派の方はこちらも注意しましょう。

ちなみに、dポイントでは増量キャンペーンを定期的に実施しています。他社ポイントからの交換で10%から15%ほどdポイントが上乗せになるというものです。

増量分は期間限定dポイントとなりJALマイルには交換できませんが、実質的な交換レートを高める効果があります。詳細はこちらの記事をご参照ください。

 

クレカポイント

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永久不滅ポイント

永久不滅ポイントからはANAマイルとJALマイルに直接交換できます。基本となる交換レートはどちらも50%です。

ただし、「みずほマイレージクラブカード/ANA」を保有することで交換レートを70%に高めることができます。前述した「JQみずほルート」の最後の部分ですね。

また、永久不滅ポイントからJALマイルへの交換についてはレートアップのキャンペーンを年数回の頻度で実施しています。このタイミングを狙えば交換レートを60%に高めることができます。

 

図にまとめると以下のようになります。

<永久不滅ポイントからマイルへの交換ルートとレート>

永久不滅ポイントからマイルへの交換ルートとレート

 

J-POINT(旧OkiDokiポイント)

J-POINTはJCBカードの新しいポイントプログラムです。2026年1月13日に「旧OkiDokiポイント」からリニューアルしてスタートします。

このJ-POINTからはANAマイルとJALマイル、そしてデルタ航空のスカイマイルに直接交換できます。交換レートはどれも60%となってます。

他ポイントの場合、マイルへのベースとなる交換レートは50%ですからJ-POINTは有利な数字と言えますね。

図にまとめると以下のようになります。

<J-POINTからマイルへの交換ルートとレート>

J-POINTからマイルへの交換ルートとレート

 

J-POINTは対象店舗での利用でポイント還元率が最大10%になります。この場合、マイル還元率は6%ということで驚異的な数字になります。

うまく活用したいですね。

J-POINTのポイント還元率とマイル還元率の詳細はこちらの記事にまとめています。ぜひ合わせてご参照ください。

 

エポスポイント

エポスポイントからはANAマイルとJALマイルに直接交換できます。交換レートはどちらも50%となってます。

一方で、プラチナカードおよびゴールドカード限定の特典として、ANAマイルへの交換レートが60%にアップするというものがあります。

エポスポイントからはANAマイルに交換した方が有利と言えますね。図にまとめると以下のようになります。

<エポスポイントからマイルへの交換ルートとレート>

エポスポイントからマイルへの交換ルートとレート

 

ただし、プラチナカードおよびゴールドカード会員限定の「ANAマイルへの交換レート優遇」は2026年3月31日で終了することが発表になりました。

4月1日からは通常と同じ50%になる予定のため注意が必要です。

エポスプラチナカードエポスゴールドカード、および派生となるJQエポスゴールドカードの詳細は以下の記事でそれぞれ解説しています。

 

AMEXポイント

AMEXポイント(メンバーシップ・リワード)からは世界14の航空会社のマイルに直接交換することができます。

交換ルートは有料プログラムである「メンバーシップ・リワード・プラス」に入会しているかどうかで異なります。

「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録済みの場合、ANAマイルへの交換レートは100%、JALマイルへの交換レートは40%、その他航空会社のマイルへの交換レートは80%となります。

<AMEXポイントからマイルへの交換レート一覧>

 

JALマイルの交換レートは40%と低いため基本的には利用しないのがオススメです。

ANAマイルの交換レートは100%ととても高いものの、年40,000マイルまでという移行上限があります。また、年5,500円の手数料も必要となるため注意が必要です。

その他航空会社マイルの交換レートは80%と比較高い数字でありながら移行上限もないのが魅力的です。

図にまとめると以下のようになります。

<AMEXポイントからマイルへの交換ルートとレート>

AMEXポイントからマイルへの交換ルートとレート

 

AMEXポイントから交換可能な航空会社は以下になります。

AMEXポイントから交換可能な航空会社

 

AMEXカードは入会キャンペーンで大量ポイントを獲得できるのが魅力です。獲得したポイントをマイルに交換すれば、一気にマイル残高を増やすことができます。

入会キャンペーンのクリアに役立つ「アメックス決済修行の攻略ガイド」をこちらの記事でまとめています。ぜひ合わせてご参照ください。

 

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ホテルポイント

Marriottポイント

Marriottポイントは世界約35の航空会社マイルに直接交換することができます。他のポイントを凌駕する交換先の多さが魅力です。

基本的な交換レートは「3:1」となっています。30,000ポイントが10,000マイルに交換できるイメージです。この場合の交換レートは33%ですね。

ただし、60,000ポイントをまとめて交換するとUAマイルで10,000マイル、その他航空会社で5,000マイルのボーナスマイルが加算されます(注:一部対象外あり)

そのため、UAマイルの交換レートは最大50%、その他航空会社マイルの交換レートは最大42%という計算になります。

UAマイルのみ優遇されていますね。

<Marriottポイントの交換レート>

  • UAマイル
    • 60,000pt=>30,000マイル(=20,000マイル+10,000ボーナスマイル
    • 交換レート50%
  • その他航空会社マイル
    • 60,000pt=>25,000マイル(=20,000マイル+5,000ボーナスマイル
    • 交換レート42%

 

図にまとめると以下のようになります。

<Marriottポイントからマイルへの交換ルートとレート>

Marriottポイントからマイルへの交換ルートとレート

 

Marriottポイントから交換可能な航空会社は以下になります(2025年12月時点)。

ニュージーランド航空は交換レートは「200:1」と著しく悪いため注意が必要です。

また、アメリカン航空アビアンカ航空デルタスカイマイルは60,000ポイント交換時のボーナスマイル対象外となっています。こちらも注意が必要です。

<Marriottポイントから交換可能な航空会社一覧>

マイレージプログラム ポイントとマイルの比率
エーゲ航空 Miles+Bonus 3:1
エアリンガスAerClub 3:1
Aeromexico Rewards 3:1
エア・カナダ アエロプラン 3:1
エアチャイナPhoenixMiles 3:1
エールフランス/KLM フライング・ブルー 3:1
ニュージーランド航空 Airpoints 200:1
Atmos™ Rewards 3:1
アメリカン航空 AAdvantage®※ 3:1
ANAマイレージクラブ 3:1
アビアンカ航空 LifeMiles※ 3:1
ブリティッシュ・エアウェイズ・クラブ 3:1
キャセイパシフィック キャセイ 3:1
中国南方航空スカイパールクラブ 3:1
コパ航空 ConnectMiles 3:1
デルタスカイマイル®※ 3:1
エミレーツ・スカイワーズ 3:1
Etihad Guest 3:1
FRONTIER Miles 3:1
海南航空 Fortune Wings Club 3:1
Iberia Plus 3:1
InterMiles 3:1
日本航空 JALマイレージバンク 3:1
LATAM航空 LATAMPASS 3:1
LATAM Pass Brazil 3:1
カンタス・フリークエントフライヤー 3:1
カタール航空プリビレッジクラブ 3:1
サウディア Alfursan 3:1
シンガポール航空クリスフライヤー 3:1
サウスウェスト航空 Rapid Rewards® 3:1
TAPポルトガル航空 Miles&Go 3:1
タイ国際航空ロイヤルオーキッドプラス 3:1
ターキッシュ エアラインズ Miles&Smiles 3:1
ユナイテッド航空マイレージプラス 3:1
ヴァージンアトランティック航空 Flying Club 3:1
ヴァージンオーストラリア Velocity Frequent Flyer 3:1
Vueling Club 3:1

※5,000ボーナスマイルの対象外

 

ちなみに、マリオットポイントからUAマイルへの交換は年1回程度の頻度でレートアップのキャンペーンを実施しています。これを活用すると交換レートは60%近い数字になります。

 

また、マリオットポイントの貯め方および、マリオットポイントの価値と使い方については以下の記事でそれぞれ解説しています。ぜひ合わせてご参照ください。

 

Hiltonポイント

Hiltonポイントは世界約25の航空会社マイルに直接交換することができます。Marriottポイントに次いで豊富な交換先を誇っています。

ただし、交換レートはよくありません。ほとんどのANAとJALを含むほとんどの航空会社マイルへの交換レートは10%となっています。

図にまとめると以下になります。

<Hiltonポイントからマイルへの交換ルートとレート>

Hiltonポイントからマイルへの交換ルートとレート

 

Hiltonポイントから交換可能な航空会社は以下になります。

<Hiltonポイントから交換可能な航空会社>

  • ANA、JAL、エアロメヒコ航空、アエロプラン、エアアジア、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、中国東方航空、デルタ航空、エチオピア航空、エティハド航空、エバー航空、フライング・ブルー(エールフランス航空/KLMオランダ航空)、海南航空、ジェットエアウェイズ、マレーシア航空、カンタス航空、カタール航空、サウジアラビア航空、シンガポール航空、エミレーツ航空、トルコ航空、ユナイテッド航空、ヴァージン アトランティック、ヴァージンオーストラリア航空

 

もともと、Hiltonポイントはポイントの価値は「1ポイント=0.5円」程度と言われており元々高くありません。それでも交換レート10%というのはよくない数字です。

Hiltonポイントはマイルに交換することなく、ホテル宿泊に利用するのがオススメです。

Hiltonポイントを貯めるには「ヒルトンアメックス」保有が効率的です。ヒルトンアメックスのメリットとデメリットはこちらの記事をご参照ください。

 

また、ヒルトンアメックスには上位グレードである「ヒルトンアメックスプレミアム」もあります。プレミアムカードではさらにポイント還元率がアップし、決済条件クリアでダイヤモンドステータスも獲得できます。

 

ヒルトンポイントからマイルへの交換についてはこちらの記事でも解説しています。

 

まとめ

今回は、主要ポイント別にマイルへの交換ルートとレートをまとめてご紹介しました。

ANAマイルとJALマイルに注目して主要ポイントごとに交換レートを表にすると以下のようになります。

  ANAマイル JALマイル
Vポイント 50-70% 50-60%
楽天ポイント 50% 50-60%前後
Pontaポイント 50-60%
dポイント 50-55%
永久不滅ポイント 50-70% 50-60%
J-POINT 60% 60%
エポスポイント 50-60% 50%
AMEXポイント 100% 40%
Marriottポイント 最大42% 最大42%
Hiltonポイント 10% 10%

 

直接交換はもちろんですが、迂回ルートやキャンペーンを活用することでより高いレートでマイルに交換できるチャンスがあることをご理解いただけたのではないかと思います。

ポイントを有効活用したい方はぜひご活用いただければと思います。

MEMO

陸マイラーの基本となる「ANAマイルへの貯め方」はこちら。

 

JALマイルの貯め方」はこちらの記事で解説しています。ぜひ合わせてご参照ください。

 

それでは、また!